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2019年3月

桜前線が北上をしてきます。暖冬といわれ続けて確かにキャベツ白菜大根は順調な出荷で依然として相場安が続いています。しかし、桜の状態を見ていると今年の開花は遅いような気がします。開花予想は1週間ほど早くなると言っていましたが、昨年と同様な時期にしか咲かないような気がします。春物の出荷も増えてきて売場も華やいでいます。
2018年度も残りわずかとなりました。皆さんのお陰で今年は利益を出すことができそうです。本当にありがとうございます。求人難のために現場では人数が慢性的に不足をしており迷惑をかけてきた一年でもありました。未来に働く人財をしっかりと確保できるように求人活動をやってまいります。
2019年も名古屋シティマラソンに会社の皆で参加をしてまいりました。これは、会社の宣伝?も兼ねて健康増進のため熊崎さんの提案で昨年よりチーム「ビシバシ成果」として有志で参加しております。当日びっくりしたのですが、物流部の渡邊順一さんも会場で会い参加していることを知りました。私は今年で7年目となりますが初めての雨の中でのスタートとなりました。しかし、気温は上がりすぎることが無くて走りやすい気温でしたので皆、昨年よりもいいタイムで走れていたようです。私自身も結構調子が良くて54分台で走ることができ、満足できる結果となりました。長嶋君そして安永君は若いだけあって5kmを20分前後のタイムで走っています。最年少の北川さんは昨年よりも5分も早くなり56分台、そして最長老の瀧さんは若い時にしっかりと走り込んでいたのでしょう、同じく56分台でのfinishでした。また、熊崎さんは初の1時間切りとなりまた来年の参加を誓ってくれました。残念だったのは、鷲見君と渡邊さんで、5k過ぎ辺りで足を痛めたようでタイムが出ていませんでしたが、それでも56分台で足り切ってしまうのは流石です。ハーフを走った岩井さんは2時間2分と好タイムで走り切っております。走る前

DSC_0562私自身このマラソンを走るという事で定期的にトレーニングをするようになり、体重も70kgまでの減量に成功しました。熊崎さんが提案した健康増進にはいい結果が出ています。日曜日の出勤もあり全員の参加というのは難しいのですが、多くの方が来年のシティマラソンに参加して欲しいと思います。参加者には当社のPR用のTシャツを進呈します。また、健康増進もしくは、社内の懇親を高めるような企画を集って行っていきたいと思います。皆さんからの提案をお待ちしております。
4月1日より2019年度が始まります。来年度は上がり下がりの激しい経済になるのではと私は勝手に想像をしています。皆の力を集結してしっかりと対応していく必要です。新しい年度もどうかよろしくお願いします。

2019年2月

 今年は雪が全く積もらない名古屋の冬です。2月もはつかを過ぎ日中はぽかぽか陽気になってきました。寒暖差が大きいので体調管理には皆さん気をつけてください。三寒四温という言葉は3月に使うものだと思っていましたがもうそんな陽気になっています。今年は春の訪れが少し早い気がします。大根キャベツ白菜の相場は依然と安値傾向で昨年10月の台風の影響は今の所は出ていません。この状況は食卓には優しい相場ですが、生産者には大変に厳しい状況であり若い世代における農業からの離反がとても心配です。
 経済連・農協などの生産地と関わるのは卸会社であり、全国の生産地から商品を集荷することが役割です。我々仲卸がその商品の値段を決めながら仕入をしてそして専門店やスーパーに卸すというのが中央卸売市場の基本的な役割です。我々仲卸としてはどうしてもお客さんに値打ちに届けることに目を向けがちですがこれからはお客さんと共に農業のあり方を考え、生産者とも経済的に共存できるようなことを考えていかないといけないようです。需要と供給のバランスという市場原理がありますので恣意的に操作することが大変に難しいと思われます。しかし、加工用の野菜などはまだまだ安定した単価を生産者に届けられる余地が沢山あると思います。我々の出番は沢山あると思われます。
 我々の仕事の開始時間は朝早く、土日祝の休みはなく学校を含み大きな枠組みと休日が異なります。また、今年のゴールデンウィークは、巷では10連休ですが市場関係者は長い連休を取ることができていないのが現状です。110日の休みがあるのですが、こうした労働環境は採用活動において大変なハンディーであり現在の採用環境ではとても苦労をしています。2008年のリーマンショックでは派遣切りなどで大変な問題になったことは記憶にあると思われますが、しかし、我々が居る野菜業界において経営環境の悪化においてリストラをした会社はほぼありません。(過剰な投資などをしたところは別ですが)こうした意味では青果業界は、安定した労働環境だと思います。また、毎日の家庭の食卓や飲食店などのテーブルに野菜は欠かせません。そして、産地に目を向けるときゅうり・トマトなどの果菜類や豆類を中心に収穫時期というのは決まっておりその時期を1日でも過ぎてしまうと育ちすぎ商品価値が大きく落ちてしまいます。我々市場関係者がいるからこそ家庭や飲食店そして加工業者の方は鮮度ある野菜を扱うことができているのです。また、生産者の利益にも大きく貢献していることは間違いないです。我々が行っている仕事は、お届けするお客さんにとって無くてならないものであると思います。我々が行っている経済行為は周りの方たちに幸福を届けているとても素晴らしい仕事です。
だからこそ、この仕事をもっともっとブラッシュアップしてゆく必要があります。運営サポートにおいては受注が販売担当者の活動を効率的にしてゆき、外食のピッキングのスピードをアップさせています。営業職はお客さんへの提案をして売場の活性化やメニューに季節感を持たせることが役割です。間違いなく商品を鮮度よく届けるのが配送の役割です。届けた売上を請求し入金の確認し、資産の管理をしていくのが総務部です。
石橋青果の社員ひとり一人はその役割においてプロとしての意識を持って仕事をしていただきたい。その為に沢山の知識と知恵が必要となり、しっかりとした行動力が無ければなりません。個々の技術を上げてゆくことは個人の成長につながり、それが会社の成長になると私は考えています。石橋青果で皆さんが成長し幸福になって欲しいと考えています。力を合わせ皆で頑張りましょう。

2019年1月

今年は暖冬傾向の昨年末より例年並みの気温となり、鍋物商材が年始より動いていると感じます。予測していたよりも落ち着いた相場でキャベツ・白菜が動いています。昨年10月の台風の時に加工業者の方が輸入野菜の契約をある程度したために落ち着いた相場であるという話も聞いております。これが事実であると、諸外国に生産を頼らねばならないのかと思うと、日本の農業の衰退が速度を増すかもと大変に心配になってきます。
 私自身平成元年に石橋青果に入社して、社会人のキャリアのほとんどを依存しています。年末年始より「平成最後」という言葉が大変に聞かれます。現在産業革命が起きているという事を言われますが、その平成を振り返ると「成程」と感じずにはいれれません。
 パソコンという物が出てきたのが昭和50年代の初めごろだと思います。それまではコンピュターというと現在のスーパーコンピューター並みの大きさであり高価なものであり庶民には全く関係のないものでした。パソコン(PC)はパーソナルコンピューターの略称です。私は6歳上の兄がNECのPCを買ってきたことを鮮明に覚えています。因みにその時は8ビット・・・。利用方法は限られ通信などの機能は全くありませんでした。それが、10年の間にPCと通信がつながり、PCの性能アップと通信回線の向上によりインターネットが普及し世の中が大きく変化してゆきました。CDが登場しレコード盤というのはほぼなくなりました。デジカメが登場しフィルムそして写真という物がほぼなくなりました。レコード針の会社のほとんどがなくなり、世界最大のフィルムメーカーは会社の方向性に苦しんでいるようです。変わったのは、商品だけでなく生活様式と人との関わり方も大きく変化したと言われます。昭和の人間は画一化した人間であり、働いてお金を稼ぐことに大きな価値観を感じている世代です。ゆとりの時代と言われた平成の世代は多様性の世代だといわれ、お金に大きな価値を感じず自分の時間や自分の生き方に大きな価値観を感じています。よって、若い方の消費減は社会の活性化に影響を与えています。現在20歳前後より若い方は、幼少期からタブレットやスマフォに親しみ、多様性から個人の世代だと言われているようです。部活の指導方法に疑問を感じたらそれをSNSに上げて、社会からの賛同を得る。個人の世代では当たり前なのでしょう。暴力は論外ですが先生等の批判をすることをタブーとされて育った私からすると何か違和感のある人間関係ですが、それがこれからの社会の常識になってゆくのだと思います。明治・大正・昭和の三世代を生きてきた方を私は全く考え方の違う頑固者ととらえていましたが、昭和・平成・そして新しい元号を迎えるに当たり、現在二十歳以前と共に新しい元号世代は、我々のことを全く異なった考え方の世代であるととらえるのだと思います。
 先月も記しましたがここ数年の日本の変化は私の想像をはるかに超えるものになるのだろうと考えます。だからこそ、自らの原点を見直す必要があると思い、今年の私の年間テーマは、「原点と未来」としております。原点をしっかりとらえて、自分が何者であるか、自社の売り物とお客さんは誰であるのか、をしっかりと踏まえ未来を考えることが必要な一年だと考えています。AIの進化により、正しいのはどちらと聞けばAIが答えてくれると言います。しかし、我々はAIに使われてはいけない、AIをしっかりと使いこなしてゆくことが必要なのです。これからの新しい技術にも迷うことのなく、原点をしっかりととらえながら未来に臨むことのできる人物になります。
 今年一年、どうぞよろしくお願いします。

2018年12月

今年の冬は、寒くなってきたというのが12月上旬からです。しかし、昨年が寒む過ぎたのもありますが、寒いという感覚が余りありません。この暖冬によりキャベツ・白菜・大根に関しては安値が続いています。昨年高かったのと正反対に今年は生産者の方に申訳無い位に安値が続いています。太平洋側に雪が降ることはなさそうなので年末年始もキャベツ・白菜・大根に関してはこのままの安値推移で行きそうです。どうか皆さん沢山の野菜を食べてください。野菜を食べることは健康にはとてもいいことですから!!
 平成最後の年末年始となります。天皇におかれましては本当にお疲れ様でした。象徴という大変なお立場で、慈愛の深い眼差しで国民をいつも励まされているお姿には頭が下がります。年号はどうなるのかわかりませんが、新しい年が後少しで来ることには変わりありません。今年一年を真摯に反省して来る新しい年を良き年にしたいと思います。
 来年は相当に難しい年になると思われます。10月には消費税増税が決まっており9月まではある程度の駆け込み需要があるようです。そして、2020年オリンピックの年ですが、概ねの土木工事と建設工事は19年に終了してくる見込みです。政府も駆け込み需要で終わらないように対策を立てているようですが、庶民には幸福感のない今までの好景気の中で持続的に景気拡大が続くのは私は難しいと思います。加えて、先日読んだ本に「日本の国難」(中原圭介氏著)にはアメリカがリーマンショックの引き金になったサブプライムローンと同様程度の民間債務がたまっており、利上げがなされれば2008年の様な景気後退が予測されるとのこと。来年の今頃には、派遣切りなどのNEWSが飛び交っているのかもしれません。そこまで酷くならないとしても、オリンピック後の景気減退はやはり懸念されます。我々食品業は景気に陰りがあるくらいの時が良い人材の募集時期なのかなと思っておりますので、よくないこととは思いながら少し景気が下がり傾向になってくれないかなと私自身願っております。(笑い)4月からの安倍政権の海外からの労働力の確保に期待をしており、今の労働力不足は少し解消されるのではと期待しております。今、大変だなと思いながらも人員が確保できる状態はそんなに遠くないと私自身は考えております。コンテナ洗浄事業ならびに運送事業がキックオフできるように粛々と準備をしてゆきます。
 皆さんにおかれましても、今年をしっかりと内省して、来る新年に向けて決意をして頂けたらと思います。大晦日と新年はいつもの24時間であり何も変わりのない時間の経過ではあります。でも、人間は反省ができ、反省の上に改善を加え更なる成長をすることができる唯一の生き物です。良き人生を送りたいと誰しも考えているはずです。そう願うのであればその願いを現実のものにするために、自分がどうなりたいのか、将来どんな生活をしたいのかを考え、具体的にすることが必要だと思います。人間には“我欲”がありそれを抑える必要はありません。但し、我欲のままに生きるのは野獣ですので関わる人との共生をすることはちゃんと考えてください。その区切りになる時間の点が正月と考えるといいのではと思います。その時間の点を起点とするかしないかは、その人が送る人生が毎年進化するかしないかにつながるような気がします。是非皆さんにもただ単に時間的なつながりにならず、自らが成長するために起点となるような元旦をおくっていただけることを願うばかりです。
 今年の残りの時間が皆様にとって有意義であり、また、新年号ができる新しい年に皆様が平和で元気になれる年になることを心よりお祈りします。

2018年11月

立冬を過ぎましたが暖かな日が多く、やっと秋が深まったという感覚です。街路樹として植えられている銀杏の木が赤く変化をしてきたところで、まだ黄色に染まっていません。台風21号と24号の影響で農作物の高騰が懸念されましたが10月の好天にも助けられ今の所、順調に入荷をしております。ここにきて野菜の価格が下落をしています。但し、2月3月は愛知のキャベツは品薄になるという予想です。11月は、三番町工場でのコンテナ洗浄事業のキックオフと名古屋から静岡の往復便が始まり、4トン車の新古車も17日に納車もされ、静岡営業所への納品と産地からの引き取りも拡大してゆきます。新規事業への試金石としてこれから色々と細かな点を検証していきたいと思います。
過去を振り返ることは自分らしくないと思いますが、平成8年6月に先代より社長の椅子に座らせていただいた当時では考えられない程の投資ができるようになりまた。投資をするためには、会社に利益の蓄積をすることが必要であり、それは、毎年利益を上げて納税して積み重ねることが必要です。「共想競進」という風土を社員全員で語り在り方を明確にした言葉ができ、「鮮度ある野菜をタイムリーにお届けします」というお客様に対しての営業指針により、お客さんに幸福を届けてきた結果が、投資ができる自己資本の積み重ねという結果になりました。社員とその家族の皆さんそして関わる方々に感謝します。
「共想競進」という言葉は、ある年のいろは研修でどんな会社であり続行けることが石橋青果らしいのか、という事を全員で話し合いをしました。相手の意見を否定することは禁止であり、お互いの意見を受け入れ成長させるというKJ法により皆の意見を集約していきました。お酒も進み、時間も日付が変ろうした頃に、一つは「お互いが相手のことを思いやって仕事をすること」もう一つは「お互いがライバルであり、絶対に負けたくない仲間」という二つの言葉に集約されてきました。相手を慮ることと相手がライバルというのは相反する言葉です。その言葉を造語として「共想競進」という言葉にまとめました。
「信頼される食品流通を創造し、鮮度ある野菜をタイムリーに価値ある価格でお届けします。」これは、わが社の理念である「幸福を届けます」という考え方を具体的な営業指針として表した言葉です。これも数年前のいろは研修での次年度の事業策定をしている時にできた言葉です。「鮮度ある野菜を」をいう事をわざわざ入れなければならなかったのは、当時の商品の仕入れの仕方が余りにも自分勝手であり顧客無視の方法であったため熊崎さんより厳しい指摘をされました。「社長は言ってことと、やっていることが違う」とそして、ずさんな仕入方を許すのではなく、お客さんが必要なものを必要なだけ仕入をして在庫を残さないことが重要なんだと・・・。当時は効率化をすることを第一に仕事を進めるとどうしても在庫を抱えて仕事をする方が良いと考えていました。その結果、我々のお客様はスーパーのバイヤーではなく、そのスーパーで買っていただく消費者が我々のお客様であるという事がハッキリとした瞬間でした。「タイムリーに」というのは必要な時に必要な量をお届けするという考え方。この考え方がリードタイムの短縮の挑戦の下になっています。そして「価値ある価格」とは、お客さんの利益・生産者の利益・自分たちの適正な利益、この三方ヨシというバランスのとれた、皆が納得できる価格を「価値ある価格」と定義しています。考え方を同じ方向にして一丸となって仕事をすることがこんなに素晴らしいことなのだと実感しています。当時いろは研修にて参加し指導をして頂いた大澤取締役には心より感謝をします。更なる挑戦をするために考え方を共有してゆきます。

2018年10月 181

朝夕は少し寒さを感じるようになりましたが、秋が深まると言った気候ではないですね。9月の台風24号では、豊橋市から磐田市にかけて限定的に停電などが3,4日続いたようで。大変な被害があった様子です。渥美半島近辺の農作物が2割ほど飛んでしまったということも聞いております。来年の2月3月にその影響が出てくるとのこと、昨年11月から今年2月までのキャベツの高値状態にならなければいいなと祈るばかりです。
 今年度2名の社員が退社しました。事務員さんの求人をしていますが中々厳しい状況です。しかし、拾う神もいました。10月より嵐君の紹介でドラキチである福田君が入社してくれました。嵐君には紹介してくれて本当に感謝です。社内での紹介制度を過去にも実施しましたが、今回、福田君が試用期間を過ぎても在籍してくれたら嵐君には金一封を進呈することに決めました。もし社員そしてご家族の中で事務員さんを紹介して下さる方がいましたらどうぞご紹介してください。もちろん金一封を進呈します。これからの福田君が成長して当社の益々の戦力になってくれることを望みます。
本社事務所の駐車場裏に花壇があることは皆さんご存知だと思います。以前は雑草が伸び放題でした。その為に、不法投棄が無くならず、ひどい時にはレジと炊飯器が投棄されていました。1年前にこのことを名古屋市職員の太田さんに相談したら太田さんが全て綺麗に片づけてくれました。それからは雑草が伸びてくると私は、雑草を抜くようにしています。2,3週間前からちょっと伸びてきたなと思っていたので、今朝に雑草を抜いていました。春先の雑草と夏の雑草、そして秋の雑草。気温により成長の仕方が違うことに気が付きました。春から夏に成長した雑草は早く成長をするのだと思いますが、緑の部分が大変に色つやもよく、丈も長いのですが力を入れることなく簡単に抜けてくれるのです。多分、温度と水もちょうど温室にいる条件に近いのでしょう、根っこが短いのです。しかし、夏から秋に成長した雑草は、今年の酷暑を生きてきた証なのでしょうか、根っこが地中深くまで成長して、軍手をしているのですが抜こうとすると手が痛くなる位、力を入れないと引き抜けないのです。違いとして、これからの秋から冬の太陽を受け入れるために縦に伸びるというよりも横に広がった雑草が沢山見受けられました。昔ターサイを販売していた時に冬のターサイが横開きになっているのを思い出しました。植物は環境を察知して環境に合わせて生きているのだとつくづく感じました。もしかすると人間も生き易い環境だけでは人間としての根っ子が育たないのだろうとそんなことを感じながら、この雑草たちも生きているんだなと思った瞬間、雑草が必要ないと決めているのは人間であると気が付きました。もし、花壇にある植物が、我々が食べられるものだとしたら誰も引き抜いて捨てることはないでしょう。ちゃんと育てて美味しく頂いているのだと思います。人間は自分が必要のないものは雑草、美味しく食べられるものは柿、ミカンにしても大切に育てるのでしょう。でも、同じ植物であり両方この地球で生きる権利は持っているのだよなと考えて、でもごめんねと言いながら抜いている自分も同じ人間都合の人間なんだなと。そん時にニュースになった、赤坂に出現したアライグマのことを思い出しました。勝手に輸入され人間の都合で飼えなくなったから野生化したアライグマですが、実は人間と同じように彼らも生きる権利を持っていて、山奥だけでなく赤坂で生きていても何の問題はないはずです。赤坂でアライグマが生きる権利を認めてないのは人間なんです。
人間って本当にエゴイストなんだなと草を抜いていてる私は矛盾を感じていました。

2018年9月

暑い夏が去り、夜はエアコンなしで過ごせるようになりました。台風21号が上陸し四国から関西にかけて大きな影響が出ました。やっと関空の鉄道が動き始めたとのこと被害の大きさを実感します。また、北海道では震度7という直下型地震が起こり大きな被害が出ています。被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。また、今月は世紀の出来事が目白押しでした。大坂なおみさんのUSオープン優勝・安室奈美恵さんの引退・残念なのは樹木希林さんが亡くなってしまったこと。時代は動き続けていると強く感じます。じっと留まろうとしていると時代の波に置いていかれそうです。
 さて、この台風で関空が閉鎖されたニュースで、インタビューをされていた方の言葉で「85歳になって初めてハワイ旅行に出かけようとしたのにこの台風で行けなくなりました。世の中何があるかわからないですね」と応えていました。何ともお気の毒にと思いながら思い出したのが、司馬遼太郎先生の「峠」という作品に登場する河合継之助の奥さん「おすが」のことです。おすがは、江戸という場所すら認識することなく川向うの程度に思っているのだと記してありました。それくらい、昔は世間が狭かったということなのでしょう。知らないからこそ、そこに行くということすら考えられないということ。85歳になってハワイに行くということは、日本人は豊かになったのだと改めてこのニュースを聞いて感じておりました。江戸時代から時間は過ぎ、戦後そして、高度成長期以前の時代を考えると今より金銭的には貧乏であったことは間違いのないことです。それなのに男は外で稼ぎ、女は家庭を守る。今よりほんの5,60年前はこんな常識が当たりまえであったと思います。今より貧しかったはずなのにこうした暮らしが成り立っていたのは何故なんだろう。ブランド物の服を着ている子供など居る訳でなく皆が継ぎ接ぎのズボンをはいていたのは確かです。食卓に並ぶおかずは今と比べたら品数も少なかったと思います。お金がないことに対しての不満というのは余り無かったと思います。それは、皆が貧乏であったからこそ、貧乏ということに不満とか不平というのは今よりは大きくなかったのだと思います。現代の社会と違い、時間的・人間的には幸せな時代だったのでは?
現在は、スマフォで世界の裏側の情報が手に取るように解ります。ググれば、行きたい地域に行ったような気分にもなれます。食卓に出てくる食事も江戸時代の殿様よりも良いものを食べていると言われてます。でも、幸福感とういうのが感じづらい世の中になっているのだと思います。いろいろが自動化されて時間にはとても余裕があるはずなのに、皆が忙しいという。そして、かつて家庭にいたお母さんはお金を稼ぎに外に出なくてはならなくなり、子供が家庭にて一人でご飯を食べているという。その子供も大きくなって我々世代のようにお金を稼ぎたいという欲求は少なく、自らの時間を有効に使いたい?・・・と言いながらスマフォで多くの人がゲーム?ネットで検索?などなど時間の無駄遣いと言えることをしている。決して今の時代が不幸だと言っているのではありません。幸福という価値観が変わり、今は今で最高にいい時代であることは間違いありません。
時間の流れ方がとても早く、それに遅れないようについていこうとすると人はとてもストレスを抱えることになるのだろうと。AIやIoTで便利になり生活スタイルがもっと変化すると思うのだけれど、それが本当に関わる人間同士の幸せにつながるのかは疑わしいと思います。お婆さんのニュースから流れのはやい時代をどうやったら勝ち抜けるのかを考え続けています。関わる皆さんに幸福を届けたいから。

2018年8月

今年の夏は本当に暑かった。命に係わるような暑さという体験は初めてであり39度前後が何日も続くということは初めての体験でありました。チベット高気圧と太平洋高気圧が重なり、居座ったということが原因のようです。また、台風が沢山来ており災害が起こらないことを祈るばかりです。これから秋冬野菜の作付けが始まります。相当高温の中での播種でしたので何か問題が起こるような気もします。その上に台風が例年より沢山発生していますので年末に野菜が高くならないことを祈るばかりです。
 8月15日平成最後の終戦記念日を迎えました。現天皇陛下による最後のお言葉は過去の過ちを後世に対して促すものでありました。多くの先輩が自らの命を犠牲にして今の日本を作り上げたことを忘れてはいけないし、一つの命の重たさを改めて認識しなければならないと私自身感じております。
 お盆休みに、義理の姉のお母さんが亡くなりました。葬儀に際し、生死ということで感じることがありましたので、ここに記しておきます。亡くなる4週間前までは自分のことは自分でできていたようです。認知症もなくお互いの意思疎通もしっかりとできていたということですが、この暑さの影響もあったとは思いますが、体調を悪くして病院に入院、その治療中に心筋梗塞を起こしたということです。心筋梗塞を起こしてからしばらくすると会話もできなくなっており、問いかけにうなずくだけという状態だったようです。いよいよ食事が喉を通らなくなり、体を傷つける胃ろうをするかどうかという状態になった時に義姉は、「お母さん、お家に帰ろうか?」と尋ねたと言います。すると、お母さんはうなずき、その時に治療のための点滴などを取ろうとしたということです。自宅に戻り2週間程度何も食べることもなく、点滴もせずに静かに息を引き取りました。喪主は義姉の甥でした。彼は告別式の最後のあいさつで自分の心境を正直に話してくれました。義姉が決断した治療をしないということに疑問を持ち、お婆さんは、本当は生きたいのではないか?と毎晩お婆さんの枕元に行き、「今からでも治療をするために病院に戻ろうか?」と聞いていたそうです。でも、お婆さんはそれに対して返答をしなかったということです。彼はお婆さんの死に向かう姿から生きるということを学んだと言っていました。今の医学は延命治療をすることはそんなに難しくないようです。自分の意志とは異なり、ストロー状態になって生きている状態は本当に生きているといえるのだろうか?それよりも自らが持っている力に任せ自らの命を全うすることが生きるということなのだと。私自身、二人の父をここ数年で亡くしおり、老いてゆく姿を見ていると自分自身の生きる意味がなんなのかを考えずにはいられませんでした。多分彼も同様なことを感じていたのだろうと思います。
 将来を見据えてより良き人生を謳歌するために自らを磨き、周りの人と良き関係で生きることはとても大切な事だと思います。その反面に人間はいつか死を迎えるということを忘れてはならないのでしょう。周りの先輩方々は生きている我々に自らの命をもって生き方を考えろよと教えているような気がします。当社のメンバーは随分若くなりました。若いからこそ良き人生を送ることを考え、将来どうなりたいのかを真剣に考えて欲しい。40代ではこんな気づきは全く感じませんでしたが、光陰矢の如しです。
 
健康に生んでくれた両親に改めて感謝です。

2018年7月

今年の夏は暑い、梅雨が早く明けた途端に35度を超す気温が続いています。水分補給と共に食事には十分に配慮していただき、休息をしっかりと取ってください。この天候はお盆の出荷に影響が出そうなのと共に秋冬野菜の生育が心配でなりません。西日本豪雨により被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。地球の温暖化が進んでいるのだと私は勝手に判断をしていますが、今までの日本ではなくなっているのは間違いのないことだと思います。産業革命前の生活に我々が戻ることができれば、傷んだ地球も少しは修復されるのかもしれませんが、文明が進化した今、それを実行することはできません。地球に優しいことを人類が心がけながら、新しい技術を創りだしていくことが必要なのだと思います。思風先生がよく言います。原子力発電の開発を今やめてはいけない、あきらめず人類が放射能を除去する技術を持つことが必要なのであると。同様に熱を発することなく冷房をする技術などが人類に必要なのだと私は考えます。
 成功者が言うのは、あきらめなかったから成功したと。エジソンにいたっては、「私は失敗したことがない、ただ1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」と失敗を失敗ととらえず前向きにその現象をとらえています。実際には心が折れそうになったことも多々あったとは思います。当社の仕事とこうした実験の成功とは全く結びつかないと思われますが、物事に対してあきらめずにやり続けるという姿勢は学ぶべきものがあります。ある八百屋さんと取引がしたいと考えた時に、弊社から野菜を買ってくださいと営業をかけ、断られたとします。一度断られ、そうですかと引き下がった時には、その八百屋さんとはもう取引ができません。しかし、産地の情報、新しい品種の案内、よく売れる販売方法などの情報提供をし続けると、ある時からこちらを向いてくれることがあります。これはあきらめなかったから獲得できた顧客ということになります。効率化を目指したカイゼンも同様にあきらめずにコツコツと改善し続けることが大切です。名古屋のアソートセンターでは、こんな風になるといいなという発想から計量の仕組みを作り込み、テーブルの配置を何度も変えて改善を繰り返した結果現在相当の時間短縮が可能となりました。アソートメンバ―の皆さんと共に協力をしてくれたイシダはかり様にはとても感謝をします。これは、あきらめなかった成果だと思います。
 京セラの創業者である稲森和夫氏は、「人生の結果=考え方×熱意×能力」であると言っています。能力は人によって1から3程度の違いしかありません。しかし、熱意というのは0から10の違いがあると私は考えます。この熱意というものがあるからこそあきらめないという気持ちが維持されるのだと思います。この熱意が出てくるのは、我欲ではないでしょうか?自分の生活を向上させたい!家族を幸せにしたい!お客さんが便利にこんな風に当社を使ってもらいたい!世の中の為にこんなことをしたい!我欲は、あっていいんです。いや、我欲はなければいけません。それが熱意となりどんなことに対してもあきらめないという気持ちが持ち続けられるのだと思います。但し、その我欲が自分だけの幸せを求めると周りに人から受け入れてもらえないこともありますのでそこは注意してください。 
 石橋青果は皆さんの欲が満たされるような会社にしてゆきたい。皆であきらめずにその様な会社にしてゆきましょう。 

2018年5月

新緑の春というのが5月。しかし、今年の5月は暑い日が続きます。各所で30度を超えているとニュースが伝えています。海水温が高いのだろうと予測をします。これからの台風シーズを考えると沢山日本列島に上陸してくるのではと大変に心配になります。なぜなら、昨年そして一昨年と秋から冬にかけて野菜の高騰が食卓に大変な影響を及ぼしていたのは台風が原因だからです。現状では市場価格は安値傾向で推移しています。キュウリが値上げをしたようですが、作柄自体は悪くないようなので相場はそのうちに冷えてくると思われます。沢山の野菜を皆が摂り健康になって欲しいと思います。
 DMPの早矢仕さんがDMPHを立ち上げ独立されました。そして、先日自らのコンサルとしての体験をまとめた本を出版されました。早矢仕さんとのお付き合いは17年ぐらいになり、トヨタのコンサルをしていることは聞いて知っていましたが、トヨタがどんな考え方で具体的にどんなことをしているかは聞くこともなく知りませんでした。しかし、出版された本にはトヨタ自動車の考え方と共に早矢仕さんがどんなことを考えてコンサルをしてるかが記されています。その中でも冒頭にある早矢仕さんの言葉がとても腑に落ちます。「トヨタだからそんな教育ができるのですねぇ」という問いに対して、トヨタは創業以来、人材教育に手を抜かなかったから世界のトヨタになったのだと早矢仕さんは答えているのです。トヨタが小企業であったころから社員教育を積み重ね、その結果が世界のトヨタになったのだということは、早矢仕さんが我々に対して、教育の大切さを説くと共に我々にもあきらめずに人間磨きをしなさいと言っているのです。
 ものづくりは人づくりというのがトヨタの教育の根幹です。車を作ることが人づくりにつながることを考えているのです。その根本にあるのがカイゼンという言葉です。今やこのカイゼンという言葉は海外でも通用します。何か問題があった時にラインを止めてまでもその原因を突き止め、原因に対する対策を具体的に打つことがまずはカイゼンということ。そのカイゼンをすることでその人の能力が磨かれる。また、ミスをしないために標準化・視える化をする。その原点にあるのが「人を責めるな、仕組みをせめろ」なのです。ミスした犯人を捜すのではなく、ミスは起こるものとして考えると、ミスが起こる仕組みに問題があるのだと考えて対策をすること。トヨタがOJT(職場内教育)で磨いているものは、スキルは当然として、その人の人間力を高めることに主眼があることはとても素晴らしいと思います。こうした教育がOJTによってなされていることは当社でもやれないことはないのです。人は仕事によって磨かれる。これは和心である“道”に通じるものであり商道だと思います。和心とはその昔から日本人に引き継がれている遺伝子の中には、美しく行動するという美学とその行動に対する意識を極めるというのがあります。それが、華道であり書道であり、剣道であり柔道であると思います。そんな商道をしていかなければならないなと私自身とっても気づかせていただきました。最後にこの本の中にトヨタには、上司と部下の関係が教え教えられるという風土があると書かれています。上司が仕事を教えることは当たり前、明るい職場づくりをすることは当たり前、そして問題解決と役割認識をする際にお互いがフラットな関係で教え、教えられるということができるということでトヨタが勝ち抜いているのです。石橋青果も教育ということをやり続け、皆で関わり進化し続ければ、今よりも世の中に必要とされる会社になってくると信じます。どうぞ、私にもいろいろ教えてください。