社長のつぶやき 265 2025年10月4日
9月の後半からやっとエアコンを使用せずに寝られるようになりました。しかし、今の気温も例年に比べると高いということです。因みに例年というのは直近10年の平均ということですので30年前と比べるとびっくりするくらい気温が違うと感じています。お盆前後の酷暑は大きく野菜に影響を及ぼしていますが、その中でも生産者の皆さんが四苦八苦しながらも9月は昨年以上に商品を出してくれたおかげで、野菜は高いですが昨年ほどの高値ではありません。
愛知産のキャベツも昨年よりは出来がいいということなので暴騰するような相場ではないことを心からいるばかりです。
私の生きた時間の中で気温の変化もとても大きいと感じますが、世の中の生活様式と共に人の考え方がとても変わったと感じています。
グラハム・ベルが電話を発明し、1970年代に一家に一台の電話となりました。1990年代に携帯電話が普及し始めて今ではスマフォをひとりが一台を持つ時代になりました。人と人とのつながり方が電話の変化と共に変わったと思います
今では友達がいなくてもSNSを通じて人のつながりを感じると言われており、オンラインゲームは24時間いつでも誰かと楽しむことができると言います。自分の悩みを赤の他人に聞いてもらうともいいます。我々の時代は24時間営業のファミレス等で友達と時間を共にすることが主でした。
この様に今はスマフォを中心に生活が成り立っていると言っても過言ではありません。そして、最近ではAIという大変に便利な友達?が隣にいます。
将来は人間関係の中にAIが仲介するようなアプリが開発され各自が判断をして人付き合いをするのではなくAIに見極めてもらった人と関係構築するのかな?
世代のギャップはいつの時代でもついてまわりではありますが、ゼット世代と言われる生まれた時からタブレット等がある世代と昭和の生まれの我々とは江戸と明治以上の変化が大きいような気がします。そのギャップを促進したのはコロナウィルスの影響も大きいと思います。コロナにより冠婚葬祭まで変化しました。
友人関係だけでなく先輩と後輩、上司と部下、親と子、夫婦のあり方まで変わりつつあります。昔が良かったというつもりはありません。世の中が求めているものが変わってきているということなのです。色々なモノやコトが多様化しているのです。「こうしなければならない」という考え方から「こうした考え方もあるのか」という風に変わったということなのだと私は理解をしています。
命令と管理の上下関係は今では受け入れられません。お互いに対話をして妥協点を見つけるというよりもよりレベルアップをしたモノやコトを作り上げていくことが必要な世の中になってきているのです。
世の中の流れがとても早くなっているこの時代だからこそ、原点である自分自身の考え方をしっかり持つことが大切だと改めて感じています。