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平成20年11月

突然の冷え込みに皆さんにおかれましてはお変わりありませんでしょうか?

街路樹をみて、上のほうが赤くなり下の方が緑色のままと言う
なんともアンバランスな色づき方からも今年は秋が無く
冬に突入したのだと言うことでしょう。

さて、この時期は各地で駅伝大会が開催されます。
私自身は、駅伝に大きな興味がある訳ではありませんが、
加来君と私の母校である名城大学の女子駅伝部に大きな興味を持ちました。

走ると言うことに関してはマラソンと同様に駅伝も個人の競技ではあります。
夏の暑い中、この時期に向けて個人が練習にて自分の能力限界に
挑戦し・身体能力を強くし・自己の可能性を高めてゆきます。

マラソンであると同じチームの仲間が
同じ表彰台という目標に向かって争うライバルとなります。

しかし、走るという個人競技が駅伝では
一人一人がたすきを次へ次へと繋いでゆく団体競技になります。

名城大学は3年前に全国優勝をしています。
今回彼女達が走る姿にも感動をしましたが、それ以上に感動したことがあります。

4年生は後輩に優勝の感動を伝えたいと考え自分達はもとより後輩の面倒もみます。
そして4年生の佐藤恵理と共に川井美香は中心選手として駅伝部を引っ張ってきました。
結果として川井美香は最後の駅伝に出場メンバーとなることができませんでした。
しかし、彼女は腐ることなく他のメンバーを応援する姿は
とても美しく私にはたすきを繋げて行く選手以上に
とても彼女の利他的な姿に大変感動しました。

 話は変り、私の子どもが通う神沢中学校は、毎年合唱発表会を行っています。
各クラスが課題曲と自由曲の2曲を愛知県勤労会館等の大舞台で歌うのです。
今年の合唱大会は水曜日休市に当たり私も聴きに行くことができました。

合唱は、各自が3つか4つのパートに別れ自分の役割を発します。
するととても心地よいハーモニーが我々聴いている人の心をくすぐってくれます。
神沢中学校では1年生を2,3年生が合唱指導してゆくそうです。
指導の中から合唱への思い、クラスのまとまりの必要性
そして仲間の大切さを先輩が伝えているとのことでした。

当日は1年生2年生3年生と順番に歌ってゆきます。
3年生になると流石です。

歌の上手さは、1・2年生の比ではなく、クラスの一体感は抜群です。
また、最高学年としての誇りを感じ、堂々として素晴らしい笑顔で歌っています。

指導をするからこそ合唱の意味と価値が理解できるのでしょう。
 
 駅伝と合唱は、全く異質ではありますが、現在の石橋青果には
両方が存在しているのだと思います。

仕事のやり方が違うだけで
人が作り出す“和“によって”輪“が作り出されているのは、
かわりがありません。

石橋青果で働く一人一人が誰一人でも欠けては成り立ちません。

「共想競進」自分の能力をドンドン成長させ相手を思いやり
これからも心を合わせてスピーディーにそしてよきものを作り出してゆきたいと願います。