今年より昨年の冬は寒さが厳しかったのですね、桜の開花が1週間近く違ってきております。今年はなんとなく暖かな春を感じています。青果物の価格は昨年より少し高めなのかなと漠然と感じています。コロナウィルスとも共存をしていくという社会となりお花見などのイベントも目白押しで経済が動き出した影響なのだろうと思います。経済の動きに対して賃金アップにつなげなければならないなと私自身、いち経営者として決意をしております。その為の利益確保が重要ですね。
テスラのイーロン・マスク氏により日本は未来に消滅するという発言があり衝撃的でした。また、先日の新聞で出生した人数が80万人を割り込んだという記事がありました。予測から10年近くも早い速度で出生数が減っているとのこと。私は大きなショックを受けました。世界的な問題は人口増加が問題になっておりますが先進国においては少子高齢化という問題があり日本においてもここ20年ずっと叫ばれておりますがどの政権も先送りにしており根本的な対策には手を付けられておりません。今年出生した80万人の赤ちゃんは20年後には労働力の担い手になります。実はそんなに遠い未来の問題ではないのです。現在の選挙制度ではこうした長期的なビジョンに対しての問題解決はできないのでしょうね。選挙民も高齢化しており高齢化社会に対して厚遇しなければ政治家は失職をしてしまうというのが現在の選挙制度です。当たり前のことですが選挙に負けるような政策を打ち出すような政治家はいません。こうした問題の先送りは必然です。
世界で起きている人口増加問題は食糧危機につながると言っています。水が足らなくなり畜産も農業も行いづらい環境になっているという予測がされています。私は過去に農水省の上席役人から日本の自給率低下の問題に対して対策を尋ねたときに帰ってきた答えが「アジアのシェアーを確保しておけば大丈夫である」と聞いたときにゾットしました。食料取り合いになるのに農水省は自給率をあげる努力すらしない。農地が足らなくなるというのに耕作放棄地を黙認し挙句の果てに外国に土地を買われているという現状があります。少子高齢化と共に食料自給率をあげるという問題にも現政権並びに政治家の方には真摯に向き合っていただきたいです。この出生数減少は中小企業において採用ができないという問題を深刻化させます。23年の20歳の人口は約12万人でありピーク時の3分の1になっています。現状でも中小企業は採用に苦慮しています。それがまた4分の3になるというのです。今日明日の問題ではありませんがこうした未来の課題に対して特に若い人が問題意識を持つことがとても大切だと思います。勿論、一人が意を唱えても何も変わりません。若い世代に20年、30年後の日本の未来を見ようと努力して欲しい。社会の仕組みを変えようと政治にも関心を持つ人が増えて欲しい。選挙に行かない若い人が多いと聞きます。短絡的に18才から選挙権を与えているのもどうかと思いますがその権利を果たさないのもどうかと思います。一人が何かを変えようとしてもかわりませんが少なくとも選挙に行って欲しい。投票に迷えば政治家をみるようになり、政治に関心も出てくるのかと思います。
自分の居場所を磨くのは自分でしかないという自覚を持ってほしいですね。