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2025年4月

社長のつぶやき 259                 2025年4月4日
 
 今年の桜の開花は当初3月21日といわれていましたが低温続きで26日になりましました。本日、名古屋の桜は満開です。満開の桜の下で入学式を迎えられるのは、後々に写真を確認した時にとても映えると思います。確か昨年も開花が3月末ごろであり、4,5年前は3月の中旬に開花、入学式には桜がないという状況だったと記憶しています。ここ数年の傾向として酷暑となる夏と共に冬の寒さも厳しいという傾向があるように感じています。青果物の価格高騰が日常的になっているので、野菜にも優しい地球に我々の手で戻さないといけませんね。 
 3月最終週より徐々に野菜の相場が全般的に下がってきました。雨も降るようになり、春に収穫される野菜たちがすくすくと育ってくれることを祈ります。
 毎年会社の経営計画書の「はじめに」というページは3月中に記すのが常だったのですが、今年はトランプ大統領の関税政策で外部環境が読めずにいました。
ここにきて日本の車にも27%以上という関税がかかることが発表されました。
愛知県は自動車産業を中心として工業製品の売上高が突出して高い地域であり経済の落込みは逃れられない状況になってきたと予測をします。
 テレビや新聞から最近、社会性という言葉を聞かなくなったと思風先生は言います。個性を焦点にした記事、そして、多様性というキーワードはよく聞きますが、社会性というお互いが助け合うような気運は確かに少ないような気がします。そもそも社会とはお互いが役に立ち合うという関係性で成り立っています。
その昔、地域の人々が助けあって田植えをしたものです。お互いが役に立ち合うということは田植えのように大それたことではなく、日常的な習慣だったともいえるかもしれません。特に機械などがない時代は、皆で助け合うということが当然だったのでしょう。
 AIがどんどん進出してくるこれからの時代も社会性は重要です。社会性をどのように育んでいけばよいのか?まずは、考え方の違う人が世の中にいるのだということを認めることです。国や宗教や考え方が違うからと言って対立をしてはいけません。対立を起こさないためには、ひとり一人の人間力を高めることが必要です。
思風先生は理屈を越えた愛の力の作ることが人間力を高めることだと言います。
嫌いな相手を認め好きになる努力をすること、相手を判ってあげて許す努力をすること、相手を褒めて、信じて、待ってあげる努力をすること。
自分が相手に対して努力することが愛の力を高めることだと教えてもらいました。
相手の事を思う気持ちを利他心と言います。権利ばかりを主張して義務を果たさない人が周りにいます。その逆で相手の事を考えながら行動をすることが利他の行動になります。利他の心を育てるという日本古来の考え方が愛を育むということになるのでしょう。
 仕事が人間を高めるということは間違いのないことです。仕事に利他の心を考えながら習慣化してゆくことが我々の成長につながってきます。