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平成28年10月

今年10月は8月9月の台風と長雨による日照不足により
レタスをはじめキャベツなども異常な価格になっております。
高騰するとは思っていましたがここまでとは、
予測が不可能でした。

しかし、こうした異常事態が
これから常態化する可能性があるということですね。

 この度、父の葬儀に際しましては、
皆様にお気遣いしていただきました。
心より感謝申し上げます。
また、深夜からの仕事で土日支えてくれて本当にありがとうございます。

父は、この2年間で4度危篤状態になりました。
今年8月4日が4度目の危篤でした。
医者から「モルヒネを打ちますか?」と聞かれ、
私自身どうしても父がこのまま他界するとは思えず、
大変に苦しがっておりましたがモルヒネの使用を拒否しました。

少し病状が落ち着いた時に女房と妹は鼻からの栄養補給も止めようと。
飲み込むことができない父が経鼻チューブを外したとたんに、
少しずつ食べ物を飲み込む事ができるようになりました。

とても不思議なのですが、自然に生きるということを教えられた気がします。
薬や治療行為は大切なことではあると思うのですが、
自らの命が持つ力を最大に生かすことが生きることなのだということを
教えてもらった気がします。

本当に感謝です。
 
話は変わりサンフランシスコ研修にて気が付いたことを記しておきます。
アメリカという国の受け入れる寛容さというのはとても深いものがあると感じました。
幅広い人種と宗教が入り混じっているようです。
また、ものの考え方も日本では考えられないぐらい多様だと思われます。
その人一つがLGBTを受け入れる土壌があるということでしょう。
サンフランシスコ市内にゲイの街があります。
6色の旗を掲げゲイであることをわざわざ知らしめているのです。
街を行きかう人波に男同士で手をつなぎ歩いている、
また、ゲイの飲食店がありそこに女性も働いている。
なんとも、私の感性では理解しがたいものもありますが、
それもこれも受け入れる力なのだろうと思います。

もう一つ、ゴールデンゲートブリッジです。
1933年に工事が始まり1937年に完成しております。
コンピューターもない時代に高さ1800メートルの柱を作り、
海面から220メートルそして全長2800m余りの橋を作っているのです。

この時代の少し後に日本は真珠湾攻撃をする?するしかなかった?・・・
とは言えこんな国力のアメリカと戦争をして勝てるとは
本気で大日本帝国のお偉いさまも思ってはいなかったと思います。

アメリカを知っている役人なども居たに違いありません。
開戦に当たり多分アメリカを知っている人々は大反対をしたことと思います。
止むに止まれずとは言え竹やりでピストルに向かうようなものですね。

これを会社に例えると環境分析と状況判断をしっかりしなければ会社は潰れてしまうということなのでしょう。

最後に、ANA航空に感動したのでその話を記します。
今回父の逝去により2日早めての急きょ帰国となりました。
研修会のメンバーと夕食を取っている時に連絡があり、夕食会場からホテルへ帰り、
日本のANAセールスデスクに電話をするとしばらくして、
アメリカのセールスデスクの方から電話をいただきました。

事情を話すとアメリカデスクの方が深夜なのにも関わらず
親身になって色々対応をしていただき、朝、空港チケットカウンターへ行ってくれと、
「何とかするからと・・・。」
多少の不安はありましたがチケットカウンターに行ってみると
「鈴木様ですね、確認しております」と・・・。
スムーズにチケットを頂きました。

しばらくするとアメリカデスクの方から再度お電話にて確認。
「問題はありませんか?」と気遣いまで。

日本に帰ってからカスタマーセンターへお礼のメールを入れるとカスタマーセンターは
即答で亡き父への弔意と私への労いの気持ちを表したメールを頂きました。

大会社の職員が一人のお客さんの方に対して連携して仕事をしていることに本当に感動しました。