CLOSE

平成29年7月

大分福岡豪雨により被災をされた方々に心よりお見舞いを申し上げます。九州はもとより各地でゲリラ豪雨が発生しています。線状降水帯という聞きなれない言葉を最近よく聞くようになりました。数年前にはこんなに激しい雨が降ることってあっただろうか?局地的に短時間にひと月分の雨が降る。アンダーパスが降り始めから数分で雨水がたまり、マンホールが噴水のようになり、その地域が一時的に水没する。やはり、地球規模で何かが変化していることは間違いの無いことです。61日から長谷さんが入社しました。2週間の間、けがで休んでいましたが復帰後は元気に仕事をしてくれて、ほっとしています。長谷さんの能力を十分に皆が引き出して欲しいと思います。

 平成2611月に静岡営業所を出店してから2年半。加来所長の頑張りと共に皆が一丸となって支えてくれたお陰で平成29年度は静岡営業所の黒字化が見えてきました。本当に嬉しいです。名古屋本社で市場事業部と外食事業部名古屋のみで仕事をしていたら多分ですが、売上30億円の壁は越えられなかったと思われます。拡大することが安易にいいことだとは思っておりません。しかし、現状維持を計画することは縮小を意味するのではと私は考えております。何故なら、お客さんは当社の都合で付き合って頂いている訳ではなく、お客さん自身も浮き沈みをします。既存顧客は無くなるものであるという事が原理原則であると思っているのです。だからこそ、新規顧客の開拓は常に必要であり、新規顧客はいずれ既存顧客に変化をしてゆくのです。新たな挑戦をし続けても現状維持が一杯であるという年もあるのでしょう。また、既存顧客にたいしては、いつものように当社が対応してればいいと考えるとそこに落とし穴があると思います。いつものように・・・というのは、既存客にとっては便利に使ってもらえるという点でとてもいいとは思うのですが、全く変化しない我々に既存客は魅力を感じてくれるとは思われません。ダーウィンは、「強い者が生き残るのではなく変化できる者が生き残るのである。」と言っています。強い者とは過去には恐竜がいました。恐竜はその時の環境に変化ができませんでした。だからこそ、死滅してしまいました。生き残った動物は環境の変化に各々対応したのものだけが生き残っているのです。我々が既存客への対応をレベルアップしてゆくことが、変化をしてゆくという事です。より精度をあげた情報提供、安心安全な物流、相手の事を考えた対応などがあげられると思われます。どれも身の丈以上の事はできないし無理は長続きしないと思われます。でも、お客さんに対して今できないことを今後できるようにしてゆくことこの積み重ねが必要だという事です。

今後当社にとって環境の変化は、市場改革などが行われることが考えられます。現在少なくとも内閣府は市場の機能を理解していないと私は感じています。市場が担う役割は、公正に商品を評価して価格を決定してゆくというところがとても大きいのです。しかし、内閣府からそして農林水産省は農産物をあたかも工場製品として扱うが如く考えているようです。市場も変化をすることは必要だと思います。しかし、我々が戦後築いてきた機能、ノウハウを全く否定される可能性がでできました。しかし、このことは当社にとってはチャンスにもなり得ます。お客さんとの日頃のやり取りの中に我々が成長している糧が沢山落ちています。

我々一人一人がレベルアップしてゆくことが、絶対に必要だと思います。