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2021年2月

立春を迎えていますが、今年は冷たく寒い朝を迎えています。秋冬野菜露地野菜は相変わらず安値で推移、トマトも安値安定が続いています。食卓には優しい価格ですが生産者にとっては今年も厳しい相場となっています。緊急事態宣言が延長され3月7日までとされました。途中で解除というのもあり得るということですが飲食店にとっては死活問題であり当社にとっても減収減益を避けられない環境になりました。

飲食店は感染源の一つではあると思うのですが、今の施策は飲食店のみを対象とし、政府の後手に回った対策を飲食店に押し付けている様に感じているのは私だけではないと思います。こうして記しているうちにも飲食店の店主が営業を諦めてしまうと思うと残念でなりません。当社は飲食店の売上が多く1月から3月は次年度の計画を作りまとめてゆくのが例年ですが、次年度の計画をまとめていて焦燥感と無意味さを今年位感じる年はありません。例年ですと、具体的にこんなお客さんにこうしたアプローチで売上を伸ばすという計画を作り、実行をしてゆくのですが、このコロナ禍ではその計画を描いても絵に描いた餅になりかねないので何ともまとめていて気持ちが悪いです。飲食店の方に今こそ寄り添ったことをしてゆく必要があります。

IOC森会長の発言がトップとして相応しくないという話題が最近マスコミを騒がしています。森会長世代には男尊女卑という考え方が根底に根付いているということなのでしょう。この数年でジェンダーという言葉をよく聞くようになりました。履歴書に男女という欄をなくすとか、同性婚を認めるとか・・・。今回のオリンピックの考え方にジェンダーを越えてという言葉をよく聞きます。私の子供の頃の教えは、男は男らしくしなさいという教えでした。今は違うのかな?「人間は人間らしく生きなさい。」子供に対してそんな風に言うのかなと考えてしまいます。男と女は機能が違うのであるから全く同じという訳にはいかないと思うけれど大人が人間らしくとはどんな生き方なのかを子供にちゃんと示すことは大切なことだと思います。人間らしく生きるということは、概ねではみんな仲良くお互いの事を尊重し、助け合って生きるということになるのかな?これって言葉にするととても簡単だし当たり前じゃんというのですが、中々できないですよね。宗教、人種、国、住む環境、色々な条件によって

考え方が違う人間が仲良くすること自体が難しく、戦争や争いがなくならないのが事証拠なのでしょう。夫婦でさえ考え方が違い色々な事で衝突をします。

お互いが尊重し合って生きる為には、互いの考え方を認め合うことが生きていくことがまず大切だと思います。相手の事を責めることはとても簡単ですが、責めるのではなくどうしてこんな風に考えるのかなと認めることが必要だと思います。ここで難しいのが、こちらがこんなに相手の事を考えているのに相手が分かってくれないというようなことが起きます。そんな時に相手が分かるまで待ってあげるということをすることも必要なようです。更に自分が考えていることがどうしても絶対に正しいと考えがちです。自分の考え方は偏見であるということを自覚をして相手の言うことを聞く、そうしたことが出来るようになると皆が仲良く争いごとが無く過ごせるのだと思います。因みに上記は私が出来ている訳ではありません。いつも思風先生から教えて頂いていることです。毎日が勉強の積み重ねです。感謝!