CLOSE

平成24年8月

今年の8月初旬は大変蒸し暑く、各地で最高気温を
記録するとの報道がありました。
しかし、お盆辺りになると朝の風が少し秋風も混じるように感じます。
今年は秋が来るのが早いかもしれません。

そのお陰か作物は順調に入荷してきましたので、
お盆休み前後の価格は生産者にとっては面白みがなく、
また消費者にとっては値ごろ感のある価格となりました。

実際にこんなに価格安定のお盆も珍しいです。
昨年の夏と比べると85%程度の価格となっています。
まぁ昨年が高すぎたのもありますが・・・。
 

今年はオリンピックの年でした。
38個のメダルを獲得した日本は過去最高のメダル数と言う事で
過日銀座にてパレードが行われました。
ニュースで見る限り大変な人数がオリンピア達に激励の声援を
送っていました。本当に感動をくれたオリンピア達に感謝です。

彼らの活動を支えているのは大半が企業です。
アスリートたちは企業の広告塔としての役目もありますが、
企業が彼らを支援する事は社会的な役割を
果たす一つの方向としてこういった活動もあるなと、
そして、石橋青果もそんな活動ができるくらいの企業に
なれるといいなと考えながら見ておりました。

 企業は誰の物という議論が多くの書物で書かれています。
創業期には社員数は少なくオーナーがバリバリ作業をこなし、
そして営業や経理と何役もこなしています。

この時期の会社はオーナー社長の物なのかもしれません。
それから、会社が発展、社員数が増え、
お客さんが増え、関わる周りの人への影響が大きくなる・・・。
逆から見ると多くの人から支えられているのであると言う事ですが、
この時会社は誰の物なのか?

そして、大きな収益を上げるビジネスモデルを持った企業は
更なる発展のための資金・人材確保の為、上場という手法を取ってゆきます。

上場企業と言うのは、株主の物でもなく、取締役の物でもなくやはり、
公器・・・いわゆる社会の為の会社であると言う事は間違いの無い事だと思います。

だからこそ、利益還元の為アスリートの支援活動のほか、
目に見える社会的活動を行っていくのが役目なのでしょう。

 石橋青果は、今、誰の物なのか?

先代が引退し、佐藤融子さんも定年退職しました。
その代わりに多くの若い力が石橋青果に自らの可能性を試しに
入社してくれています。
お陰様で社員数も25名となり売上と利益もある程度順調に伸びてきています。

仕入先にもある程度信用ができたのだと思います。
取引を皆様より前向きにして頂いております。
金融機関からも驚く程の好条件での融資を受けることが可能になりました。

これは先代からずっと培われた「
親切・丁寧・敏速をモットーとした働く風土」が
「幸福を届けます」という理念のもと社員一人一人が積重ねてきた結果だと私は考えます。
 
石橋青果は、社会で生かされて生きていくのは言うまでもありませんが、
働く人たちの会社であり続けたいと私は考えます。

だからこそ、今より益々皆が自らの意思をぶつけ合い、
計画を立て、行動して、良き結果を出してゆきたい。

その結果は物心共に皆が豊かになってゆくことであると思います。
私の夢としては社員からの社長が輩出できたら、
結果として会社が社員の物になるのではと考えています。