暖冬だろうと高を括ていましたが、12月中旬から急に寒くなり寒さ厳しい冬になるとのこと。昨年末から今年にかけての野菜の高値は今までに経験したことがない様なものでした。長年青果業界にいますが予測が全くつかない不安な年明けになりました。とはいえ、生産者の方は資材の高騰等で利益が上がらないと聞いています。八百屋さんはあまりにも高い青果物にいつもの利益が乗せられないと困っています。我々仲卸も同様です。卸会社は高値なので効率よく利益が上がっているかも。風上から風下まで皆がWINWINになることを祈るばかりです。
25年度のテーマを「笑顔で挑戦」としました。私にも孫が3人できました。子供の笑顔は何とも言えない癒しを与えてくれます。大人でもお互いが笑顔で会話をすれば話が前向きに進みます。笑顔の力はとても素晴らしいと改めて感じています。社内社外も含めて皆が笑顔で過ごせる一年にしたい。その上で厳しい経済環境を勝ち抜いてゆくために皆で力を合わせてあらゆる挑戦をしてゆきたい。
明るく元気な笑顔と共に新たな挑戦をします。
笑顔とは
・お客さんの笑顔 鮮度ある野菜をタイムリーに価値ある価格で届けるための提案をする
・仲間の笑顔 思いやり・助け合い・声掛けをしながらお互いが負けるものかとの気持ちで
・仕入先の笑顔 入荷量がちょうどいいのは奇跡、多くても少なくても共に仕事をする仲間
・取引先の笑顔 いつも助けてくれているという感謝の気持ちを忘れずに接しましょう
・家族の笑顔 支えて、癒してくれて感謝。家族がいるからこそ更なる高みへ行けます
挑戦すべき事項
・交通事故ゼロ ・社員PAベースアップと採用時給UP ・VT/SZの黒字化
・不採算取引の黒字化 ・組織の強化 ・働きやすい環境を作る
・致知365日生き方の教科書をもとに気まぐれ徒然をアップ
・グループ売上48億円 経常利益5千万円の達成
4月22日に経営計画発表会があります。社員参加はマストとしてパートの皆さんも多くの参加をお待ちしております。この計画は各部門長だけで作ったとしても多分計画倒れになるだけです。やらされる計画は誰もが積極的になれるとは思えません。しかし、自分がこうしたいと考えて計画をした事柄については各々が責任をもってやると思うし、やり遂げた時の笑顔を本物だと考えます。特に自部門で起こっている作業がしづらい、時間が掛かかる、手待ちが起きているなどの現象を何とかしたいということを声にあげることから初め、連携するグループの経営課題を皆で出し、その解決策を皆で考えることが事業計画を作ることになります。1月から3月はその為の時間を多く作りたいと考えています。どうか皆さんも小さなことでも結構ですので、今実際におきている問題点を各部門長へもしくは直接私でも結構ですので伝えて欲しいです。
我々が行っている仕事は、お客さんにとって無くてはならない仕事だと思います。だからこそ、我々はしっかりと収益を上げて業界を支えてゆく必要が在ると考えます。協力をお願いします。
2024年12月
先月は20日過ぎにやっと寒いと感じるような気温になりました。暖かく穏やかな日が続きました。しかし、夏の酷暑の影響は、キャベツ白菜大根など露地野菜は勿論のこと果菜類まで超高値安定という状況でした。年末年始を目前として今年の作況はとても不安定であり、相当の高値を予測せざるを得ません。物価高に青果物も拍車をかけてしまうという結果となりそうです。
私は、過去にコックをしていたという経験があります。4年ほどコックを天職とし、自分のお店を持ちたいと思い、一所懸命に修行をしておりました。バブル真っ盛りでしたのでお店はとても繁盛しており、原価計算の報告もとても甘かったため高価な食材などを使用することができとても勉強をさせてもらいました。
当時は私が考えていたことは、美味しいものを作ればお客さんは満足して帰ってもらい、リピートしてお店は繁盛するものだと疑う余地もありませんでした。そこにはお客さんの目線ということは全くありませんでした。
コックを辞めてから自分が一般の人としてお店を使う側になった時にとても感じたのが、接客する人の技術がとても大切だということに気が付きました。お客さんに美味しい料理を出すことは当たり前であり、その上に提供時間が適切で、接客する人の笑顔やお客さんをもてなす会話がとても大切なのだと気が付きました。当時、私が作った料理でお客さんは満足して帰ったのではなくホールの接客する方々がもてなしていたからこそお店は繁盛していたのだと大いに反省しました。
余談にはなりますが、現在の飲食店でのサービスはおもてなしというものではなくなりました。お店側は接客する従業員の確保が大変に難しくなったことは大変に理解をします。しかし、コロナ禍からの常識の変化によりタブレット使用が当たり前となり、店員さんに注文をしようとするとタブレットでお願いしますと言われてしまう始末です。10人以上でお店に訪れれば頼んだ飲み物が一ヵ所に置かれ、客である我々が、ウーロン茶は誰?と配ることが当たり前になってしまいました。おもてなしという言葉はだんだん死語なってゆくのかもしれません。
話は戻り我々は青果物の販売という仕事をしています。今年のように品薄になると売り手がどうしても立場上強くなりがちです。気が合わない、細かな事をいう、値切るなどするお客さんに対して感謝の気持ちが薄らいでいないかが心配です。
お客さんがいて我々の商売が成り立っている、生産者が商品を作ってくれて我々の商売があるのです。営業をしているメンバーはお客さんに接する機会が多いのでこうして記したものを読んでもらえれば理解をしてもらえると思いますが、仕分けなどだけをしているとお客さんの顔が見えなくなると思います。
我々の給与は間違いなくお客さんが支払ってくれているのです。いつもその先にお客さんがいるのだということを話ずれずに鮮度ある野菜をタイムリーに届けてゆきましょう。
新しい年に向け、今年の反省と次年度の毎日の生活の目標を作るといいなと思っています。忙しくなると思いますが皆さん体調には気を付けて毎日を大切に積み重ねてゆきましょう。
24年11月
2024年11月6日
11月に入ったのに日中は半袖で過ごせる日が続き、早朝出勤時に寒さが厳しいという感じは今のところありません。東海地方の山間部は紅葉やっと色づき始めたようです。夏の酷暑により野菜への影響は9月10月に色濃く残り、「例年の平均相場」は大きく変化をするということを肝に銘じておく必要があります。
10月横山隼也さんが物流部に入社そして今月は名古屋アソートの千坂さんが免許を取得して社員へ移動、竹内則雄君が物流部に入社、また、パートさんの採用も順調にできているので人員としてはある程度揃ってきたと思います。皆が仲良く仕事をしてもらい、お客さんに鮮度ある野菜をタイムリーに届けましょう。
10月27日は衆議院の選挙でしたが皆さん投票に行きましたか?投票は義務ではなく権利なのです。選挙権は過去に先輩が獲得した貴重な権利であるということをもう一度認識して自分の一票に対して責任をもって欲しいと思います。
自民党が大敗した翌日の28日に高市代議士の講演を聴く機会がありました。彼女は残念ながら石破総理との総裁選では負けましたが講演を伺い素晴らしい方だということはよくわかりました。特に経済政策については日本の事をどうしたらよいかというビジョンを持っており、総裁選に勝利していたらもしかすると日本経済の未来がもっと明るくなるのかもという気持ちにさせてくれました。
その反面では日本の経済を発展させるだけで国民皆が幸せになるのかなと講演を伺いながら一つの疑問がわいてきました。確かにアメリカや中国に対して日本独自の技術で経済対策をしたとしても国民一人一人が幸せになるのとは少し違うなと。
江戸時代の日本は他国と比べて経済的に劣っていたということですが、家族関係をはじめとして隣近所との関係はとても近く、暖かなものがあったと思います。それは日本国民の皆が豊かではなかったのですが今より幸福感は高かったと思います。
現代の社会では収入の格差が拡大している時代です。高市さんが目指す経済発展をしたとしても必ずしも国民の大多数が幸せを感じるということはないなと聞きながら感じておりました。何が違うのかなと考えた時に、私を含めて現代人はもらえることが当たり前で自分から与えることはもったいないと考えているのではないか?要するに利他の精神が気薄になってきていると感じるのです。
自分の権利なので利益を独占するのは当たり前という考え方が今の主流になっており大資本は潤ってもそこから中小への分配は進まないのではと感じました。
経済発展を目指すと共に教育のあり方をかえる必要があると思うのです。利己ではなく利他の精神を大切にするような教育が必要だと思うのです。現代の教育は先生が教えたことがどれくらい理解できたかだけで点数を与えています。その子自身の存在を認めてあげ、学業の成果のみでなく色々な側面で理解してあげるような教育が必要だと考えます。それは同級生や関わる人達と一緒に何かを作り上たり助け合って生活できる子供が評価される様な仕組みがいるのではと考えます。
皆が幸せになるためには他人に優しくなれる人をつくる教育がこれから必要だと感じています。経済政策と共に日本の未来を背負って立つ人物をつくるために今の教育あり方を変えてゆくことが必要かなと感じました。
2024年10月
2024年10月4日
10月に入ってやっと夜温が下がりましたが、まだ蒸し暑くて眠れない日があり、日中33度越えは今まで経験したことのない天候です。コロナ禍から生活様式が随分変わりましたが、天候まで変わってしまったようです。
昨年同様にお盆前そしてお盆明けの相場は高くなくそれに合わせて見積もりをせざるを得ない状況ですが予想した価格よりも異常に高くなるのが9月です。例年の相場という価格はもう無くなったと思ってよいようです。ここも古い認識を新たにしなくてはなりません。
先月の思風塾のテーマは、「教育の本道」でした。色々な価値が変化をしてゆきますがこの教育の本道は原点であり、変えるべきではないと考えます。
現在の学校教育は先生が教えたことをどれくらい生徒が理解したかを試験の点数で評価するというものであり、点数の取れなかった生徒は「できない子」という烙印を押します。その生徒は劣等感にさいなまれています。これは教育の本道から外れているのです。先生は生徒に理解をさせようとしていない。理解できないのは先生の教え方が生徒にあっていない、もしくは教え方が悪いということなので先生は反省すべきなのです。学校教育のあり方は変化する必要があるようです。
教育の本道は、知育のみを押し付けるのではなく人間らしい人間をつくるということです。人間らしい人間とは他人に対して愛情のある、心をもった人間を育てるということです。色々な体験をしてそこから学んだ気づき、真実をもとに世の中の事を知り、人間としての実力を高めることが必要であるということです。
その為にも家庭教育が重要になります。親の背中を見て子は育ちます。子供を学校で教育するというよりも家庭を中心に教育することが必要なのです。だからこそ親の教育の考え方がとても重要になります。心しておくことは教えることが育てることを上回らないようにすること。教え過ぎることは子供を支配することにつながります。教えることは手段であるといことを肝に銘じて、子供が自発的に学ぶようにすることが大切なのです。
子供はいろんなものに興味を持ちます。耳があるので「聞きたい」目があるので「見たい」足があるので「動きたい」頭があるので「知りたい」と思っているのです。その中で経験し自分の可能性を高めてゆくのです。子供の欲求を伸ばし続けることは奇跡と思えるような可能性を見出すことにつながってくるのです。
教育の本道は自分らしい自分をつくることを目的に教える側と教えられる側に分かれて教育をするのではなく自分で自分を教育することを教えるということです。
社員教育においては、本来の経済活動はお金儲けだけにあらず、経済活動を通して人格が磨かれることが必要なのです。そして、会社での活動が家庭を壊すことがあっては本末転倒なのです。仕事の側面を磨くことも大切なのですが人間の側面も磨くことが必要なのです。親の背中を見て子は育つように企業は先輩社員の背中を見て後輩社員は育ちます。子育て同様に、基本動作は教えますが後輩社員が自ら育つように手助けをすることが大切なのです。
2024年9月
2024年9月3日
8月中はずっと酷暑した。35度以下だと暑さが和らいだという感覚は異常としか言えません。台風10号が日本列島近くに10日間も上陸し続けたのは、日本が熱帯化した証明しているのではとしか私は思えてなりません。産業革命以来の気温上昇を止めるべく少し譲り合う精神を皆が持つことが必要だと思います。
この台風は各地に大雨の被害をもたらしました。被害にあわれた方に心よりお見舞いを申し上げます。各産地の詳しい被害状況はわかっておりませんが台風が明けた翌日は潤沢に荷物が入荷したように感じます。昨年のように高温の被害が出てこないことを祈るばかりです。
ゴローさんが今月から当社の仲間になってくれました。彼自身は青果物の取り扱いには大変なれているのでこれからの活躍を期待しています。
会社で働く人が増えていくことはとても嬉しいことです。人には個性があり、同じような考え方に見えても違うところも沢山あるものです。会社では、「幸福を届けます」という理念の下皆が同じ方向に向かって仕事をして欲しいと思っています。しかし、各々の個性は共感という感情ばかりではなく、反発という感情も生まれます。人間が面白いなと思うのは、心根では皆仲良くしたいと思っているのに、ちょっとした考え方の違いや行動の違いによってあの人とは一緒にいたくないということを耳にします。まあ、記している私も勿論同様ですが。
仕事をする上では、やることはやっていますから、そうしたすれ違いを無視していても問題ないでしょという方もいますが、私はそうは考えていません。お互いに心が通じ合って仕事をすることはとても気持ちがよく仕事ができますし、お客さんにもより良いサービスができると考えます。気持ちよく仕事ができるとたとえ体は疲労しても心が達成感とか満足感など感じることにつながります。逆に気が合わない者同士が仕事をするとほとんど成果を上げられていないのに肉体的にも精神的に互いに疲労を感じるという結果になるのでしょう。
人間同士なのでみんなが皆仲良くできる訳がないという考え方を一度捨ててみるといいと思うのです。心根では皆仲良くしたいと思っているのはだれしも戦争を望んでいないということが証明しています。生死をかけて争っても失うものは多くても得るものはほんの一部の人間が握ってしまうのは歴史が証明しているのです。
ならば、誰とでも仲良くできるという考え方でこれからを生きると決めたらいい。それが、自らの成長になると考えてみて下さい。違ったものを受け入れる力はそれ自体が自己成長だと思います。あの人は自分とは考え方が違うという事は、自分と違うものを持っているという風に考えてみたらどうでしょうか?あいつと一緒に行動をするのは嫌だというは、自分に何か改善すべき点がありその方法が見いだせる可能性があると考えてみてはどうでしょうか?
人が増えると確かにトラブルが出てくるのは当たり前です。個性と個性がぶつかり合うからこそ互いが磨かれてくるのでありそこから逃げてはいけない。会社では同じ方向にむかう中で一人一人が意見を出し合い、互いの意見を否定するのではなく、互いの考え方を成長させ合うことがとても必要だと思うのです。
2024年8月
東海地方は7月18日の梅雨明けからほぼ酷暑の日々です。信州高冷地も日中30度を超えているようでこれからの野菜高騰が心配です。この暑さの中での皆さんの働きには、心より感謝します。パリオリンピックが開幕し寝不足になりがちですがご家庭の皆さんも健康管理には十分に気を付けて毎日をお過ごしください。
コロナ禍より社会常識の変化が激しいと感じますが、この酷暑により我々の生活も大きく変化をしています。熱帯夜が続くためにエアコンをつけっぱなしで寝るのは当たり前、男性が日傘をさす姿を見かけるようになりました。環境により人は変化・進化せざるを得ないのでしょう。そんな中、生成AIがどんどん進化しています。過日紹介したソフトバンクの孫さんのYouTube見た方はAIが我々の生活の中に密着し、我々というよりも日本がこの仕組みを取り入れないと世界から取り残されてしまうと言っています。私は孫さんのいう金魚にはなりたくない。
産業革命以降の200年弱の現代の変化はそれまでの人類史の進化の速度は比べ物にならないくらい大きいことがわかります。月に人類が旗を立て、車が自動で運転をし、空を飛びまわるようです。アニメの世界がどんどん現実となってゆきます。
私の勝手な想像ですが、社会の進化発展の速度に人間の心の成長がついていけていないのではという疑問を私は最近感じています。
貧富の差が大変に大きくなり人口の1%の人間が富の50%を所有しているという話は「100人の村」が語られてからもう20年以上になります。資本主義社会というのはお金が基準となっている社会です。本来、経済活動は人が幸せになるためにあるべきなのですがお金で人が使われて誰かが儲けると誰かが損をするというような構造になっているようです。よって、現代の働くという目的がお金を儲けるということになります。それだけでは寂しいですね。
現代の進化をしている社会と考え合わせると資本主義は進化していないと感じます。貧富の差を生み、誰かが犠牲になる様な資本主義という活動をかえていかないといけないのではと思うのです。
経済と人との接点は、人々が働くことです。働くという語源は傍(はた)を楽にするということだそうです。要するに自分が働くことによって周りの人々に喜んでもらえるようになることです。また、関わる人達が喜んでもらえることは、自分にとってもとても嬉しいことだと思います。働くということが尊い活動であるというのは、日本のいにしえの教えだったとも思います。
重ねて、働くことにより人は色々な能力が成長し、人間性が磨かれていくことが必要なのです。能力を成長させるためには今ある自分の仕事にちょっとした工夫を加えて日々仕事をすること、その日々の積み重ねは1年経つと大きな成果になって現れます。人間性を磨くためには、感謝と謙虚さを持ちながら今以上の目標をもってそれを達成するように日々努力することです。
人が成長するための経済活動があり、そんな働き方ができる社会にしてゆき、考え方の原点をかえてゆく必要があると思うのです。
こうしたことを教えてくれる芳村思風先生に感謝です。
2024年7月
今年の梅雨入りは例年に比べて遅く、東海地方は6月21日頃とされています。
各地で線状降水帯が発生しているようで、市街地が水没している様子がニュースで流れます。配達や営業に出る時には天気予報を確認して身を守ってください。
5月にキャベツ,アスパラなどを中心に相当に価格が高騰しました。しかし、6月に入り順調に回復してくれたおかげで、食卓に色々な種類の野菜が並んでいると思います。但し、玉ねぎとジャガイモに関しては北海道産が出荷されるまで高値安定という状況が続くと思われます。
少子化によりどの会社も求人難であるといわれています。30年間で成人式の出席者が半分になれば当然だと思います。しかし、そのような中でも我社は働く人のためにも社会で生かされ続けなければなりません。その為にも働く人たちが辞めない会社づくりがとても重要になってきます。先日、思風先生からいい話を聞かせていただいたのでここに披露をします。
人が辞めない会社は一言でいうと楽しく働ける会社です。楽しく働けるということはよい人間関係があるということです。しかし、実際には性格が合わないと理由でちょっとしたことで溝ができます。その溝が徐々に広がり対立し人間関係の崩壊をすることもあることです。前にも記していますが悪化した人間関係を修復する方法は、相手を許すこと、相手を好きになる努力をすること、そして、その一番良い方法は話しかけることであり、最初は相手に伝わるように挨拶をすることです。
楽しく働き易い会社、職場にするためには社員全員が力を合わせなければできません。もちろん、最初からうまくいくことばかりではありません。しかし、変えようと社員全員が意識して、話合い、改善点を明確にしてゆくことが必要なのです。皆が真剣になることが一番大切なことなのです。
現在SNSなどで起きている誹謗中傷、学校などでのいじめ、そして、ハラスメントは、社会のひずみや人間関係のストレスから生まれているのだと思います。
人はだれしも心の中では仲良くいきたいという気持ちを持っているのです。その仲良くいきたいという気持ちよりもストレスが上回るからハラスメント等が起きていると私は考えます。また、知らず知らずにいじめ行為やハラスメントに至っているということも多々あると思います。
会社の中でこうしたことがあるのは当然なのです。だからこそ、皆がこういう行為はやめてとか、こうした言動は控えて欲しいなどと互いに意思疎通ができることが大切だと思うのです。楽しく働き易い会社にしてゆくために全員が真剣に考えて行動にかえてゆくことというのはこういうことだと考えます。
勿論、私も完璧な人間ではありませんので是非、修正すべき点を指摘していただけると助かります。
2024年6月
6月に入りました。もうすぐ梅雨に入ると思うと何となく気が重いという方も多いのではないかと思います。5月の後半に台風1号が発生し、昨年のように大雨を降らせるのかなと思っていましたが大きな被害は免れたようです。日本自体が亜熱帯化しているように私は感じており、特に九州産地の農作物は、10年前と比べると病気が出やすくなっているように感じます。事実としては産地間の端境期ができ5月は中旬からキャベツ等が高騰して当社としても大きな痛手を受けました。6月が熱い初夏になると色々な作物に影響が出ると思われます。担当者の方は産地情報を多方面から集めて見積もりに生かしてもらいたいです。
先日、顧問弁護士の勧めもあり愛知県警察本部を見学する機会をいただきました。名古屋の中心に県警があるのは知っていましたが、まず見学コースがあることと共にあの建物の中に何があるのかも知りませんでした。県警本部の建物には、110番通報の取次する部署と愛知県の幹線道路の信号機をコントロールする部署がありました。最初に県警に入りサイバー防犯係の方からお話を伺いました。毎日のメールの中にあなたのメールアカウントを乗っ取りました、返してほしかったら添付した資料をひらけ、とか下記のURLをひらいて詳細を確認しなさいなどという文言があると思います。そうしたメールにたいして絶対に添付を開いたり、記載されたURLをクリックしてはいけませんということを強く話していただきました。ランサムウェアーやフィッシングメールに感染するということです。ランサムウェアーは、身代金メールと言われるものです。係の方は実際に乗っ取られた画面を見せていただきました。すべてが英語で書かれているために詳細は私にはわかりませんが、自分の使っている画面が黒く反転してディスクトップに貼ってあったアイコンなどがクリックできなくなります。乗っ取ら得た画面を返してほしかったらビットコインで金を払えというものです。多分ですがビットコインで支払ったとしてももう自分の情報は元通りにはなりません。だから絶対に知らないメールアドレスから来たものは開いてはいけません。現在はアマゾンだとかイオンカードなど有名な会社の名を語り、我々のパソコンに入ってきます。発信されたメールのアドレスが知らないところのものは、その指示に従ってはいけません。特にネットワークにつながっているパソコンが感染したら直ぐにLANを遮断してください。有線も無線も同様です。理由は忘れてしまいましたが、LAN遮断したら電源は切ってはいけないといわれました。また、乗っ取られた画面を写メなどして警察に相談をしてくださいとのことでした。また、フィッシングメールに感染するとお客さんなどに大変迷惑をかけることになりますので疑わしいサイトには行かない、知らないメールは開けないことを守ってください。その他ですが110番は緊急のための電話であり緊急でない問い合わせは#9110にしてくださいとのお願いもされました。
予約は必要ですが、子供さんなどを連れて見学をされるといいと思います。警察官がこうやって我々の生活を守ってくれているということを実感します。一階には白バイが展示してあり白バイを触ったり乗ったりすることができる上に警察の制服を借りて白バイに乗車した写真が撮れます。
2024年5月
新緑が美しい季節です。ゴールデンウィークには夏日が続出する状態でしたがやはりこの時期はとても過ごしやすく気持ちのいい季節です。しかし、昨年と比べると野菜はちょっと高いかな?という感じですが果物はいつまでたっても高値推移です。適度に雨は降っているので順調に作物が増えてくるかなと思っていますがどうかなと?生産者の高齢化は相当なスピードで進んでいるのでこうした影響も作物の単価に影響しているのだろうと思われます。5月5日の朝刊に子供の減少が記事になっていましたが、少子高齢化の問題は国内青果物にも大きな影響を及ぼします。
うれしいお知らせがあります。4月の新入社員に加えて、5月からベジドラ事業部に戸谷さんがそして総務に高橋さんが迎え入れることができました。まだ、物流部、外食事業部名古屋はまだまだ充足されているとはいいがたいですが、こうして仲間になっていただける方が増えてゆくということはとてもありがたいです。
このゴールデンウィークで3人目の孫がこの世に生まれてきました。小さくて守ってあげたいと無条件に感じます。私にも子供がいて子育てをしていたのだろうとおぼろげながらに思い出しているのですが、私自身はあまりいい父親ではなかったかもしれません。それでも子育てをしていてとても難しいなと感じているのが子供に感謝とは何かということを教えることです。まず、当たり前にあることが有難い事であると気が付き感謝をできるようになって欲しいということです。親が子を育てることは、当たり前です。子供に対して衣食住を満たしたからと親に感謝をしなさいなどということを言いたいのではありません。一例をあげると健康に暮らせることへの感謝です。入院する様な大病やケガをすると健康の大切さに気が付き、体を自分の思い通りに動かせることがどれくらいありがたい事かを気づきます。完治する直前までは人は大いに反省をするのですがその反省も元の木阿弥になることも多々あります。まぁ、私が酒をいただくのも反省の無さの一つかもしれません。
人間は、一人で生きているのではありません。現代の社会では家庭、会社、地域、国、世界で皆が支え合って生きているのです。見えづらくなっているのは経済活動において、本来なら皆が感謝をしあえると世の中がもっと良くなると思うのです。数百年前であれば、海辺に住んでいる人は海産物を、山間部に住んでいる人は山の幸や今でいうジビエをそれぞれが持ち寄り物々交換をしたのでしょう。その対価はお互いの労を労うということであり感謝の表れだったと思います。しかし、現代は作る人、運ぶ人、売る人などの分業がすすみ貨幣経済となったためスムーズではあるけれど当たり前にあることが当たり前であり、不足をすると多くの人が不満をぶちまけます。その上、金さえ払えばいいでしょという風潮が見え隠れしています。物を買う方が、立場が上であるなどと考えるのは大間違いだと思うのです。売る方も買う方も互いに感謝をしあうことができると社会はとてもやさしくなります。
会社においても一緒ですね。お互いに持ち場があり支え合っているからこそスムーズに仕事ができている。このゴールデンウィークに皆さんに色々と負担をかけております。これからも皆で問題を解決し、互いに支え合っていきましょう。
2024年4月
先月のつぶやきに暖かな冬と記しましたが、3月は冷え込みが続き桜の開花が4月に入ってからとなりました。この影響は野菜にも大きく出ており3月末からの長雨とともに野菜全般の相場が上がっております。この時期はひねから新物に種が代わる時期でもあり、白菜などは例年にない程の値上がりをしました。4月に入り少し落ち着くのではないかと思っておりますが、ゴールデンウィークを控えており産地リレーが順調に進んでくれることを祈るばかりです。
今月からWEB給与明細書を始めました。このつぶやきをどのようにして伝えていこうか試行錯誤です。まずは、当社のホームページにアップしているのでそのリンクをWEB給与明細書に明示します。また、紙での給与明細書なるべくなくしていきたいのでどうか皆さんWEB化に協力をしてください。
4月に3名の新入社員を迎え入れることができました。採用を担当している石川君に心より感謝します。3名がこれから各部署で2か月間仕事をします。明るく元気に彼らを盛り立ててください。よろしくお願いします。
計画を作るうえでの考え方として、現状維持の計画は、衰退の始まりです。背伸びをした計画を作ると痛みを伴うものです。現状を上回る計画を作り実行しみたが、昨年対比で100%に終わってしまったということはあり得ることです。しかし、計画を最初から昨年と一緒という考え方では昨対の100%を切ってしまうということです。会社が成長するということは、社員ひとり一人が成長するということだと考えます。成長しようとすると必ず壁にぶつかります。例えば、何かのやり方を少し変えようとするだけで関わる人達の同意を取ることが難しいことがあります。しかし、あきらめることなく意見を出し合い、一緒に考えることは反対意見を受け入れ改善をしてゆくことにつながります。そうやって自らの考え方と違う考え方を取り入れることが人の成長につながるのです。
先日信号待ちをしているときに隣の車の後部座席におしゃぶりをした子供がベビーシートに座っています。驚いたことにその小さな手にはスマフォがあります。それもかわいい手でスマフォの画面を上げたり下げたりしながらスマフォ操作を大人と同じようにしているのです。コロナが流行した後の今の世界は、人付き合いを含め常識が大きく変わりました。そこに拍車をかけているのがAI技術であり車の自動運転であったりするのです。世の中の変化の速度は相当のものだと思います。
こうした環境の中で自社がどのように変化し、採算を合わせ、どうやって利益を出してゆくかというのが計画の中に入っていなければなりません。もちろん実際にやっていることと計画に何らかのギャップができますが、それを一つ一つ具体的な施策で乗り越えてゆくことが一人一人の成長につながるということです。
出てくる問題は成長発展の糧であると信じて、問題から逃げるのではなく問題を乗り越えてゆくという勇気と知恵を出し合って欲しいです。
お客さんに最高の満足を与えて、最大の信頼を得るために皆が明るく元気に楽しく仕事をしてゆきましょう。