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6月

梅雨に入る時期は日本列島において南から梅雨入りというのが例年ですが今年は中部・関東が梅雨入りしているのに九州の一部また関西が梅雨入りをしていないという現象が生まれました。地球の環境が大きく変化して気象状況は我々の体験してきたものとは違ってきているのだと思います。子供たちの時代に住みやすい地球を残しておくことが大切だと思うのですが、経済発展だけを願う政治指導者が多いような気がします。わからない、変わらないという理由で選挙に行かない国民にも責任があると思うので、政治に対してもしっかりと向き合い、7月参議院選挙からでも皆さん投票に行ってください。
 6月1日より大変にお世話になった石橋千秋さんが当社の仲間として働いてくれています。また、24日より当社の考え方、仕組みを覚えてもらうために名古屋にて働いてもらいます。この求人難といわれている時に大きな戦力です。
2013年春の採用活動は3名の学生を獲得できた年でありリーマンショックの影響で14年卒までは就職氷河期と言われた年です。何とも不思議なのですがたった5年の間に採用の環境が180度の変化をしました。当社の求人の仕方も変えていかなければなりません。2021年春採用に向けてもう動き始めています。当社が人に優しくぬくもりのある会社にするためには、社員皆の協力が必要ですのでどうかよろしくお願いします。
 就活をしている学生と話していて思うのですが、将来したことがわからないという子が多いのです。確かに私も学生の頃明確にあったわけではありませんが、コックとして働いた経験をいかし自分のお店を持ちたいと漠然と考えていました。だから、その夢に向かって食品卸の会社に勤めました。当社の会社説明会に来てくれた学生の方に話をするのですが、企業研究をして安定した会社を求めるのは当然のことなのですが、その会社に入って何がしたいかを考えてみてくださいと言うのです。営業がやりたいのか、経理がやりたいのか?漠然とでもいいのでと。多くの学生は自分が会社で働くというイメージが湧いていないように感じます。ただ単に時間とお金の交換をするために就職をするように見受けられます。こんなはずじゃなかったとミスマッチを起こしその会社を辞めてしまうのは時間の無駄になります。広告代理店は転職をキャリアアップと記しているところもありますが数年で退社した方をキャリアがあると認めると思えません。社会人は自分のために頑張っても誰も点数をくれません。相手のために100点のサービス・商品を与えないとお金はいただけません。学生から社会人は大きなステージの変化なのだと話をします。学生の皆には、このステージを変える時だからこそ、今深く深く考えてくださいと伝えています。
 当社は大きな会社ではありません。でも、社員ひとり一人が、ぬくもりと達成感を感じられるような会社にしたいと考えています。だから、目標設定もトップダウンではなく皆に決めてもらっているのです。会社が大きくなることが目的ではなくて皆が成長することによって結果として会社が大きくなることが目的なのです。思風先生は言います。「したいことがわからない時は、今与えられている仕事を真剣に取組む時である。」与えられる仕事や人間関係は色々な縁が重なって目の前に現れてきます。問題があるとしてもそれは乗り越えるべき問題であり、その問題を乗り越えてこそ人間的な成長につながってくると思います。その成長が会社の成長になるという事が石橋青果の目的の一つです。部下を支える人はその人を認めて・許して・待ってあげて欲しいのです。