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平成28年7月

東海地方は海の日に梅雨が明けました。
蝉の声も高らかに聞こえこれから夏本場です。
皆様におかれましては体調管理のため、しっかりと睡眠をとることと
日中は水分の補給と栄養バランスの良いものを食べ夏バテには
十分に気を付けてください。

今年の北海道産農産物の出来が良くないとの予測第一報が入ってきています。
玉ねぎ、ジャガイモが引き続き高値安定になるのかな?と心配になっています。
先日台風1号が発生をしましたが、ここまで台風の発生が1回のみ。
九州地域にはゲリラ的な豪雨がある反面関東地域の渇水は満たされることなく。
また、梅雨の合間に気温が38度という地域があちらこちらにと観測され、
地球が悲鳴を上げ、日本の環境変化は相当に進んでいるのだろと考えざるを得ません。
その昔に簡単にもどることはできないとは思いますが、
便利な生活の代償は相当なものになるのでしょうね。

食べるものが玉ねぎ、ジャガイモからタロイモなど
亜熱帯の作物になったりすることもあり得るのだろうと・・・・。

 池井戸潤著「陸王」という新刊を読みました。
私自身、東洋製鋼渡邊社長から下町ロケットを紹介されてから
池井戸潤氏の著書に感動し彼の著書を全て読みました。
そんな流れで池井戸潤氏の新刊が出るたびにアマゾンでの予約メールにて
ついつい買って、読んでしまうのです。

陸王もそうですが池井戸潤氏の著書は中小企業の物語がほとんどです。
自らの事業の強みをコツコツと磨き、大手企業からのバイイングパワーにも
屈することなくあらゆる難問を解決してゆく所に私は大変に感動をし、勇気づけられるのです。

 今回の陸王は創業100年の足袋製造業「こはぜ屋」を舞台にした物語です。
足袋は無くなりはしないものの靴下にとって代わられ、
祭りや踊りなどの日本文化を披露する時にしか使用しなくなりました。
足袋を作っていては将来的にはじり貧であるこはぜ屋が一念発起し新規事業の開発に取り組みます。
新しいコンセプトでランニングシューズを作るという物語です。
商売敵はアシックスならぬ「アトランティス」という会社です。
売上や社員数という規模は、蟻と像が戦うがごとしという設定です。
アトランティスからの嫌がらせや妨害にも屈することなく
誠心誠意良いものを作って行こうとする中で
資金面の問題、技術面の問題が出てる来るのですが、
一所懸命にがんばっているからこそ協力者が現れてくる。
その協力者と共に今いる社員のみんなが大きく成長し大きな成果を上げてゆきます。
その優位性はシューズを履いた一流ランナーの勝負に託されていき、
そのシューズが多くの一流ランナーたちに信任されてゆきます。
(あらすじ公開をしてごめんなさい)

 我々の現状にも売上の大きさや社員数では図ることができない物がある気がします。
真剣に取り組んだら仕事に対して大きな熱意が発せられると思います。
その熱意が商品や仕組みに対してのプライドになってくると思うのです。
確かに陸王というのは物語であり事実ではありません。
しかし、私は思うのです。
目の前の仕事に取り組む熱意は実際には、自分の意志で決まるのではないかと。
それはやっている仕事の意味と価値を知ることであります。

我々のやっている仕事は朝早く連休が取りづらい仕事です。
どうしてそうなるかというと、当社がかかわる消費者の方々に対して
鮮度ある野菜を届けるために、そして、美味しい野菜を摂って健康になってもらうこと、
また、その野菜を作った生産者の方々も豊かな生活ができることが我々の仕事の意味と価値です。
この使命を受注から営業そして仕分けして配送し、請求業務をする。
この一連の流れが当社のチームとしての流れであり、皆さんの力が必要なのです。

心を一つにして、ミスクレームをなくしお客さんに喜んでもらい、
我々の物心両面の幸福が実現してゆきましょう。