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2023年9月

2か月以上も猛暑日が続き、外国では山火事が頻発しており、新聞の見出しには「地球沸騰」と出ました。温暖化の影響は間違いのないことだと思いますが、対策対応がとても難しいです。地球沸騰を冷ますには、長い時間を要することが予測され我々の生活では不便を強いれることもありますが、対策をしないとこのつけは、必ず未来の子供達にのしかかります。この酷暑の影響はお盆明けから各産地で現れてきており、8月後半から玉葱じゃがいもを除いて葉茎菜、果菜類の価格が上昇しています。人参、大根など根菜類は、出荷が無くなるかもとも予測されています。

ありがたいことにこの活字によるつぶやきは20年を迎えることができました。最初の手書コメントからすると22年くらいにはなるのかな?こうして会社を皆が支えてくれて本当に感謝です。皆さんが支えてくれているからこそ給与明細に記することができます。社員のみんながこのつぶやきを確認しているかは承知をしていませんが、家庭にいる皆さんに会社の内情などをできるだけ知ってもらいたいとこれからも社長のつぶやきを書き続けていこうと思います。

当社で働く人たちには、成長してほしいと思っています。成長とは効率よく作業ができるとか、お客さんの悩み事を解決出るとか、周りの人たちを助けることができるとか、仕事の側面はもちろんのことですが、人間的な成長もしてもらいたいと思っています。人間的な成長とは、魅力ある人間になって欲しいということです。あんな人になってみたいと皆さんも誰かにあこがれたことがあるはずです。あこがれの人は、カッコイイ!とか身のこなしが素晴らしいとか優しそうという外見的な魅力がまずはあるのでは。清潔な服装を心掛けており、体力もあり仕事中の身のこなしが軽やかであるとか、いつも笑顔で優しい目をしているというが当てはまると思います。また、仕事のことを聞くと何でも知っているということともに、トラブルが起こった時も素早く対応することができるのもとても人としての魅力的を感じるポイントだと思います。これは、お客さんから流石だ!と言われるほどの知識の量と質が豊富にあり、その知識を知恵に変える行動力があるからこそこうした魅力につながっていくのだと思います。少し視点を変えて魅力ある人間を考えてみると粘り強く物事に取り組んでいる人にも心を動かされます。研究などで成果をあげた方たちは成功するまでは失敗の連続であったと皆口を揃えます。あきらめないという意思の強さが人間の魅力につながっているのでしょう。苦手な人を作らないという方にも魅力を感じます。例えば、高倉健さん、竹内力也さん、ゆうちゃみさんという幅広くお付き合いができる人ってとてもすごいと思いませんか。人種や宗教や思想などを越えて幅広くお付き合いができる人の能力には寛容さを感じます。これは愛の力ですね。人間は失敗をする動物だと言われます。その失敗はその人が傲慢にならないために生まれてきます。我々は謙虚さを忘れずに生きる必要があります。また、自分一人儲けても世の中は良くなりません。誰かの人の役に立つことを喜びとして毎日を積み重ねていきたい。そして、この世の中がよくなるように、自分自身の理想の人生を生きていくことが魅力的な人間を作っていくことになるのだと考えます。

当社で働く人たちが、魅力ある人物になってくれることを祈念します。

2023年8月

台風6号が沖縄近くに停滞して1週間以上経ちました。離島においては食糧など棚に並んでいない状態が報じられてからもう数日経ちます。今までにないこのような状態が起こるようになりました。そして、日本列島はかつてないほどの酷暑が続き眠れない夜が続いています。コロナにより全世界の習慣や常識が変化し続ける中、地球の環境も全く違ったものになりつつあるのかと不安になりますね。この台風は九州を通り北進するようですが、秋作の作物に影響が出ないことを祈るばかりです。

ふと気が付くと今年ももう半分以上が過ぎてしまった。当初、自社のホームページに毎日気まぐれ徒然つぶやきをあげ、気まぐれではないようにしようと目標を立てましたが残念ながらやはり気まぐれになっております。しかし、DMP研修で教えてもらった通り、三日坊主も10回続けばひと月になるという教えを生かし再出発をしようかなと考えています。「継続は力なり」は間違いなくその通りだと思います。継続ができるということはそのことに没頭出来ている、もしくはそのことが大好きであるという証拠です。その結果、関わる人々の信頼を勝ち得ることと共に継続したからこその力=能力が開発されるのだと思うのです。

新卒の採用をしていて気が付くのが、やりたいことが何なのかわからない若者が沢山いるということです。大学に将来の自分のやりがいを見つけるために入学したつもりが現在の4年生は入学当時からコロナ禍で活動中止もしくはオンラインでの授業などでリアルに人と触れ合う機会を相当に奪われ、社会環境が変化していく中で自分のやりがいを見出すことが難しかったのは事実のようです。自分の人生をどう生きるかという問いに対してコロナ禍で時間があったにも関わらず向き合えないのは、人と触れ合えなかったということも原因としてあるかもしれませんが、残念なことです。

将来に向けてのやりたいことを考えても多分出てこないと思うのです。いろんなことを体験してこんな風な仕事をしたいとか、関わった人の様に生きてみたいとかそんなところから自分の人生を考えるのだと思うのです。YouTubeなどで見たとしても自分の体で体験しなければ実感しません。実感しないということがやりたいことが見つかっていないことに、つながっているのだと私は考えています。考えているのではなく先ずはやってみることが大切だと思います。やってみてこれは自分には向いていないとか、好きになれないと思うのであればやめればいい。やってみたいなとか興味があると感じたのならぜひいろいろなことに挑戦してもらいたいものです。

やってみて好きになること、興味関心が持てること、得意に思えること、他の人とやってみたら自分の方が上手くできること、そして真剣にやってみたらその物事に対していろいろな課題や問題を感じるようになること、こうしたことを通して自分が輝く道が見えてくるのだと、思風先生から教えてもらいました。

若い方に自分の生き方を見つけて欲しい。そして、毎日を大切に積み重ねて継続をし続けて欲しい。それが必ず力のとなるし、継続をしてゆくうちにやっていることがだんだん好きになってくるのは私も体験して間違いのないことだと思います。

体験から理想を見つけ出し継続をし続ける。しあわせな生き方だと思うのですがいかがでしょうか?

2023年7月

九州では線状降水帯が発生し続け天候が安定しません。早く梅雨が明けて欲しいものです。降水量が過去の梅雨とは全く違ったものになっています。シトシトと降り続くの梅雨というイメージではなくなっており日本列島の亜熱帯化が進んでいると感じるのは私だけではないはずです。SDGsと世間では語られていますが孫子の代から未来に向けて美しい地球を残すことは必要ですね。その為にどうしたらいいのか?難しい問題です。

自分自身も還暦を過ぎいろんなことが判るようになってきました。戦後70年以上経ち日本人には現在のウクライナの状態は受け入れがたい状態です。隣の国から攻められるなんて言うことを想像したこともないですが、現実に起こっていることです。夜に枕を高くして寝ていられること、食べるものに困ることなく生活ができること、いただける仕事があること自体が感謝すべきことです。しかし、人間は常にあることはそれが常態化してあることが当たり前になります。普通に何気ない日常を過ごせることが本当にありがたい状態なのだということは若かりし頃には私は全く気づきもしませんでした。それが年を重ねるうちに色々なことを学び体験しわかるようになってきました。だからこそ誰かに少しでも恩返しをしたいという気持ちになります。私は両親から体を大切にしろ、勉強をしろ、人には親切にしろとか言われてきましたが若いうちは聞く耳を持っていませんでしたが、今私は20歳代30歳代の人に今を一所懸命に生きなさいと言いたい。人間は必ず世界でナンバーワンの能力を持っていると思風先生はいつも教えてくれています。みんなの顔が違うようにひとり一人にはナンバーワンの能力が備わっているというのです。その能力を開花させるためには目の前に現れた問題から逃げないことですと。七転び八起き!七転八倒!もう後がないと思っても尚逃げずにその道に進むことがその人の能力を開花させるのは間違いのないことです。一所懸命に生きなさいというのは目の前に現れたものを前向きにとらえてやり遂げてゆくことだと思うのです。大谷翔平さんがインタビューの中でニューヨークの街でどこが好きですか?と聞かれて街に出たことがないのでわかりませんと答えていました。彼は本当に野球が好きで次の日のために体調を整えることを最優先しています。本当に一所懸命に生きていますね。真剣に取り組むから課題がわかりその課題を解決する大谷さんをおっさんの私は見習わなくてはならない。

2023年6月

台風2号の発生と重なり早い時期の入梅となりました。東三河での線状降水帯の発生は昨年の静岡営業所水没が思い出され、珍しく飲酒をしない夜を過ごしました。岡崎から新城近辺では水没など被害にあわれた方にはお見舞申し上げます。雨の影響でキャベツなどの相場が上がっています。しかし、値上げラッシュの食品の中では青果物の価格は平年並みであり、特にレタス・トマトの夏野菜は比較的に落ち着いた相場で推移しており、皆さんにはたくさん食べていただけることを期待しています。

コロナ感染症の扱いが5類となりいよいよ経済が活性化してきました。コロナ禍で飲食店は営業を相当に制限されていましたが、外食事業部はありがたいことにたくさんの注文をいただけています。その対応において皆さんの活躍に感謝します。しかし、経済が回りだしたからと言って2019年と同じ社会にはならないと思います。この3年間で常識が大きく変化しと感じています。先日知ったのですが、結婚式の案内状がメールで出され、WEB上で出席を取るという方が現れたということをラジオ番組で聞きました。結婚式の案内状と言えば結構豪華な封筒に返信用の封筒が入っており式場の案内と共に分厚いものが届くというイメージです。簡単にメールでというのは厳かさとか相手に対しての尊敬の念が欠けるのではと感じるのですが、いろいろな活動がオンラインで処理できる影響なのか、今までの常識が変わっていく一例なのだろうと感じずにはいられません。

コロナ感染症は地球が本当に狭くなったことを証明したような気がします。中国で発症し瞬く間に全世界が感染しました。その感染速度は相当なものでした。また、工業製品のサプライチェーンは海外にも及んでおり部品が足らないために製品が完成できないという状況がおこりました。狭くなった世界は皆つながっており持ちつ持たれつの関係で成り立っていることを我々に身をもって知らせてくれました。そして、今年に入り経済が再開されると日本の経済が弱っていることが日に日に明らかになってゆきます。円安の影響もありますが、海外からの研修制度では、日本に来る方が激減しています。逆にオーストラリアなどに日本の若者が出稼ぎ?に行っていると話題になっています。日本の求人難というのはこれからも続いていくのだろうと容易に想像できます。日本経済の凋落原因は少子化であるということで岸田政権は対策に乗り出していますが出所数を伸ばすまでには何十年という期間が必要になるのはこれも容易に想像がつきます。

こうした環境の中わが社で働いてくれる人に心より感謝します。できうる限り働きやすい環境にしてゆき、みんなで稼いだお金を皆で分配してゆきたいと思います。2年間大変に苦しみましたが皆さんのお陰で22年度決算を黒字化することができました。会話をしながらいろんなことの改善をしてゆきたいと思います。どうか皆さん協力をお願いします。

 

 

2023年5月

新緑が抜けるような青空に輝いています、この時期は過しやすい季節です。加えてコロナ禍から経済が立ち直ろうとしているように感じ未来が明るい気がします。青果物も昨年とは違い結構な値上がりをし、値打ちだなという青果物があまり見当たらないような気がします。消費が活発になってきたのが原因なのではと考えます。また、今年のゴールデンウィーク(GW)は5連休が当たり前で9連休という人も多かったようです。GWの市場事業部も外食事業部も対応に追われました。お疲れ様でした。仕事があることはとてもうれしい反面、皆に残業を頼むこととなり大変に申し訳ないと感じています。また、ご家族の皆さんにもだんらんの時間そしてGWで旅行などができづらい状況だったことに心よりお詫びを申し上げます。

最近、ジェンダーフリーとかLGBTQという言葉をよく耳にします。昭和に生まれた私は、正直にいうと全てを受け入れることができていない現状があります。私が育った環境は「赤色」や「髪が長い」また、「化粧をする」のは女性というのが当たり前であり「男らしくしろ」「女らしくしなさい」というのが子供の頃に言われ育ったのがその原因だと思います。しかし、どんな人にも優しい社会であって欲しいというのはちゃんと理解はしています。しかし、そんな変化している社会に少し違和感を持っていることがあります。お互いダウン症があり介護施設にお世話になっているカップルが結婚を希望しました。しかし、その施設の責任者がその結婚を反対したことでマスコミから大変に叩かれました。子供ができたときの将来の責任をそのカップルには取れないということが責任者の反対理由です。憲法上は生きる人すべてに平等に権利があることはわかります。社会の中で自立できないから施設の中で生活をしているのに将来できるかもしれない子供をそのカップルが社会的な責任を負えるとは考えづらいですね。本当の優しさとは最後まで責任をもった行動ができることだと思います。ある意味では結婚をするということは本能的な欲求から出てくることです。結婚生活を全うする、子を育て自立させるということは相当の努力が必要となります。この責任者は本能的な欲求だけでは社会的な責任を負うことができないと考えたのだと思いますし、ある意味では大変に愛情が深い方だと思うのです。法的な根拠のみでたたくマスコミの方が安易に私は感じました。それと共に今の日本にはこうした方々をすべての面において社会が面倒を見る制度がありません。マスコミは国民に対してそこを気付かせることが必要だと思います。

地球が出来上がったのが38億年前であると言われています。そして、単細胞生物が誕生してから我々の祖先である猿人類が出現し人間へ進化したと言われています。これは我々の先祖は幾多の自然環境に負けることなく延々と命をつなぎ続けた結果です。強いから生き残るのではなく、変化に対応できるものが生き残ることが原則だと思います。その変化は遺伝子が何らかの変化をしていくことであり、その変化に対して弱肉強食であることで人類が今に至った経緯であると思うのです。

皆が優しくなるためには人類の遺伝子が相当に変化しないといけないのかな?平和な世の中を皆が望みながらも強大な力をもったトップが我欲をむき出す。

何とかならないのかな?

2023年度はじめに

ウクライナとロシアの戦争が早期に集結することを心より祈り、世界のみんなが争うのではなくお互いに高め合うような世の中になってくれることを期待します。

 世界的にもウィズコロナとなり、社会生活はコロナ前の様に人が集まることができるようになってきました。これにより昨年よりは経済活動が活発化しております。しかし、コロナ前に社会全体が戻ることはないと思われます。仕事においては、オンラインでの商談が日常茶飯事となりビジネスでの移動が最小限になってきております。これによりビジネスユースでの飛行機と新幹線の売上は早期には回復することはないのでしょう。減少する見込みもあれば増加するのはオンラインやECサイトの開発ならびに自動運転などのAI分野は大きく伸びていくと予測されます。将来的には、飲食店での注文がタブレットからAI搭載の画面に向かって我々は注文する日も遠くないと感じています。

 食品を中心にいろいろな物が昨年は何度も値上げがされることが話題になりました。コロナによりストップしていた供給が間に合わず需要とのバランスで値上がりしているという人もいます。もしこの説が正しければ原油などの生産量がコロナ前と同様になった時にはまた日本は値下げをして元の値段に近づくことになるのでしょう。私はそのようにはならないと考えております。日本はリーマンショック後コストダウンをし続けたために、住みやすい国ではあるけれど成長のない国となってしまいました。アイフォンの部品では日本製品が半数以上使われていると聞きました。しかし、韓国製2割、アメリカ製1割の部品点数に比べ日本製の全体の部品価格は1割以下だと聞きました。部品点数は半分以上でも価格は1割しかないアメリカ製に大きく負けているのです。日本政府は、コストダウンから開発そして付加価値のつくものを奨励していくと考えます。そして、人件費アップを目指しコロナ前の社会にも戻らず成長産業を育ててゆく方針だと考えます。 その中で1次産業である農業が生産の省人化がどのように進んでいくかが流通現場にいる我々の課題だと思います。大手自動車メーカーが農業分野にも触手を伸ばしていると聞いています。その動向を注意深く見ていくことが必要であると考えています。

 もう一つの課題として働き手の問題があります。2022年出生数が80万人を切ったというニュースは20年後、現在の採用母集団が3/4になるということを示しています。現在の求人難に加えてこれから将来の担い手の採用はもっと厳しくなるということです。22年度は大切な仲間たちが離職していきました。本当に残念でなりません。私は、働く皆が成長することができる会社を作りたいと考えてきましたが、もう一つ楽しく働けるというキーワードを加えていく必要があると考えています。

 トラブルや問題はなくならない、なぜならば人間がやることだから。しかし、トラブルや問題を解決していかなくてはなりません。このテーマを今年度は皆で話し合って解決していきたいと考えています。「会話で一丸」を今年のテーマとして掲げました。今日明日の問題から100年勝ち残る企業への問題とたくさんの課題問題が山積です。若手ベテランとみんなが知恵を出し具体的に挑戦できる答えを出して行動に移していきたいと思います。

 市場事業部の担当者変更は、わくわく・ドキドキ感満載です。外食事業部はお客さんの省人化、新しい接客、サービスに我々がどのように関わっていけるのか。そして、ベジドラ事業を確実に収益をアップさせていくために他部門と共にどのように協力していくか?総務、物流と共に今年一年、毎日を大切に積み重ねていきます

2023年3月

今年より昨年の冬は寒さが厳しかったのですね、桜の開花が1週間近く違ってきております。今年はなんとなく暖かな春を感じています。青果物の価格は昨年より少し高めなのかなと漠然と感じています。コロナウィルスとも共存をしていくという社会となりお花見などのイベントも目白押しで経済が動き出した影響なのだろうと思います。経済の動きに対して賃金アップにつなげなければならないなと私自身、いち経営者として決意をしております。その為の利益確保が重要ですね。

テスラのイーロン・マスク氏により日本は未来に消滅するという発言があり衝撃的でした。また、先日の新聞で出生した人数が80万人を割り込んだという記事がありました。予測から10年近くも早い速度で出生数が減っているとのこと。私は大きなショックを受けました。世界的な問題は人口増加が問題になっておりますが先進国においては少子高齢化という問題があり日本においてもここ20年ずっと叫ばれておりますがどの政権も先送りにしており根本的な対策には手を付けられておりません。今年出生した80万人の赤ちゃんは20年後には労働力の担い手になります。実はそんなに遠い未来の問題ではないのです。現在の選挙制度ではこうした長期的なビジョンに対しての問題解決はできないのでしょうね。選挙民も高齢化しており高齢化社会に対して厚遇しなければ政治家は失職をしてしまうというのが現在の選挙制度です。当たり前のことですが選挙に負けるような政策を打ち出すような政治家はいません。こうした問題の先送りは必然です。

世界で起きている人口増加問題は食糧危機につながると言っています。水が足らなくなり畜産も農業も行いづらい環境になっているという予測がされています。私は過去に農水省の上席役人から日本の自給率低下の問題に対して対策を尋ねたときに帰ってきた答えが「アジアのシェアーを確保しておけば大丈夫である」と聞いたときにゾットしました。食料取り合いになるのに農水省は自給率をあげる努力すらしない。農地が足らなくなるというのに耕作放棄地を黙認し挙句の果てに外国に土地を買われているという現状があります。少子高齢化と共に食料自給率をあげるという問題にも現政権並びに政治家の方には真摯に向き合っていただきたいです。この出生数減少は中小企業において採用ができないという問題を深刻化させます。23年の20歳の人口は約12万人でありピーク時の3分の1になっています。現状でも中小企業は採用に苦慮しています。それがまた4分の3になるというのです。今日明日の問題ではありませんがこうした未来の課題に対して特に若い人が問題意識を持つことがとても大切だと思います。勿論、一人が意を唱えても何も変わりません。若い世代に20年、30年後の日本の未来を見ようと努力して欲しい。社会の仕組みを変えようと政治にも関心を持つ人が増えて欲しい。選挙に行かない若い人が多いと聞きます。短絡的に18才から選挙権を与えているのもどうかと思いますがその権利を果たさないのもどうかと思います。一人が何かを変えようとしてもかわりませんが少なくとも選挙に行って欲しい。投票に迷えば政治家をみるようになり、政治に関心も出てくるのかと思います。

自分の居場所を磨くのは自分でしかないという自覚を持ってほしいですね。

2023年2月

365日のうち12分の1があっという間に過ぎ、2月の給与支給日となりました。光陰矢の如しを胸に刻み、毎日を大切に積み重ねていきたいものです。今年の冬は寒いと感じながらもこの時期になると夜明けが早くなり17時以降は明るくなっています。春の訪れを予感します。青果物の市況は1月後半から高値というほどではありませんが強い相場が続いています。居酒屋さんは0時過ぎのお客さんは戻ってこないとのことですが早い時間の客足は伸びているようです。ウィズコロナで経済が回りだした影響なのでしょう。コロナ前の様な活気のある経済になることを祈るばかりです。

ロシアがウクライナに侵攻して1年が経ちます。ロシアVSウクライナというより、ロシアVS西側諸国NATOという図式になってきました。その他に中国とアメリカの覇権争いが激化しており、台湾有事というものあながち噂だけのものではなくなる危機感もあります。岸田政権も急に軍事増強ということを言い出しておりここ数か月なんとなく世界情勢は危機にさらされているように感じます。核兵器の拡大をしたとしても豊かになる人はごく一部であり、核は抑止力があると言われても使えない兵器であることは間違いのないことだと思うのです。政治的な難しいことはわかりませんが、お互いに嫌だなと思うことをされたら喧嘩になるのは個人も国も一緒のはず。世界のリーダーたちが胸襟を開いて話し合うということについて、一国を背負うという立場もあり難しいことは理解をしますが進化している時代だからこそ話し合いで解決してもらいたいと思います。

世界のことはともかく、社内で話し合うということはとても重要だと思います。

今年度のテーマ「会話で一丸」と掲げ、いろは研修を2回開催しました。組織図を明確にしていくと仕事は縦割りになっていきます。よって隣の部署がどんなことをしているのかがわかりづらくなっていきます。そんな中、お客さんは石橋青果のことは一つとしてみているために電話を取る事務員さんがクレームをいただいても対処ができないということがあり、そのためにお客さんの怒りが大きくなってしまうという事例が研修で上がりました。部門を越えて会話をすることは問題の解決の糸口が見つけやすいと思われます。自部門だけでは解決ができないことも他部門との協力で時短やクレームになる事例が解決されていくことは明白です。自分の商品ではないからわかりませんでは商談になりません。お客さんから見たらネギ屋さん、レタスやさんは関係なく、市場事業部も外食事業部も関係なく石橋青果なのです。基本はみな同じなので隣の仕事をのぞいてみること、話をしてみることがとても大切であり、ちょっとした提案が配達の回数を減らしたり、クレームをもらうことが減ったりということにつながるのだと思います。2023年度事業計画を現在策定中です。皆にたくさんのリターンをするためにも適切な利益を上げることが必要です。そのためにも自部門だけでなく他部門と協力をしていくことが大切だと考えています。事業計画の中に具体的にどんなことをしたらいいのかをみんなで考えていきたい。そして、そうした意見をどんどん出してもらいたい。

100年勝ち残るためには社員一人一人の成長が絶対条件です。

2023年1月

12月6日に名古屋には積雪10㎝にもなる大雪が降りました。私は、22年は暖冬になるのだろうと勝手に思っていましたが寒くて仕方がない日が続きました。雨は降らず晴天続きの12月そして正月だったのでウィズコロナの中多くの人が海外や国内に出かけたようです。野菜の相場は比較的に落ち着いており値上がり傾向の食品の中で青果物は例年通りの相場だったので家計には少し優しかったと思われます。

例年通り上知我麻神社にて初恵比寿に参加をしてきました。今年は少し早く行こうと女房にお願いして10時過ぎに神社に到着。先に1人がおられましたが2番目ということで少しテンションが上がっておりました。神社職員の方は今年の運営方法を変更して並んだ順に祈祷札を集めて順番通りにご祈祷をしていただきお下がりをいただくのも順番通りにいただくことができました。昨年までだと早く並んでも祈祷札が呼ばれるのも何番目に呼ばれるかハラハラしており、お下がりをいただくのも出口で多少の混雑がありストレスを感じていたのですが今年の運営はとてもスムーズであり神社のしきたりも進化してゆくのだと感じるとともに早々に拝殿を後にできたことにとてもすっきりとした気持ちになりました。もう少し付け加えると一番札を取り合う掛け声はもうなくなりました。今年は規制のない神事のため昔の様にワイワイとすると期待をしていたのですが0時になってもなんとも皆さん行儀がいいというのか?そこには少し寂しさを感じます。商売人に元気がなくなったようなそんな感覚です。

今年の私の書初めは「会話で一丸」としました。書き上げた瞬間に女房に解りやすいとお誉め?のお言葉をいただきました。今まで私自身が対話をしなければということに神経をとがらせていたのですが、対話というのは一対一で成り立ち、私と誰かとが、話すことが大切だと考えていました。その上にコロナ禍になり忘年会等の会社行事を開催することができず皆との対話の機会も減っており私自身は、心にぽっかりと空洞があるようなそんな感覚でした。年末に一年を振り返っているときに、過去には皆で酒を呑み、喧嘩もするけどいろいろな雑談をしたなと考えていた時に、ふと対話ということだけでは会社の人間関係作りは足らないのではと気が付いたのです。私と各人が話をしていても、社員同士の意思疎通というのは生まれてこないのです。みんなが一緒にいるときにいろいろな雑談をすることが会社にとってはとても重要だと気が付いたのです。もっと言えば部門を越えてみんながいろんな話をすることが必要であるということです。働きやすい会社にするために雑談の機会を増やし、雑談の中からお互いの心を通わせることが重要だということです。それが一丸になるということにつながってゆくというのが今年のテーマとして掲げてゆきます。

強い会社とは、お金が潤沢にある会社ではなく社員同士がお互いのことが分かり合える関係にあるということです。現在会社では1人月一回3000円の補助ですが事前に申請すれば費用を出すことができます。いろは研修と共に皆には大いにこの制度を利用してお互いの人間関係を深めて欲しいと思います

2022年12月

寒くなるといわれながらあまり寒さを感じない12月初旬でした。しかし、これから寒くなるということですのでご家族の皆さんも体調管理には十分に気を付けてください。天候もよく生育環境がよいため葉物野菜の相場がお値打な状況が続いています。ウィズコロナとなり人の流れが多くなったため消費が増えているはずなのですが残念ながら青果物の動きは鈍いようですね。

今年も残すところ2週間となり毎年のことですが年末年始の商談がこの時期になると気になるところです。一年の計は元旦にありと言われます。今年一年を反省して来年につなげることはとても大切だと思います。

この3年間コロナ禍で大きな変化をしました。オンラインで先生の授業をきくと出席扱いになる。ビジネスにおいてもオンラインの活用は時短につながり新幹線などでの商談のための移動が減っているのは確かだと思います。人の関わり方も大きく変化をしている気がします。SDGsという切り口ですが年賀状でのあいさつを遠慮しますという案内を今年は沢山いただきました。飲食店での注文や提供がモバイルやロボットが活用されるようになりお客さんに楽しんでもらうための接客というのが減りました。大人数で楽しく飲むということが少なくなり居酒屋さんも宴会場を持ったお店がどんどん減っていきます。これから会社の忘年会などを開催しようと思うと一同に入れるお店を探すのに相当苦労しそうです。コロナにより世の中の変化は相当に激しいものとなりました。まだまだ変わっていくのだと思います。私自身は「意識革新」と今年のテーマを掲げました。一年がたち自分自身が革新したかといわれると業務に忙殺されており自信はありません。どうしても昔こうだったよな、という思考が残っており過去の体験から脱却がなかなかできていないと大いに反省をしています。

先日、DMP研修経営者サロンで車業界の話を聞きました。これからの世の中はエンジンから電気自動車せざるを得ない状況になってきていると。理由としては自動運転をするためには車にコンピューターを装備することが必要でありその電源を確保するためにはガソリンによる発電では全く追いつかないため電池を車に搭載する必要があるとのこと。エンジンからEVへの変化は急速に始まるようです。遠くはない時代に自動運転をする車が主流となると今の移動が無駄な時間から有効な時間に変化する可能性もあるとのこと。移動手段だけでなく電化製品とスマフォがつながり遠隔で確認したり操作したりが可能な時代になりつつあります。

コロナ禍そして自動運転などの先端技術の進化により我々の生活はこれからも変化をし続けると思います。時代は変化してゆくということを理解したうえで次の年をみんながどんな年にしたいのか?そんなことを新年会など開催して語りあいたいものです。新しい年がそこに来ています。

来年どんな年にしたいか、考えてみてください。