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平成26年2月

時候のあいさつで、「立春とは名ばかりで」
とありますが、本当に寒い。
また、東海から関東にかけ
いつも降る事のない沢山の雪が降り、
高速道路をはじめ物流に
大きな影響を与えました。

いつもどれだけの人々に支えられて
商売をしているのかが良く判りました。

感謝!

また、この大雪での被害に遭われた方々に
心よりお見舞いを申し上げます。

坂井君が退社をしました。
残念ですが彼の人生が豊かな物に
なる事を祈るばかりです。

その代わりではありませんが
1月より森口さんという頼もしい方が
戦力になりましたので
来年度に向けまた、
新たなお客さんとの出会いが楽しみです。

新年度に向けて色々思いを巡らせています。
建築業そして製造業の大手企業は
とても好調な業績ですが、
食品関係にとってはこの円安はとても
厳しい環境です。

原材料が数パーセント上がっているのは
確かなのですが、単価を上げる事が難しいのも現状の様です。

当社のお客さんが数件倒産廃業
そして2月末で仲間が廃業し
66件あった本場の仲卸が26件になってしまいました。
この様に、環境が大きく変わっている事を感じます。

長期に見た環境の変化は人口の減少と共に
労働人口(15歳から64歳)の減少は、
経済の縮小均衡を招く事になるのでしょう。
我々の商売にも相当の環境の変化があると考えています。

人口が2060年に8千万人台になり、
その時の高齢化率が40%弱と総務省が
24年度に発表しています。

まだ先の話・・・と放っておけません。

2030年には一億二千万人の人口が一億一千万人
そして、高齢化率は24%から31%という予想。
ざっくりとこの16年で人口が1割減り、
高齢化が進むと言う事です。

16年先という事をまだまだ先の話と放っておく事ができるでしょうか?

我々は、イオンや製造業の様に海外にて
商売を展開するというくらい、
ダイナミックな思考の変化をしなければならないのかもしれません。

長期計画の根底にこの環境問題があります。

来期を考える上で大きな課題は、消費税が8%になると言うことでしょう。
高額商品は相当の駆け込み需要があると考えます。
その分4月からどれくらいの景気にブレーキがかかるかは判りませんが
それ相当の落ち込みがあると考える事が自然です。

家計の上で真っ先に削られるのが食費であると思われます。
その為小売店の価格競争は相当激化し、
消耗戦になる事を予測します。

これに応えるべく我々は、仕入れの見直し、
流通の見直し、更なる効率化をしていかなくては、
勝ち抜く企業にはなれないと思います。

1月いろは研修で来期売上をあげる方向性が
とても見えづらいという意見が多かったのは確かです。
しかし、同業達者にも同じことが言え、
我々が日頃から意見を出し合い計画を行動にし続ける事で
しか勝ち得ないと考えます。

2月3月のいろは研修では、
皆で知恵を出し合い未来の石橋青果を作り上げていきましょう。

我々が生きるだけの経済のパイは、必ず残っていますから・・・・。

最後になりますが、今まで賞与で支給をしてきた分を少しですが
給与に回そうと思っています。
また、消費税がアップする3%分ぐらいは少なくとも
年収があげられる様にも思案中です。
これは固定経費が上がってゆくと言う事であり、
その分毎月しっかりと利益をあげてゆかねばなりません。
利益をあげると言う事は、粗利を増やすか、
経費を下げるかのどちらかでしかありません。
各部門でしっかりと計画を練り実践して下さい。