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2018年12月

今年の冬は、寒くなってきたというのが12月上旬からです。しかし、昨年が寒む過ぎたのもありますが、寒いという感覚が余りありません。この暖冬によりキャベツ・白菜・大根に関しては安値が続いています。昨年高かったのと正反対に今年は生産者の方に申訳無い位に安値が続いています。太平洋側に雪が降ることはなさそうなので年末年始もキャベツ・白菜・大根に関してはこのままの安値推移で行きそうです。どうか皆さん沢山の野菜を食べてください。野菜を食べることは健康にはとてもいいことですから!!
 平成最後の年末年始となります。天皇におかれましては本当にお疲れ様でした。象徴という大変なお立場で、慈愛の深い眼差しで国民をいつも励まされているお姿には頭が下がります。年号はどうなるのかわかりませんが、新しい年が後少しで来ることには変わりありません。今年一年を真摯に反省して来る新しい年を良き年にしたいと思います。
 来年は相当に難しい年になると思われます。10月には消費税増税が決まっており9月まではある程度の駆け込み需要があるようです。そして、2020年オリンピックの年ですが、概ねの土木工事と建設工事は19年に終了してくる見込みです。政府も駆け込み需要で終わらないように対策を立てているようですが、庶民には幸福感のない今までの好景気の中で持続的に景気拡大が続くのは私は難しいと思います。加えて、先日読んだ本に「日本の国難」(中原圭介氏著)にはアメリカがリーマンショックの引き金になったサブプライムローンと同様程度の民間債務がたまっており、利上げがなされれば2008年の様な景気後退が予測されるとのこと。来年の今頃には、派遣切りなどのNEWSが飛び交っているのかもしれません。そこまで酷くならないとしても、オリンピック後の景気減退はやはり懸念されます。我々食品業は景気に陰りがあるくらいの時が良い人材の募集時期なのかなと思っておりますので、よくないこととは思いながら少し景気が下がり傾向になってくれないかなと私自身願っております。(笑い)4月からの安倍政権の海外からの労働力の確保に期待をしており、今の労働力不足は少し解消されるのではと期待しております。今、大変だなと思いながらも人員が確保できる状態はそんなに遠くないと私自身は考えております。コンテナ洗浄事業ならびに運送事業がキックオフできるように粛々と準備をしてゆきます。
 皆さんにおかれましても、今年をしっかりと内省して、来る新年に向けて決意をして頂けたらと思います。大晦日と新年はいつもの24時間であり何も変わりのない時間の経過ではあります。でも、人間は反省ができ、反省の上に改善を加え更なる成長をすることができる唯一の生き物です。良き人生を送りたいと誰しも考えているはずです。そう願うのであればその願いを現実のものにするために、自分がどうなりたいのか、将来どんな生活をしたいのかを考え、具体的にすることが必要だと思います。人間には“我欲”がありそれを抑える必要はありません。但し、我欲のままに生きるのは野獣ですので関わる人との共生をすることはちゃんと考えてください。その区切りになる時間の点が正月と考えるといいのではと思います。その時間の点を起点とするかしないかは、その人が送る人生が毎年進化するかしないかにつながるような気がします。是非皆さんにもただ単に時間的なつながりにならず、自らが成長するために起点となるような元旦をおくっていただけることを願うばかりです。
 今年の残りの時間が皆様にとって有意義であり、また、新年号ができる新しい年に皆様が平和で元気になれる年になることを心よりお祈りします。

2018年11月

立冬を過ぎましたが暖かな日が多く、やっと秋が深まったという感覚です。街路樹として植えられている銀杏の木が赤く変化をしてきたところで、まだ黄色に染まっていません。台風21号と24号の影響で農作物の高騰が懸念されましたが10月の好天にも助けられ今の所、順調に入荷をしております。ここにきて野菜の価格が下落をしています。但し、2月3月は愛知のキャベツは品薄になるという予想です。11月は、三番町工場でのコンテナ洗浄事業のキックオフと名古屋から静岡の往復便が始まり、4トン車の新古車も17日に納車もされ、静岡営業所への納品と産地からの引き取りも拡大してゆきます。新規事業への試金石としてこれから色々と細かな点を検証していきたいと思います。
過去を振り返ることは自分らしくないと思いますが、平成8年6月に先代より社長の椅子に座らせていただいた当時では考えられない程の投資ができるようになりまた。投資をするためには、会社に利益の蓄積をすることが必要であり、それは、毎年利益を上げて納税して積み重ねることが必要です。「共想競進」という風土を社員全員で語り在り方を明確にした言葉ができ、「鮮度ある野菜をタイムリーにお届けします」というお客様に対しての営業指針により、お客さんに幸福を届けてきた結果が、投資ができる自己資本の積み重ねという結果になりました。社員とその家族の皆さんそして関わる方々に感謝します。
「共想競進」という言葉は、ある年のいろは研修でどんな会社であり続行けることが石橋青果らしいのか、という事を全員で話し合いをしました。相手の意見を否定することは禁止であり、お互いの意見を受け入れ成長させるというKJ法により皆の意見を集約していきました。お酒も進み、時間も日付が変ろうした頃に、一つは「お互いが相手のことを思いやって仕事をすること」もう一つは「お互いがライバルであり、絶対に負けたくない仲間」という二つの言葉に集約されてきました。相手を慮ることと相手がライバルというのは相反する言葉です。その言葉を造語として「共想競進」という言葉にまとめました。
「信頼される食品流通を創造し、鮮度ある野菜をタイムリーに価値ある価格でお届けします。」これは、わが社の理念である「幸福を届けます」という考え方を具体的な営業指針として表した言葉です。これも数年前のいろは研修での次年度の事業策定をしている時にできた言葉です。「鮮度ある野菜を」をいう事をわざわざ入れなければならなかったのは、当時の商品の仕入れの仕方が余りにも自分勝手であり顧客無視の方法であったため熊崎さんより厳しい指摘をされました。「社長は言ってことと、やっていることが違う」とそして、ずさんな仕入方を許すのではなく、お客さんが必要なものを必要なだけ仕入をして在庫を残さないことが重要なんだと・・・。当時は効率化をすることを第一に仕事を進めるとどうしても在庫を抱えて仕事をする方が良いと考えていました。その結果、我々のお客様はスーパーのバイヤーではなく、そのスーパーで買っていただく消費者が我々のお客様であるという事がハッキリとした瞬間でした。「タイムリーに」というのは必要な時に必要な量をお届けするという考え方。この考え方がリードタイムの短縮の挑戦の下になっています。そして「価値ある価格」とは、お客さんの利益・生産者の利益・自分たちの適正な利益、この三方ヨシというバランスのとれた、皆が納得できる価格を「価値ある価格」と定義しています。考え方を同じ方向にして一丸となって仕事をすることがこんなに素晴らしいことなのだと実感しています。当時いろは研修にて参加し指導をして頂いた大澤取締役には心より感謝をします。更なる挑戦をするために考え方を共有してゆきます。

2018年10月 181

朝夕は少し寒さを感じるようになりましたが、秋が深まると言った気候ではないですね。9月の台風24号では、豊橋市から磐田市にかけて限定的に停電などが3,4日続いたようで。大変な被害があった様子です。渥美半島近辺の農作物が2割ほど飛んでしまったということも聞いております。来年の2月3月にその影響が出てくるとのこと、昨年11月から今年2月までのキャベツの高値状態にならなければいいなと祈るばかりです。
 今年度2名の社員が退社しました。事務員さんの求人をしていますが中々厳しい状況です。しかし、拾う神もいました。10月より嵐君の紹介でドラキチである福田君が入社してくれました。嵐君には紹介してくれて本当に感謝です。社内での紹介制度を過去にも実施しましたが、今回、福田君が試用期間を過ぎても在籍してくれたら嵐君には金一封を進呈することに決めました。もし社員そしてご家族の中で事務員さんを紹介して下さる方がいましたらどうぞご紹介してください。もちろん金一封を進呈します。これからの福田君が成長して当社の益々の戦力になってくれることを望みます。
本社事務所の駐車場裏に花壇があることは皆さんご存知だと思います。以前は雑草が伸び放題でした。その為に、不法投棄が無くならず、ひどい時にはレジと炊飯器が投棄されていました。1年前にこのことを名古屋市職員の太田さんに相談したら太田さんが全て綺麗に片づけてくれました。それからは雑草が伸びてくると私は、雑草を抜くようにしています。2,3週間前からちょっと伸びてきたなと思っていたので、今朝に雑草を抜いていました。春先の雑草と夏の雑草、そして秋の雑草。気温により成長の仕方が違うことに気が付きました。春から夏に成長した雑草は早く成長をするのだと思いますが、緑の部分が大変に色つやもよく、丈も長いのですが力を入れることなく簡単に抜けてくれるのです。多分、温度と水もちょうど温室にいる条件に近いのでしょう、根っこが短いのです。しかし、夏から秋に成長した雑草は、今年の酷暑を生きてきた証なのでしょうか、根っこが地中深くまで成長して、軍手をしているのですが抜こうとすると手が痛くなる位、力を入れないと引き抜けないのです。違いとして、これからの秋から冬の太陽を受け入れるために縦に伸びるというよりも横に広がった雑草が沢山見受けられました。昔ターサイを販売していた時に冬のターサイが横開きになっているのを思い出しました。植物は環境を察知して環境に合わせて生きているのだとつくづく感じました。もしかすると人間も生き易い環境だけでは人間としての根っ子が育たないのだろうとそんなことを感じながら、この雑草たちも生きているんだなと思った瞬間、雑草が必要ないと決めているのは人間であると気が付きました。もし、花壇にある植物が、我々が食べられるものだとしたら誰も引き抜いて捨てることはないでしょう。ちゃんと育てて美味しく頂いているのだと思います。人間は自分が必要のないものは雑草、美味しく食べられるものは柿、ミカンにしても大切に育てるのでしょう。でも、同じ植物であり両方この地球で生きる権利は持っているのだよなと考えて、でもごめんねと言いながら抜いている自分も同じ人間都合の人間なんだなと。そん時にニュースになった、赤坂に出現したアライグマのことを思い出しました。勝手に輸入され人間の都合で飼えなくなったから野生化したアライグマですが、実は人間と同じように彼らも生きる権利を持っていて、山奥だけでなく赤坂で生きていても何の問題はないはずです。赤坂でアライグマが生きる権利を認めてないのは人間なんです。
人間って本当にエゴイストなんだなと草を抜いていてる私は矛盾を感じていました。

2018年9月

暑い夏が去り、夜はエアコンなしで過ごせるようになりました。台風21号が上陸し四国から関西にかけて大きな影響が出ました。やっと関空の鉄道が動き始めたとのこと被害の大きさを実感します。また、北海道では震度7という直下型地震が起こり大きな被害が出ています。被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。また、今月は世紀の出来事が目白押しでした。大坂なおみさんのUSオープン優勝・安室奈美恵さんの引退・残念なのは樹木希林さんが亡くなってしまったこと。時代は動き続けていると強く感じます。じっと留まろうとしていると時代の波に置いていかれそうです。
 さて、この台風で関空が閉鎖されたニュースで、インタビューをされていた方の言葉で「85歳になって初めてハワイ旅行に出かけようとしたのにこの台風で行けなくなりました。世の中何があるかわからないですね」と応えていました。何ともお気の毒にと思いながら思い出したのが、司馬遼太郎先生の「峠」という作品に登場する河合継之助の奥さん「おすが」のことです。おすがは、江戸という場所すら認識することなく川向うの程度に思っているのだと記してありました。それくらい、昔は世間が狭かったということなのでしょう。知らないからこそ、そこに行くということすら考えられないということ。85歳になってハワイに行くということは、日本人は豊かになったのだと改めてこのニュースを聞いて感じておりました。江戸時代から時間は過ぎ、戦後そして、高度成長期以前の時代を考えると今より金銭的には貧乏であったことは間違いのないことです。それなのに男は外で稼ぎ、女は家庭を守る。今よりほんの5,60年前はこんな常識が当たりまえであったと思います。今より貧しかったはずなのにこうした暮らしが成り立っていたのは何故なんだろう。ブランド物の服を着ている子供など居る訳でなく皆が継ぎ接ぎのズボンをはいていたのは確かです。食卓に並ぶおかずは今と比べたら品数も少なかったと思います。お金がないことに対しての不満というのは余り無かったと思います。それは、皆が貧乏であったからこそ、貧乏ということに不満とか不平というのは今よりは大きくなかったのだと思います。現代の社会と違い、時間的・人間的には幸せな時代だったのでは?
現在は、スマフォで世界の裏側の情報が手に取るように解ります。ググれば、行きたい地域に行ったような気分にもなれます。食卓に出てくる食事も江戸時代の殿様よりも良いものを食べていると言われてます。でも、幸福感とういうのが感じづらい世の中になっているのだと思います。いろいろが自動化されて時間にはとても余裕があるはずなのに、皆が忙しいという。そして、かつて家庭にいたお母さんはお金を稼ぎに外に出なくてはならなくなり、子供が家庭にて一人でご飯を食べているという。その子供も大きくなって我々世代のようにお金を稼ぎたいという欲求は少なく、自らの時間を有効に使いたい?・・・と言いながらスマフォで多くの人がゲーム?ネットで検索?などなど時間の無駄遣いと言えることをしている。決して今の時代が不幸だと言っているのではありません。幸福という価値観が変わり、今は今で最高にいい時代であることは間違いありません。
時間の流れ方がとても早く、それに遅れないようについていこうとすると人はとてもストレスを抱えることになるのだろうと。AIやIoTで便利になり生活スタイルがもっと変化すると思うのだけれど、それが本当に関わる人間同士の幸せにつながるのかは疑わしいと思います。お婆さんのニュースから流れのはやい時代をどうやったら勝ち抜けるのかを考え続けています。関わる皆さんに幸福を届けたいから。

2018年8月

今年の夏は本当に暑かった。命に係わるような暑さという体験は初めてであり39度前後が何日も続くということは初めての体験でありました。チベット高気圧と太平洋高気圧が重なり、居座ったということが原因のようです。また、台風が沢山来ており災害が起こらないことを祈るばかりです。これから秋冬野菜の作付けが始まります。相当高温の中での播種でしたので何か問題が起こるような気もします。その上に台風が例年より沢山発生していますので年末に野菜が高くならないことを祈るばかりです。
 8月15日平成最後の終戦記念日を迎えました。現天皇陛下による最後のお言葉は過去の過ちを後世に対して促すものでありました。多くの先輩が自らの命を犠牲にして今の日本を作り上げたことを忘れてはいけないし、一つの命の重たさを改めて認識しなければならないと私自身感じております。
 お盆休みに、義理の姉のお母さんが亡くなりました。葬儀に際し、生死ということで感じることがありましたので、ここに記しておきます。亡くなる4週間前までは自分のことは自分でできていたようです。認知症もなくお互いの意思疎通もしっかりとできていたということですが、この暑さの影響もあったとは思いますが、体調を悪くして病院に入院、その治療中に心筋梗塞を起こしたということです。心筋梗塞を起こしてからしばらくすると会話もできなくなっており、問いかけにうなずくだけという状態だったようです。いよいよ食事が喉を通らなくなり、体を傷つける胃ろうをするかどうかという状態になった時に義姉は、「お母さん、お家に帰ろうか?」と尋ねたと言います。すると、お母さんはうなずき、その時に治療のための点滴などを取ろうとしたということです。自宅に戻り2週間程度何も食べることもなく、点滴もせずに静かに息を引き取りました。喪主は義姉の甥でした。彼は告別式の最後のあいさつで自分の心境を正直に話してくれました。義姉が決断した治療をしないということに疑問を持ち、お婆さんは、本当は生きたいのではないか?と毎晩お婆さんの枕元に行き、「今からでも治療をするために病院に戻ろうか?」と聞いていたそうです。でも、お婆さんはそれに対して返答をしなかったということです。彼はお婆さんの死に向かう姿から生きるということを学んだと言っていました。今の医学は延命治療をすることはそんなに難しくないようです。自分の意志とは異なり、ストロー状態になって生きている状態は本当に生きているといえるのだろうか?それよりも自らが持っている力に任せ自らの命を全うすることが生きるということなのだと。私自身、二人の父をここ数年で亡くしおり、老いてゆく姿を見ていると自分自身の生きる意味がなんなのかを考えずにはいられませんでした。多分彼も同様なことを感じていたのだろうと思います。
 将来を見据えてより良き人生を謳歌するために自らを磨き、周りの人と良き関係で生きることはとても大切な事だと思います。その反面に人間はいつか死を迎えるということを忘れてはならないのでしょう。周りの先輩方々は生きている我々に自らの命をもって生き方を考えろよと教えているような気がします。当社のメンバーは随分若くなりました。若いからこそ良き人生を送ることを考え、将来どうなりたいのかを真剣に考えて欲しい。40代ではこんな気づきは全く感じませんでしたが、光陰矢の如しです。
 
健康に生んでくれた両親に改めて感謝です。

2018年7月

今年の夏は暑い、梅雨が早く明けた途端に35度を超す気温が続いています。水分補給と共に食事には十分に配慮していただき、休息をしっかりと取ってください。この天候はお盆の出荷に影響が出そうなのと共に秋冬野菜の生育が心配でなりません。西日本豪雨により被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。地球の温暖化が進んでいるのだと私は勝手に判断をしていますが、今までの日本ではなくなっているのは間違いのないことだと思います。産業革命前の生活に我々が戻ることができれば、傷んだ地球も少しは修復されるのかもしれませんが、文明が進化した今、それを実行することはできません。地球に優しいことを人類が心がけながら、新しい技術を創りだしていくことが必要なのだと思います。思風先生がよく言います。原子力発電の開発を今やめてはいけない、あきらめず人類が放射能を除去する技術を持つことが必要なのであると。同様に熱を発することなく冷房をする技術などが人類に必要なのだと私は考えます。
 成功者が言うのは、あきらめなかったから成功したと。エジソンにいたっては、「私は失敗したことがない、ただ1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」と失敗を失敗ととらえず前向きにその現象をとらえています。実際には心が折れそうになったことも多々あったとは思います。当社の仕事とこうした実験の成功とは全く結びつかないと思われますが、物事に対してあきらめずにやり続けるという姿勢は学ぶべきものがあります。ある八百屋さんと取引がしたいと考えた時に、弊社から野菜を買ってくださいと営業をかけ、断られたとします。一度断られ、そうですかと引き下がった時には、その八百屋さんとはもう取引ができません。しかし、産地の情報、新しい品種の案内、よく売れる販売方法などの情報提供をし続けると、ある時からこちらを向いてくれることがあります。これはあきらめなかったから獲得できた顧客ということになります。効率化を目指したカイゼンも同様にあきらめずにコツコツと改善し続けることが大切です。名古屋のアソートセンターでは、こんな風になるといいなという発想から計量の仕組みを作り込み、テーブルの配置を何度も変えて改善を繰り返した結果現在相当の時間短縮が可能となりました。アソートメンバ―の皆さんと共に協力をしてくれたイシダはかり様にはとても感謝をします。これは、あきらめなかった成果だと思います。
 京セラの創業者である稲森和夫氏は、「人生の結果=考え方×熱意×能力」であると言っています。能力は人によって1から3程度の違いしかありません。しかし、熱意というのは0から10の違いがあると私は考えます。この熱意というものがあるからこそあきらめないという気持ちが維持されるのだと思います。この熱意が出てくるのは、我欲ではないでしょうか?自分の生活を向上させたい!家族を幸せにしたい!お客さんが便利にこんな風に当社を使ってもらいたい!世の中の為にこんなことをしたい!我欲は、あっていいんです。いや、我欲はなければいけません。それが熱意となりどんなことに対してもあきらめないという気持ちが持ち続けられるのだと思います。但し、その我欲が自分だけの幸せを求めると周りに人から受け入れてもらえないこともありますのでそこは注意してください。 
 石橋青果は皆さんの欲が満たされるような会社にしてゆきたい。皆であきらめずにその様な会社にしてゆきましょう。 

2018年5月

新緑の春というのが5月。しかし、今年の5月は暑い日が続きます。各所で30度を超えているとニュースが伝えています。海水温が高いのだろうと予測をします。これからの台風シーズを考えると沢山日本列島に上陸してくるのではと大変に心配になります。なぜなら、昨年そして一昨年と秋から冬にかけて野菜の高騰が食卓に大変な影響を及ぼしていたのは台風が原因だからです。現状では市場価格は安値傾向で推移しています。キュウリが値上げをしたようですが、作柄自体は悪くないようなので相場はそのうちに冷えてくると思われます。沢山の野菜を皆が摂り健康になって欲しいと思います。
 DMPの早矢仕さんがDMPHを立ち上げ独立されました。そして、先日自らのコンサルとしての体験をまとめた本を出版されました。早矢仕さんとのお付き合いは17年ぐらいになり、トヨタのコンサルをしていることは聞いて知っていましたが、トヨタがどんな考え方で具体的にどんなことをしているかは聞くこともなく知りませんでした。しかし、出版された本にはトヨタ自動車の考え方と共に早矢仕さんがどんなことを考えてコンサルをしてるかが記されています。その中でも冒頭にある早矢仕さんの言葉がとても腑に落ちます。「トヨタだからそんな教育ができるのですねぇ」という問いに対して、トヨタは創業以来、人材教育に手を抜かなかったから世界のトヨタになったのだと早矢仕さんは答えているのです。トヨタが小企業であったころから社員教育を積み重ね、その結果が世界のトヨタになったのだということは、早矢仕さんが我々に対して、教育の大切さを説くと共に我々にもあきらめずに人間磨きをしなさいと言っているのです。
 ものづくりは人づくりというのがトヨタの教育の根幹です。車を作ることが人づくりにつながることを考えているのです。その根本にあるのがカイゼンという言葉です。今やこのカイゼンという言葉は海外でも通用します。何か問題があった時にラインを止めてまでもその原因を突き止め、原因に対する対策を具体的に打つことがまずはカイゼンということ。そのカイゼンをすることでその人の能力が磨かれる。また、ミスをしないために標準化・視える化をする。その原点にあるのが「人を責めるな、仕組みをせめろ」なのです。ミスした犯人を捜すのではなく、ミスは起こるものとして考えると、ミスが起こる仕組みに問題があるのだと考えて対策をすること。トヨタがOJT(職場内教育)で磨いているものは、スキルは当然として、その人の人間力を高めることに主眼があることはとても素晴らしいと思います。こうした教育がOJTによってなされていることは当社でもやれないことはないのです。人は仕事によって磨かれる。これは和心である“道”に通じるものであり商道だと思います。和心とはその昔から日本人に引き継がれている遺伝子の中には、美しく行動するという美学とその行動に対する意識を極めるというのがあります。それが、華道であり書道であり、剣道であり柔道であると思います。そんな商道をしていかなければならないなと私自身とっても気づかせていただきました。最後にこの本の中にトヨタには、上司と部下の関係が教え教えられるという風土があると書かれています。上司が仕事を教えることは当たり前、明るい職場づくりをすることは当たり前、そして問題解決と役割認識をする際にお互いがフラットな関係で教え、教えられるということができるということでトヨタが勝ち抜いているのです。石橋青果も教育ということをやり続け、皆で関わり進化し続ければ、今よりも世の中に必要とされる会社になってくると信じます。どうぞ、私にもいろいろ教えてください。

2018年4月

今年は3月後半に急激に初夏を迎えたよう陽気になり、桜の開花が記録上ではとても早く開花、入学シーズンにはほとんど、葉桜になってしまいました。例年より1週間以上早かったと思われます。4月に入りいつもの気温に戻ったのかなとも感じていますが、3月・4月は定植時期なのでその影響がとても気になります。安すぎると生産者のやる気が出ないし、高すぎると消費者の購買意欲が下がってしまいますから。
 新しい年度が始まりました。いろいろな商品が実質値上げされているようです。当社も全体額として4月より少額ではありますが昇給をしております。インフレにしようと政府がしようとしているので値上されることは仕方がないことです。思うにインフレにしようとする意味を考えると次世代に借金の負担を軽くするという意味もあると思います。失われた20年で日本の経済は成長しておりません。安くしないと物が売れない時代が長く続き、コストダウンということを日本社会全体が行ってきた結果、どうしても経済が小さく小さくなってしまったのでしょう。アベノミクスによりここ数年は2%という目標値には届いていませんがプラスの成長に向かっているということです。賛否はありますが私はいいことなのだろうと思います。問題は格差社会になっているということでしょう。働かない若者がいるということはありますが、年収が300万に見たいない就業人口が約1割いるのも事実のようです。1億2千万人の日本人口のうち景気の回復感を体感しているのは何割ぐらいなんだろうと、8割の方々は景気が良くなったという感覚はないのではと思っています。もう一つの側面として、何があるかわからないからお金を使わない。そんな心理が働いてしまい、お金が回っていないのも失われた20年がもたらしたものなのでしょう。と、ここでぼやいても何も当社は変わりません。我々が商いをしている商圏からすると我々の努力だけで十分に右肩上がりに会社を成長させ、石橋青果で働く人々が物心両面で幸福になれると思います。当社が今年度目指している売上は社会全体から見て大きな数字ではないということです。簡単ではありませんが、皆で力を合わせればその数字は必ず達成できると信じています。
 毎年度、12月ぐらいから次年度の方針をいかにするか、その方針を達成するための組織をどうしたらいいのか、そして、各部門で具体的にどんなことをしてゆくのかを3月までに決めています。ここ数年、ある程度の利益を残せるようになったのはこうした部門長の働きとその部門長の役割を理解して現場を守ってくれている方々の成果だと思います。心より感謝です。これからの3年間で作り上げたい事業があります。高齢化社会を迎えている日本です。その環境の中、当社で65歳定年以降も生き生きと働ける事業部を作るということです。その一つに生産者との取り組みもしていきたいなと考えています。消費者のニーズをいち早くとらえることができるという立場にいるのが仲卸という立場であり、荷受けを通しまた直接その情報を生産者へ伝えることができると思います。高年青果物の知識と消費動向の経験を生かしてゆけば独自の販売ルートや独自の商品開発ができてゆくと思うのです。生産者と消費者がWIN・WINの関係になる架け橋を作るのが我々の仕事だということです。この仕事に関してはまだまだ構想段階でありますのでこれから色々な検討をしてゆかなければなりませんが、現在、働く人がいきいきと働く石橋青果が、定年以降も生き生きと働ける事業部を作ることに何かワクワクとします。

平成30年3月

何とも暖かで春うららな季節です。寒かった冬から突然に春が訪れて、桜の木もあわてて開花をしているように感じます。できれば入学式まで桜が咲いてくれることを祈るばかりです。この陽気で少し野菜の入荷が増えてきました。キャベツやレタスの相場も異常な高値ではなくなりました。沢山の方に沢山の野菜を取っていただきたいと思います。まずは、悲しい報告と嬉しい報告をします。9年間も無遅刻無欠勤で働いていただいた石垣貴明さんは突然の病によって亡くなられました。心よりご冥福を申し上げます。8日に出勤をされないとの報告を物流部からもらい自宅に伺いましたが、音信不通。警察に届け、緊急連絡先である娘さんに連絡しました。後日9日ご逝去されたとのこと。あんなに元気な石垣さんが出勤してこないことがとても不思議です。また、11日には名古屋シティマラソンを社員11人で名古屋の街を駆け抜けました。シティマラソンを我々が走るために多くの方々が関わってくれています。そのことに大変に感謝です。主催者・ボランティアの方、沿道の応援の方、そして何より我々が車道を占有するために迂回を余儀なくされたドライバーの方には感謝を申し上げます。このマラソンへは、熊崎部長が石橋青果で働く人の健康促進のために提案をしてくれました。感謝!この風景は当社のHPに掲載しておりますのでご家族の方も一度ご確認ください。
 SNSの発展により人間関係や街の動きが少しづつ変化をしています。隣にいてもSNSにて会話をしたり、グループでのやり取りなどは朝から晩まで続いていたり。その影響なのか深夜に出歩く人が減り、コンビニの深夜の売上が段々減っているとのこと。その昔ですが私も友人と夜な夜な家の前なので座り込み、何という内容ではありませんが会話をした覚えがありますが、今はそれがSNSに変わってしまっているのでしょう。これから、AI,Iot,そして自動運転なので社会は大きく変化をしてくると思います。そんな中でも変えてはいけないものあるような気がするのです。
 先日、あるパスタ屋さんに女房と行きました。パスタを注文するとサラダ、果物、パン、カレーライスなどが食べ放題という店でした。何とも便利なお店だなと私は感じていたのですが、隣の親子を見ていて少し違和感がありました。食べ放題だからということで食べるのが当たり前という状態です。人気のパンが焼きあがると我先にとパンをかき集めて取って来る。そして、食べ散らかすという表現がぴったりな様に、親子で食べなきゃ損ですと言わんばかりに食べるのです。もちろんその他の食材も同様です。ちょっと何かが違うなと感じていました。食物は我々の体に入って我々の体を作ってくれる物。日本人が食事の前に「いただきます」というのは、「あなたのお命いただきます」という意味だと教えられて、食べ物があることへの感謝と食べられることの感謝を親から教えられたように思います。最近、人件費の高騰の影響でしょうがセルフサービスでのお店が増えてきたために、飲料を含めて食物を乱雑に扱っているように感じます。そこには作ってくれた人への感謝はないですよね。過去にニュースで取り上げられたお寿司でのシャリ残しという現象。これも同様だと思われるのです。お金を払ったから食材を残してもいい?賛否両論だと思いますが、自らがお寿司を握ったとして、シャリだけを山の様に残した皿を見たら悲しくなりと思います。一所懸命に心を込めて作ったのにと。これは、食べ物への一例でありますが、我々はいろいろな恩恵を受け取っていることを自覚し感謝して生きるということが大切なんだろうと改めて感じております。

平成30年2月

気が付くともうひと月が過ぎてゆきます。残り10か月!年齢を重ねると時間の経過が早くなるといいますがこの頃、大いに感じます。今年は寒い日が続きます。各地で大雪やその影響で何十時間も足止めをされたとのことです。被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。10月の2つの台風の影響とその前後に低温が続き、野菜の高騰が11月から続きますし、まだまだこれから4月までキャベツに関しては高値が続く模様です。産地契約をしていたキャベツは入荷せず、契約価格で納品すると大きな逆ザヤになっています。担当している仲君の心労はとても大きいと思います。がんばれ!このままいくと今年のわが社の業績は厳しいものになりそうです。困った。
平昌オリンピック真っ盛りです。フィギア―の羽生結弦選手には大変に感動させてもらいました。けがで練習ができないだけでとても精神的に大きな負担があったと思いますが、それを上回る彼のスケートに対する熱意を感じずにはいられませんでした。心身共に素晴らしいアスリートであることは間違いのないことです。沢山の感動に感謝!
 トップアスリートは毎日を大切に積み重ねています。毎日を大切に積み重ねることは別にアスリートの特権ではなく我々にもできることであり、良き人生の生き方としては大切に積み重ねた方がよいのは間違いのないことだと思います。毎日を大切に積み重ねるということは言葉では簡単ですが、どういうことなのか?
 一つは毎日のルーティンワークをこれで良しとしないことだと思います。日々改善ということです。同じ仕事を同じようにするということではなく、毎日ちょっと変化をさせてみる。そのことにより効果が出たりでなかったりするかもしれませんが、だんだんに良くなっていきます。名古屋のアソートセンターにおいては、5年くらい前でしょうか?二人一組になって検品をしていました。しかし、現在はハンディーターミナルにて検品をしています。導入当初は使い慣れず、残業をすることにもなりましたが、今ではハンディがない検品作業はありえない状態になってます。この事例でもわかるようにこれで良しと思ったら改善は行われません。因みに旧態依然のやり方でやっていたのなら今の倍の面積で倍の人件費が必要になっていると思われます。名古屋の李君を中心にアソートメンバー皆が作業改善に取り組んでくれ、たくさんの提案をしてくれています。あの小さなセンターで10億を超えられると確信をしています。日々改善をすることが仕事であり、言われたことをそのままにやっていることは作業であります。1日の変化は何もかわりません。しかし1年、そして10年と積み重ねると大きく変化します。
 もう一つ積み重ねるというのは、相手への感謝だと思っています。どうしても人間という生き物には「我」というものがあり、自分中心で物事を考えてしまいます。これについては私だけなのかもしれませんが・・・・。女房があり、家族があり、会社の仲間がいて、取引先の人がいて、みんながつながっているからその中で自分も生きていける。もしくは生かされている。その当たり前になりがちな事へ、感謝を積み重ねることが大切だと思うのです。積み重ねるというよりも忘れないといった方がいいのかもしれませんが、お互いが積み重ねることによって絆というものが太くなっていくと思うのです。なかなか身近な人への感謝を表すのは大変に難しいことが多いですが、近くにいて空気のような存在の方に心から感謝することが大切なのだと思います。
 皆さん、いつもありがとう!