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平成25年8月

41度!最高気温を更新しました。
高知四万十では40度を超える日が続き、
日本全土で真夏日を更新し続けていると言うニュースが
連日報道されました。

この暑さの影響なのか、北海道でクロマグロが例年以上に
収穫され銀鮭の水揚げが例年と比べ激減・・・
海水温に大きな変化があるようです。

沖縄地方では雨が無く、
青森、北海道では洪水になる程の降水量。

地球が悲鳴を上げている事は間違いのない事なのでしょう。

何と人間は自分勝手な生き物だと思いながらも
自分のやっている事を考えればやはり自分もその一人で
地球に大きなダメージを与えているのだなと反省する毎日です。

今年の思風塾はあと4回になりました。
9/4 10/16 11/13 12/11となっております。
多く皆様の参加を待っています。

8月から仕組みが変わりビジターの方は
1回の受講料が2000円となっています。

弊社は会員なので受講したい人は申し出て下さい。

8月はテーマ「悪化した人間関係を修復する」で話をして頂きました。

悪化した人間関係を修復する5つの原理があります。
ここにメモを記します。

第一原理 
{どんな人でも好きになる実力をつける}

その為に①相手の良い所を見つける能力を身につける
      ②どんな事でもプラスに物事を考えられるようにする
      ③自分から声をかけ続ける。(心の橋をかけるということ)

第二原則
{誰からも好かれる人間になる}(第一原則と一体)
・魅力ある人間になる。
それは、人を感動させる力を持つ事その作り方は下記の様になる。

  理性的魅力  感性的魅力  肉体的魅力
1、知識の豊富さ1、意思の強い人1、身形を綺麗にしている
2、知恵者である事2、愛の力がある人2、目付、表情、態度
3、天分がある3、人間性の豊かな人3、立居振舞のよい人

第三原理
{対立を超える実力}
対立がなぜ生まれると言うと考え方・体験・経験・解釈・知識情報・出会いの違いから起こる。
そして、自分が成長するためには自分には無い物を身につけることにある。
それは、上記の違いを受け入れ、付き合い辛い人と付き合う事が
自己成長につながる。

対立する人から俺は学ばなければならないと
自分の考え方を変えることが対立を超える実力をつけることである。
決して、説得したり、妥協したり、媚びへつらったり、逃げたり、喧嘩してはならない。

第四原理
{問題解決能力をつける}
問題を恐れないという前提の下、
問題は自分や会社を発展させる為に出てくるのだと理解をすること。
最大の問題解決方法は、問題を
「自分事では無く他人事として考える」
という能力を身につける事。

第五原理
{捨てる勇気を持つ}
問題になっているその物を捨てる勇気を持つ事。
財産問題で悩んでいるのならその財産を放棄する
勇気を持つ事が新たな道が開けてくる最善の道である。

 どうぞ、思風塾でより良く生きる道を学んで欲しいと思います。
絶対に悩みや問題はなくなりません。
自分の気持ちの持ち方を変えることが豊かな人生を生きる為に
必要な事なのだと思います。
これを毎月読んでくださるご家庭の方でも結構です。
名古屋駅ウィンク愛知で18時より2時間の講義を一緒に聴きませんか?

平成25年7月

7月5日からお客さんの研修に参加させてもらいアメリカへ行ってきました。

その日が梅雨明け!

明けてからの暑さは尋常ではありません。
名古屋で37度以上になるとは。
その上最近では、テレビの画面に「竜巻注意報」なるテロップが出るではありませんか。
本州の夏が亜熱帯化しているのでしょうか?

アメリカ研修の詳細は当社ホームページより
社長のブログに記しましたのでそちらを確認して下さい。

アメリカの飲食店におけるサービスは
日本に比べると雲泥の違いがあります。

アメリカのサービスはとても素晴らしく、
おもてなしの精神をお店に入った瞬間に感じ、
とっても楽しませてくれます。

それは、チップ制度があるからと言う人もいますが、
そうでは無く、熾烈な外食産業の競争から生まれたものであると解りました。

チップではなく何があるかと言うと、その裏にはマニュアルがあるのです。

日本でマニュアルと言うと作業的なことを思い浮かべるのでしょう。
アメリカの外食産業マニュアルはもう一歩進んでいました。

パート社員などに企業理念をインストールする所からはじまり、
その会社が大切にしているマインド、
風土を具体的に行動に表したものをマニュアルとしています。

また、会社の利益を上げることが自分の給与も上がる
と言う仕組みに連動しているからこそ高いモチベーションを
維持できるのだと思います。

恥ずかしながら私は、日本のサービスが世界で一番だと思っていましたが、
日本に帰ってきて、居酒屋で食事をした時にとても残念な思いをしました。

何が違うのか?一言で言うと、顧客への目線です。

アメリカのよいサービスをするお店はお客さんから目を離しません。

顧客でいる我々がキョロキョロしていると、
何か用か?
と尋ねてきます。

食事が出た数分後、
「問題ないか?」
と尋ねにきます。また、
次の料理とこんなソースも合うよと色々気さくに話しかけてきます。

一番すごいなと思ったのはテーブルでのお客さんの会話を壊すことが無いのです。

日本だとお水如何ですか?
お皿をお下げしますか?
と尋ねてきます。

アメリカの店員さんは勝手に水を注いでゆきますし、
目で合図しながら皿を下げてゆきます。

こんなサービスができるのは何故と考えた時に
私が出した仮定は、消費者の目が肥えているからじゃないかと。

日本人は、結構ひどい扱いを受けていても
又同じ店に便利だからと行きます。

もっと言うと、
有名店だから、
皆が行くからという理由が
来店動機なのかもしれない。

でも、アメリカには同じような店が至る所にあり
サービス等が悪かったら次にその店を行かないのでは?

お客さんがその店を本当の意味で鍛えているのではないだろうかと・・・。

そういう意味では、アメリカ人の方が豊かな感性でサービスを受け、
個人の思いで店の選択をしているのではないか?と・・・。

この研修でスーパーも沢山見てきました。
我々の卸と言う業界は、いつかは淘汰される事は判っているとしても、
消費者を味方につける小売がとても力が強くメーカーをも
凌駕している事にとても大きな衝撃を受けました。

皆さん考えてみて下さい。
何故、居酒屋はアサヒとキリンが一緒においていないかを。

メーカーが選択の余地を与えないようにしているのです。

でも、アメリカでは○○ビールと言わないとビールが飲めないのです。

同じ様に小売が強いと消費者が選択できるようになり選択ができない
小売は市場から出てゆかねばならないのだろうと。

さぁ!これからは石橋青果が生かされるための意味を我々が創ってゆく時代です!

America

アメリカ研修
ロサンゼルス周辺の飲食店を比較 試食 2泊5日?の研修
平成25年7月5日14時セントア発   9日5時羽田着 9時セントレア着

ロス空港に現地時間5日正午ごろ到着その後、レンタカーにて、IN-OUTバーガーをはじめ一日目はFASTフードを中心にカジュアルレストランヒューストン・オリーブガーデンの6件を試食、2日目、朝食IHOP・DENEYSの比較からはじまり、テキサスバーガー・チーズケーキファクトリー9件、3日目、地域の違うDENEYS・IHOPからはじまり、カフェテリア等も含め14店舗にて比較・試食をしました。合計29店にて命がけ?の試食とサービスなどの比較視察をしてきました。又、飲食店の他ウォルマート、ボンズ等チェーン店の他地元密着のスーパーマーケットを7件視察してきました。
今回の研修は、移動手段が車と言うこともありアメリカ社会を観光地でなく日常の風景を見られた事はとても大きいと感じています。先ずは高速道路の事から書き記します。ロス近辺の無料の高速道路は最大20車線にもおよび縦の道路はアラスカからメキシコまでつながり横は西海岸から東海岸までつながっています。その呼び方がユニークで解り易いものです。南北の高速道路名は5号線,15号線、25号線・・・が基本、東西は10号線,20号線,30号線・・・が基本となり北へ行きたければ高速5号線North、又東に行きたければ10号線Westと言う高速看板を探して高速道路に乗ります。高速道路に乗ってからも目まぐるしく高速道路の行き先と出口の看板を探しながら走らなくてはなりません。出口は各町の幹線道路の名前になっています。慣れない我々は看板の場所を確認した途端に出口となり3車線を命がけで変更したこともありました。高速道路では90km~105km程度が制限速度です。しかし、事実際は、その3割増しの速さで皆が走行しています。私が思い描いていたのと違うのは皆が整然とルールを守って走っていると言うことでした。個人主義のアメリカという先入観からもっと我が物顔で皆が自由奔放に車を走らせていると思っていました。これは中国の高速の利用方法をイメージしていた事もあります。しかし、その反面では、車線変更をしようとウィンカーを出してもなかなか入れてくれない。日本であればウィンカーを出せば、概ね後ろの車がスピードを緩めてくれて車線を譲ってくれます。しかし、アメリカでは、そんなことはありません。
しかし、車が一台分程度の狭い車間距離へ無理やり割り込んでも後ろの車は起る様子でもありません。多分それが当り前なのでしょう。日本で同じ事をしたらクラクションを鳴らされるか、パッシングをされ後ろの車の運転手の顔は不快感で一杯になるはずです。もう一つ高速道路に関して、書き記します。先ほども書き記したように日本の規模とは全く違う高速道路ですが、それでも車が多いため渋滞をします。それを解消するために高速道路の中に2人以上乗った車だけ走行が許される高速道路の中の高速道路があったり、高速道路上を2階建てにしてバイパスを作ったり、無料高速道路の中に渋滞の度合いによって料金が変化する有料の高速道路までありました。それでも渋滞が解消できないために高速道路の真ん中に電車まで走らせています。車が無いと身動きできないアメリカ社会、日本と同じように考えては理解でません。私が感じたのは、それ以上にアメリカと言う国は大変柔軟な思考の持ち主であると言う事です。
 ヨーロッパより移民がはじまり、アメリカの開発は、東海岸から開発されました。そして、開発は東から西へと進んでいったそうです。南北戦争がありアメリカは統一されました。因みに我々は、建国記念日の翌日に入国しました。アメリカと言う国自体が大きな国土があり、それぞれの州が国家であると言う風な捉え方であり、EUの様なものなのでしょう。東海岸側が一番保守的であり西に向かう程革新的だと聞きました。西海岸にあるロスアンジェルスは、一番競争が激しい地域だと言う事です。ヨーロッパの様に良き伝統を守ると言う風土でなく弱肉強食と言えば解り易いでしょう。しかし、ここで間違っていけないのは、その勝ち負けを決めているのは、消費者であると言う事です。また、もう一つ付け加えると日本は単一民族でありますが、アメリカは人種のるつぼと言われるくらいの多くの価値観、宗教、教育の違いの人が集まっています。ロスでは白人はもちろん黒人そしてメキシコ人またアジア系の人々が生活をしていました。別段人種差別がある様には見られませんでした。但し、多分ですが、年収の格差は相当のものがあり、ワーカーとしてはメキシコ人らしき人達が多くを占めていたように見受けられました。そんな色々な格差や人種の違いが商売を成り立たせたり倒産させたり、変化の速いのがロスであると言う事です。
数年前にKマートと言う全米第2位のスーパーがありました。しかし、ウォルマートとの戦いに敗れ倒産をしました。ウォルマートは低価格にての販売を仕掛けたようです。それに追随しKマートも低価格販売競争を激化させていったそうです。何故ウォルマートが勝ったのか?そこには低価格で販売するための仕組みがKマートより優れたのもいうまでもないのですが,鮮度管理、商品管理にウォルマートが優れていたと言う事です。何か、その店に特徴がなければ生き残れない。それがアメリカ消費社会の実態だと思います。実際にホール○○と言うスーパーは有機野菜に特化して業績を伸ばしています。有機野菜から陳列から有機のブドウで作られたワインそして、有機野菜のサラダバーのあるイートイン。小さな店でも生き残れる方法はあるようです。その反面では、日本では、ダイエーが倒産の危機に瀕しましたが倒産する事は無くイオンが救済しています。アメリカと言う国では消費者から受け入れられなければ、会社自体がなくなると言う過酷な世界なのでしょう。
倒産と言ういと飲食店ではアイホップと言う会会社があります。この会社はデニーズと同じファミリー向けのレストランです。アイホップ自体ほぼ倒産状態から現在は持ち直し全米ではデニーズより店舗数が少ないのですが売上はデニーズより上回るまでに回復をしました。実際、2日目3日目に我々は両方の店を試食・視察しました。日本の事前勉強会にてシェアリーズのマニュアルを勉強していった為とても2店の比較がとても勉強に無いりました。このクラスのレストランから 1、お迎えの係 2、オーダーを取りテーブルに運ぶ係 3、食べ終わった食器を片づける係 4、調理する人に概ね役割分担がされています。話を戻して、アイホップが倒産の危機に直面したのはメニューを増やし過ぎ本来の姿であったパンケーキが美味しいレストランから何屋か解らなくなったためだと言う事です。危機に際し、パンケーキをメインに販売するレストランと決め、メニューを絞りサービスを徹底化する事をしたことで消費者から絶大なる指示を得て業績を回復しました。2日目の朝、アイホップ、デニーズの順番で食事をしました。アイホップの出迎えはとても笑顔でこちらも楽しくなるくらいでした。店自体が明るい雰囲気と言うのもあるのかもしれません。次にオーダーを聞く係がとっても気さくに話しかけながら注文を取ってくれました。そして、間もなく食事が運ばれてきました。野菜の鮮度感、料理の温度も申し分なくとっても満足しました。次に、デニーズへ出迎え方はとってもいいなとそして注文をとる人も気さくに話しかけてきます。でも料理が中々こない。注文を取った係はこちらが見ているのに見て見ぬふり・・・。しばらくして料理が届くが野菜の鮮度はよくなく、料理の温度も冷めている。帰りに厨房を覗くと料理が運ばれずに置きっぱなしになっているではないか?3日目の朝、別のデニーズとアイホップへ。日曜日と言うこともありデニーズにも沢山の人がおしかけてくる。案内されそこから注文を取りに来ない。ドリンクも持ってこない。料理は前日と比べ温度は高かったけれどサービスとしては最低なものでした。次にアイホップへデニーズとは比べ物にならなくらいの人々がウェイティングしている。店長らしき初老の方が名前を聞いて自分でメモしている。待つこと数分。店内の雰囲気だけでなく店長をはじめとして各役割の人々がお客さんを中心に動いている。これは事前の勉強会でも学んだが、しっかりとしたマニュアルに裏付けられ、その上にマネージャーが細かな所に気をつかっている成果であると気がつかされました。
レストランだけでなくファストフード業界も相当の熾烈な争いでした。マックは全米に1400店舗ある。そして、カルフォルニアを中心に300店舗展開をしているインアウトバーガーがある。市場原理から行くと資本の大きな方が勝つのが通常でしょう。しかし、この目で見たのはインアウトの方が数段この地域では強く、近くのマックが撤退をしている事例もありました。何故か?インアウトは1948年の創業であったと思いますがその時から、各店で冷凍をしていない肉をパテに使い、店舗でレタスをちぎりトマトをスライスし玉ねぎもカットそして、お客さんへ提供している。明らかにハンバーガーは肉の味がして、レタス本来の香りがある。そしてポテトも店舗でカットしている為歯触りがあり本来のポテトの甘さを感じる。しかし、マックはそうではない。効率よく同じ味を提供しようと考えるのなら冷凍をしたりレタスなどの食材をセントラルキッチンで切ったりした方が良いと考えるのがふつうであると思う。しかし、そうしていないインアウトの方がこの地域では勝ち続けている。アメリカではハンバーガーを食べるのがあたり前であると言う国柄であると言う事を先ず認識しておいて欲しい。インアウトの方がマックよりも値段は1割以上高い。しかし、明らかにインアウトの方の顧客が多い。インアウトがほぼ満席なのに対しマックそしてカールスジュニア、ジャックインボックス、バーガーキングは閑古鳥が鳴いているのをこの目で沢山見てきました。日本ではハンバーガーはマクドナルドが独り勝ちをしていますが、現在収益が上がらなくて困っています。多分、アメリカと同じ現象が起き始めているからだと思います。消費者の舌が肥えてきたのだと。消費者の価値観が値段では無くその物に価値があるかどうかを見極める力が付いてきたのだと。そう思うとアメリカは日本より随分進んでいるのではないかと思います。
もう一つの学びとして、ホームデポという野球場の2,3個分もの広さがある日本で言うホームセンターを訪問しました。販売している物は日本のホームセンターとはケタ違いで、家のドアから屋根材やサッシや窓等家を立てるための材料や工具が何でも揃っています。人件費が高いため所得の低い人は自分で家を建てると言うのが普通であると言う背景はあります。しかし、日本でいう工務店も一般の消費者もホームデポなどの小売店から商品を買うと言うのです。その昔は卸と言う機能もあったそうです。また、メーカーという大きな力もあったそうです。しかし、最終消費者に近い小売が顧客のニーズを捉え巨大化した結果、販売は小売が主権を握っていると言うのです。日本で言うならばカーマが業者用の建材も我々が買う大工道具も全てカーマがコントロールをしていると言う事です。メーカーが商品を消費者に売り込むと言うより小売チェーン店がメーカーをコントロールしていると言っても過言でないようです。
この研修から多くの気づきがありました。
先ずは、アメリカと言う国はとても表向きは暮らしやすそうと私自身感じました。どんな人種もウエルカム。まぁ言い換えれば隣の人の事なんか関係ないと言うことでしょうか?
弱肉強食であるが面積が広い、資本が大きい、会社の知名度が高いそんなことで物が売れているのではなく、どうやったお客さんの心を捉えそれを永続的に続けられる仕組みそして教育があるかがその会社の発展につながると感じています。特に飲食店からこの事は多く学びました。他社との違いをどういう風に出すのかそしてそれを支える仕組みとそれを動かすマネージャークラスの人材育成をした会社が勝ち残ってゆくのだと。インアウトとマックの差に現れているのだと。
今まで私自身アメリカはお金の国と考えていました。お金が中心で経済が動き、ある意味で狡猾な人類だと思っていました。しかし、現地に行ってみて感じるのはアメリカ人が物事を深く掘り込んでいるからこそだと思うようになりました。それは、金融工学なる考え方を編み出したのもアメリカ人?アメリカ社会、アイパッドも然り。発想の仕方が日本人よりレベルが高いと考える方が自然であると。日本の答えのある教育では無く、幾つもの答えがウエルカムな社会がアメリカである。それだからこそ日本人にはない発想があるのだと思えてなりません。
最後に、我が社に関わる事項では、先ず、今度のTTP等で今の青果業界の仕組みがなくなるかもしれないと言う事。メーカー主導(農協・経済連)から小売(イオンなど)への主導権の移動があり市場自体がなくなると考えた方が自然では、無いか?と言う事です。それは20年後かもしれないが日本がアメリカの同盟国としてこのまま生きてゆくのであれば当然の流れの様な気がします。そんな中で我社が100年企業として生き抜くためには特化する物を磨かねばならず、社員一人一人の発想力が豊かになる事がとても重要であると考えます。今、具体的に何ができるか?私自身も解りませんが、産地との取り組みの強化は不可欠であり、仲卸業と言うよりも物流業であると言いきってお客さんに接し、産地とどうやってお客さんをつなぎ商品を提供してゆくかが大きな鍵になると感じています。この研修を通じ当社社員もアメリカを見る必要があると感じています。20年後の日本が今のアメリカになるのなら未来を見ると言うことにつながるからです。でも、本当に小さな違いなんです。実際にやっている事は。それを見逃さない感性を磨く事が大切であるとつくづく感じました。
今回同行新美社長には色々な事、そして物の見方を教授して頂きました事を心より感謝申し上げます。

平成25年6月

5月の下旬に梅雨入り宣言をしてからというもの、
酷暑と言っても過言でない程の暑さです。
日照りの影響は果菜類に大きく影響して、乱高下が続いています。

 6月9日(日)に皆さんを呼び出し白駒妃登美さんの講演を開催しました。
多くの社員の方が聞きに来てくました。
皆さんがどう感じたのか?シェアする間もなかったので、
少しもったいなかったですね。

皆さん話を聞きどんな感想だったのか?
又教えて下さい。
数名の社員の皆さんそして、パートの皆さんの多くが
不参加であったためこの紙面に書ききれるだけ講演の内容をお伝えします。

 白駒さんは、子宮頸がんが肺に転移し、
主治医からは、治る見込みがないと宣告された方です。

二人の子供の母であり、この時、
下のお子さんはまだ小学生になったばかり。

自分の病状をとても苦悩されていました。

そんな状況の中で「生」への希望を持ち、
なんとか病気と闘い子供と一日でも長く一緒に
過ごしたいと考えていたそうです。

しかし、病気と闘えば闘うほど、
がん細胞は増えるばかり。

そんな生活の中で歴女として出版の話が…。

そのきっかけは、尊敬する作家に出会い、
幕末や明治維新について語り合ったこと。

その方の勧めで歴史のエピソードをブログに書き綴るうちに、
出版社からそのブログを本にまとめないかとの話があったそうです。

でも、この時、半ば覚悟を決めていた白駒さんは、
残された時間をすべて子供のために使いたいと、
出版の話を一旦はお断りしようとしたそうです。

ところが、ここからが歴女たる所以です。
歴史上の人物を親友のように思っている白駒さんは、
正岡子規に相談したそうです。

正岡子規は、病魔と闘いながら、
亡くなる前日まで執筆活動を続け、
短歌や俳句を革新した人です。

白駒さんは、子規のようにあきらめもせず、
執着もせず、「今」という一瞬一瞬を大切にしようと考え、
出版を引き受けることにしました。

すると、彼女の心の中に変化が生まれました。
何かと闘うのではなく、今、目の前にある事を
「感謝を持ってやらせて頂く」というふうに。

そして、執筆するからには、
一日でも長く生きられるようにと、
がん治療に取り組む事を決意。

病院のベッドが空くのを待つ事、数週間。
病院へ行き抗がん剤治療をする為に再度検査をした所、
なんと癌がなくなっていた!

白駒さん曰く、目標に向け何かと闘い誰かと争い、
常に勝ち組であり続けることを目指す
アメリカ型の成功哲学から解放され、
与えられた環境を受け容れ、
感謝し、ご縁をいただいた人たちを笑顔にするために、
自分に出来る精一杯のことを、
心を込めて行う…という、日本人らしい生き方を
取り戻したから癌細胞がなくなったのかな、と…。

日本人の生き方を取り戻したことで、
遺伝子がスイッチオンになって、
自然治癒力や免疫力を発揮したのではないか、
そんなふうに白駒さんは考えているそうです。

そんな彼女が東京オリンピックを
成功に導くために東奔西走したフレッド和田さんの話を
我々にしてくれました。

この紙面では書ききれないので、
フレッド和田さんの話を聞きたい人は、
私を呑みに誘って下さい。

日本人が日本人らしく生きる。
これって結構大切なことだと感じるし、
自らの人生を豊かにする大きなキーワードだと思います。

平成25年5月

昨年同様に今年も、春をすっ飛ばしていきなり初夏になった様に感じます。
ゴールデンウィークに北海道で雪が積もったと報道がありました。
また、我々は、早朝仕事をする時に10日前後まで
防寒着を羽織って、仕事をしていました。
しかし、突然その姿が半袖の制服に変身・・・。
そして、出荷が遅れていたキャベツ、レタスなどが一気に出荷され始め、
相場が急落しています。

新しい年度が、もう2カ月が過ぎようとしています。
今年入社の石川、仲、村井の3名は、仕事を徐々に覚え、
個々の個性が徐々に輝き始めました。

私自身はというと、最近、毎朝現場に出て
お手伝い(一般には邪魔)をしています。

今期の計画で大きな変更点は、外食事業部の組織を変更したことでしょう。

企画開発を中村さんにお願いした為、
今まで中村さんが担当していた販売先を小倉君、
そして平山君・松木君が引き継ぐように段取りをしています。

先日あった事なのですが、今まで阿吽の呼吸で
商いをしていたのが、細かなニュアンスを伝え直さなければならないと
担当者の変更を取引先の一部から不満が出ました。

これは、中村さんが一所懸命にやってきた賜物なのだと思いますし、
これにより小倉君にとってはよい勉強になったと思います。

今後は、新担当に丸投げするのではなくしっかりと
引き継ぎをしてゆくことが必要だと言う事を
肝に銘じて報告連絡相談を徹底してゆきます。

先輩の皆も愛情あるサポートと愛情ある叱咤激励をお願いします。

また、三輪君は、岡山君が亡くなってからいきなりの担当変更で
4月は大変に困惑しておりましたが、
ここへきて少しずつ仕事のペースを掴んできたようです。

売上の未計上がなくなりつつあり、
そして、帰社時間がだんだん早くなってきました。

一人前の販売者になり石橋青果を背負って立つ人物になってもらいたいと思います。

平成20年度より掲げた当社の未来像は、
「関わる人々の子供が入りたいと思うような会社にする」です。

もし、自分の子供が石橋青果に入社すると言った時に、
安心して働ける会社、人間関係で苦労をしない会社、
そして、成長してゆく会社であったとしたら迷うことなく
就職試験を受けに行く事を勧めると思います。

関わる人々の子供がもし入りたいと言った時に、
自信を持って「どうぞ」と言える会社に向かって
皆さんと作り上げていこうと言うのがこのビジョンです。

その為には、
・会社の永続的な発展
・社員がやりたい事ができる風土
・公平な評価と幸福になれる収入
・いきいきと働ける事のできる環境があると言う事です。

この4つの項目について、皆さんが自分の会社であると心底思えて、
社内を磨き続け、仕組みを作り、風土を育んでゆく事だと考えます。

今日より明日、明日より明後日を良くしようと
あらゆく事をかえることに事に挑戦する心持が必要です。

次の時代を盛りたててくれる若い世代がこれから
もっともっと活躍できる会社を作ってゆく。

そして、石橋青果の若い幹部社員の育成が今期の大きな仕事の一つです。

将来社長になりたいと思う社員はどうぞ、名乗りを上げて下さい。

平成25年4月

寒い冬に耐えた桜は一気に満開となり綺麗な花を咲かせました。
この時期の黄砂は本当に頭がいたものです。
洗車をしても黄砂が吹くと一日で真っ白になってしまいます。

 家庭をはじめ皆さんに会社内の事などを知ってもらおうと
このつぶやきをはじめましたが、今回ほど複雑な気持ちで
この文章を書いている事はありません。

知っての通り岡山君が交通事故で亡くなりました。
岡山君は、平成17年10月に加来君、鷲見君と共に入社してくれました。

当時は愛知万博が終わり落ち込んでいた景気が
丁度回復する傾向にある環境でした。
大変人不足に悩んでいたあの頃、
思い切って会社はじまって以来の大きな金額を投じて
リクルートの転職フェア―に出展した事を鮮明に覚えています。

背水の陣という気持ちでした。

そんな中、ちょっと生意気だけど可愛げのある奴が
当社に応募してくれたのです。それが岡山君でした。

当時30歳。

2,3年間中村さんの下販売の勉強をしてレタス、ほうれん草を
引き続き、販売を始めた上に胡瓜まで販売をし始めました。

周りはハラハラドキドキ、成績が上がらずに
本人が一番悩んでいたと思います。

それがこの一年上手く回るようになり在庫を
毎日残すことなく毎日販売をし続けていました。

多分岡山君自身も自分の成果に
手応えを感じていた事だと思います。

桜の花をみて、皆で語らい
未来への希望に胸を膨らませていた時に
交通事故に遭いとても残念です。

いろは研修にて
「俺は3年後社長になる」
といった言葉が今でも耳から離れません。

 命に限りがある事は皆わかっています。
しかし、今日居た仲間は明日も会い、
明後日も共に仕事をすると勝手に自分で想像をしてしまいます。

命がはかない、という事を嫌という程実感をしました。
それと共に一期一会の精神がいかに大切なのかを思い知らされました。
一期一会とはその一瞬を大切に生き切ることです。
我々は時間が無限にあると思っています。
その為に後からやれば言いと何事も後回しにしてしまいがちです。

実際、岡山君にああすれば良かった、
こんな話もしてみたかったと後悔してももう彼は居ないのです。

こんな風に岡山君に身を持って教えてもらいたくはなかったけど、
その一瞬の大切さを痛感しています。
メソメソしていると岡山君に怒られそうですが・・・。
どうか皆さん、何事も後回しにせず
「いつやるの?・・・今でしょ!」の精神で
仕事も家庭もそして自分の時間も大切にして欲しいです。

そして、もう2度とこんな体験はしたくありませんので
交通安全に気を付けて下さい。宜しくお願いします。

 4月なので本来なら新入社員の話をするべきでしたが
教訓が大きかったので・・・。

今年は石川俊介君、仲 大樹君、村井志穂さんの
3名の新人を迎え入れることができました。

学生から社会人へかわるこの一年、本当に重要な時を
石橋青果が預っているのだと感じています。

彼らはDMP新入社員研修に参加して
社会人としての大きな使命を掴んできました。

未来の石橋青果を創ってくれる大きな力となってくれる事は
間違いありません。
彼ら自身も不安と期待で一杯であると思います。

周りの我々が若い力大きく伸ばすために、
愛情ある叱咤激励をする事がとても大切であり、
この精神がこれからの良き日本を創ってゆくのだと思います。

どうぞ皆さん毎日を大切に生き、
若い彼らに自分たちの後ろ姿を見せてやって下さい。

お願いします。

平成25年3月

桜が突然に満開になった。

2月から3月上旬までとても寒い日が多く、
梅が咲いたのが3月の初めだったと記憶しております。
ここへきて帳尻を合せるが如く一斉に桜が咲き始めました。
寒さの緩みと共に葉物そしてレタス類がお値打ちになってきました。

  今月は目標と計画という事をつぶやいてみたいと思います。
目標がある人生はとても楽しいと思います。

私は、名古屋シティーマラソンの10kmに参加してきました。
23年9月より会社の近くのジムに通い、少しは走れるようになったのと、
何故か女房がマラソンに目覚めた為、一緒にエントリーする事にしました。

平成24年10月のモリコロパークで行われたスウィーツマラソンにも参加し、
自分自身が1時間程度で走る事ができる事を確認した為、
今回のシティーマラソンでは55分台を目標タイムと設定して
練習するようになりました。

科学性の欠けた練習ではありますが、
週に2~3回ジムで走り込んでおりました。

用意ドン!

河村市長のスターとの合図で一斉に走り始めました。

練習方法が違ったなと思ったのは走りだしてすぐです。
ランニングマシーンで走るのと
実際に地面を自分の足で蹴って走るのと全く違うのです。
どれくらいのペースで走ればよいのかが分からないのです。

また、周りにはたくさんの人がいて、とても走り辛く
前のランナーそして横のランナーに接触しながらの走りだしとなりました。

最初の1kmのタイムが6分を超えている・・・・。

こりゃまずいと思い、前の人を追い抜くために右へ左へと縫うように走っていました。

結構なランナーを抜かしたと思います。

しかし、吹上付近の4kmあたりに来たらゼイゼイと呼吸が苦しくなってしまったのです。
あれおかしい、と思ったのですがペースを落としても回復せず・・・。

そんな時に父が応援に来たのを見かけて、
ちょっと父に声を掛けて自らに気合いを入れ直して頑張る。

5kmのタイムが目標の27分から1分遅れの28分・・・。

しかし、6km付近からはもう完全に息苦しくて
走ると言うより歩く速度に毛がはえた程度。

追い抜かして来た人達に
今度は追い抜かされてしまうのですがどうにも足が進みません。
結果として、58分56秒でした。

本当に悔しい。

今回の10kmマラソンはとても学びの多いものとなりました。

まず、練習の方法が全く違っていた事。
実際に地面を蹴って走る事を全くしていなかったのです。

 自分のタイムを決め練習をする。
これは、経営と一緒だなと・・・。

目標に対する計画を立て実行してみる。
いけない、上手くいかない所を修正して又実行する。

そして、目標を達成してゆく。

これからは、練習方法を変えます。
ジムではインターバルトレーニングを中心として練習し
5k~10kは地面を蹴って走り、
次はかならず55分を切ります。

目標があるからこそ計画そして実行することが今がとても楽しいです。

平成25年2月

この冬は寒いです。
地球温暖化という説と氷河期に向かっているという説とありますが
後者に一票を入れたくなるようなこの冬です。

市場に目を向けますと高値で売れないと
葉茎菜は値段が下がり売値頃になると絶対量が足らないので
直ぐに値上げという状況になり、
このひと月は需要と供給のバランスが大変忙しく働いています。

野菜達にとって気温が低く、世間にとっては懐が寒いのでしょう。
暖かくなるまで多分この乱高下続くことでしょう。

話は変わりますが隕石がロシアに落ちました。
20Kmの上空で爆発してもビルの窓ガラスが割れると言う威力の持ち主、
もしあの隕石が地上に落下していたらと思うとぞっとします。

 平成24年度は、後ひと月余りとなりました。
一日という時間がとても早いと感じます。

今年度のはじめ新規顧客獲得等、色々課題を挙げましたが、
できたもの出来なかった物が色々あります。

計画を立て実行すると言う事は実は自分との約束であり、
会社で言えば各部門が各部門の約束を守ると言う事ですね。

その計画を立て一所懸命に実行する所にこそ、
人間的な成長があると考えています。

 「やりがい」がある仕事とか「やりがい」がある会社とか
「やりがい」という言葉を良く使います。

「やりがい」ってどんな事を言うのでしょうか?

 自らの意思で仕事をする事が「やりがい」につながると考えます。
上司に言われた通りに仕事をするだけ。
これには「やりがい」はないと思います。
確かにルールやマニュアルはあります。
それを逸脱して仕事をすると会社としてはまとまりが無く
とんでもない事になります。

しかし、我々を取り巻く環境は日々変化しているのも確かであり、
ルールやマニュアルもその時々で見直してゆく必要があります。
その為
にも毎日、創意工夫していくことが必要であり、
その方が仕事として楽しくないですか?

仕事を変化させてゆく為にも皆が考えカイゼンをしてゆく必要があり、
その為にひとり一人が意見を出し合い議論し合うことが必要だと考えます。

やらされるだけの仕事の中には「やりがい」はないと思います。
仕事に対して自分の能力を出し切ることだと言う事です。

 また、しっかりと仕事をやり遂げた時に周りからの
公平な評価がある時に「やりがい」を感じるのだと思います。

周りからの称賛と尊敬の目で見られる事は
その人を一段レベルアップさせることにつながります。

私自身が販売をはじめた時に成績が上がらず苦労をしていました。

ある月に目標金額を達成する事ができた時、
いつも叱咤激励をしてくれていた佐藤さんより大きな称賛をもらいました。

「よくやった」「これで一人前だ」・・・と。

嬉しかったです。

本当に。

これって「やりがい」ですよね。
周りが認めてあげると言う事は「やりがい」の源泉であります。
勿論、お金に対しても公平な評価は必要です。
 「やりがい」という事を私は、その人の成長であると考えています。
今日できなかった事が一年コツコツと努力をしていくうちに出来るようになる。

指導される立場から指導する立場になる。
自分自身の成長の為にもしっかりと計画を立てそれを実行して欲しいです。

会社は皆が働きやすい環境を整備すると共に皆が人間として成長できる場となります。
そして、公平な評価制度を磨き続けて行きます。

平成25年1月

今年の一月は大変寒いですね。
成人式の日には関東では大雪で大混乱でした。
高速道路が渋滞した為名古屋では茨城産の野菜など
物流にも影響が出ました。
新成人の門出には気の毒に感じでしたね。

中京の各産地においては12月初めの降雪により
葉物を中心に野菜が冬眠?状態となり
葉の厚みは益すけども玉伸びがしないという現象が起き、
入荷減に年末は大変苦労をしました。

一月に入ってもこの現象が続いており
荷物が薄い状況です。
売れて相場が上がるのは活気があってよいのですが、
荷物が集まらなくて高値相場を維持しなくてはならない時は、
商いをしていてもなんだか活気が無く、
どうしようもない状態です。

愚痴を言っても仕方がありませんね。

 日本には書き初めという風習があります。
私は毎年書き初めをしています。
皆さんにもお勧めしますので是非書き初めを行って下さい。

一年のはじまりにその年をどんな年にしたいかというテーマを
持って臨むのと、そうでないのでは一年に大きな違いが出てくると思います。

昨年私の具体的な行動のひとつとして144回ジムに通うと決めました。
実際151回ジムに通い10kmのマラソンを走る事ができました。
痛風の発作が出ることなく体調はとても良くなりました。
人生1回です、豊かな生き方をする為に書き初めを!

 私の今年のテーマは「構造改革」としました。
お陰様で会社は悪くない状態で今年度の計画を推移しています。

これで良いと思った瞬間から下降してゆくのだと思います。
だからこそ、今!改革をしなければなりません。

 構造改革=意識改革だと考えています。

明日も同じであると思ってはいけません。
現状として、明日は今日とほとんど変わりが無いのも事実です。

でも、変わらないと思って明日を迎えるのと、
変わるかもしれない若しくは変えなくてはならないと迎えるのでは
一年後の結果は全く変わってくると思います。

大変な競争の中で我々は商いをしているのです。
今のお客さんが一年後も当社のお客さんである事は奇跡なのかもしれません。
今あるお客さんに本当に感謝です。
また、会社の維持発展のため、既存顧客の他に新規顧客を獲得しなければ、
明日の会社は成り立たないのです。

営業の担当者を中心にそんなことは理解している事も十分に承知しています。

構造改革=意識改革は行動が伴ってこそ
初めて実現したと言えるのです。
計画したものが上手くいかないのは当たり前。

しかし、PDCAを繰り返し、行動し続けることが必要なのです。
構造改革は意識を変え行動を変えることができた時に
達成したと言うことになると考えています。

構造改革の骨子として、第1に若い力を存分に発揮する場を作る事。
第2に会社の新しい利益の源泉を創造する事。

平成25年度の計画を策定する時期になりました。
来期事業計画の中に三輪、小倉、古川がやることが
明確にならなければならないですね。

計画に合せた組織図を作成しましょう。
また、今扱っている商品をなんとか違うチャンネル・お客さんに
販売してゆく方法を具体的に考えてゆかなくてはなりません。

その計画を実践しきった時に構造改革が達成された事となります。
 
今年も力を合せやってゆきましょう。

平成24年12月 No.110

暖冬を予想していたのですが、11月は例年より
気温が低く今月の初旬には雪まで降りました。
葉茎菜・洋菜を中心に品薄状態であり
大変な高値になっています。
こんなに高くて年末年始の注文が出てくるかな?
と不安に思います。

 さて、12月16日は衆議院選挙がありました。
選挙自体は争点が沢山あり、また政党も12政党と
乱立状態で何かよく分からない選挙になりました。
選挙前に自民党優勢という情報が新聞紙面を
にぎわせた途端に株価が上昇、為替は円安に
振れていき選挙日の翌日は株価が
9900円の値を一時つけました。

公共投資を中心とした政治になるのでしょうか?
経済界は自民党がウエルカムなのでしょうね。

零細の建築土木にも仕事が回る様になるのかな?
結果としては自民党が圧勝!
これも我々有権者が選択した結果です。

 私は選挙権を頂いてからは、全ての選挙に投票に行っています。
別段、政治に大変興味がある訳ではありませんが、
やはり、国民の義務だと思うので必ず行きます。

今回の投票日翌日に当社の皆に「選挙に行った?」と
問うと皆が皆「行っていません」と・・・。

 本当にそれでいいのかな?

「私一人投票に行かなくても何も変わらない。」
「どの政党が政権を取ったとしても何も変わらない。」

それが行かなかった皆の言い訳です。

確かに現実はそんなものだとは思います。

しかし、自分の子供達に選挙に行かない姿を
見せていて本当にいいと思いますか?

ただでさえ自分の事しか考えない
子供が増えている様に思います。

先日も地下鉄に乗っていた時の事、
高校生が入口付近に6,7名立って居ます。
そこへ車いすの女性が乗り込んできました。
高校生は見て見ぬふり、車いすの女性は
電車の入口直ぐに車いすを止めるしかなくなりました。

想像通り次の駅から乗り込んでくる乗客には
車いすは大変邪魔なものであり、車いすの女性は大
変にすまなそうな顔をしていました。

高校生に声をかけようかと私自身も悩みましたが、
高校生は携帯電話を互いに見まわし大騒ぎをしております。

お互いが相手の事を見て少し譲るだけで
皆が気持よく地下鉄を使えるのに・・・。

自分の子供はそんなことしない・・・というのかもしれませんね。

でも、現実、親が今の社会の事を考えない・・・

いわゆる選挙にも行かないで本当に子供が
相手の事を考えられるのでしょうか?

親が政治に対する不安・不満を口にするけど
選挙に行くと言う行動は起こさない。

子は親を見て育ちます。
また、親は子を見て我振りを直さなくてはいけません。

地下鉄で居合わせた子供達・・・いわゆる高校生達を
見ていて私自身が子供達にしっかりと後ろ姿を
見せないといけないと感じております。

 10もらって9しか社会(会社)に返さないとすると
社会(会社)は貧困を招きます。
しかし、皆が10もらったものを11返すまたは返そうと努
力していたら社会(会社)は繁栄をします。

貧困になったら会社の存在が危なくなります。

選挙を行くと言う事は繁栄への第一歩であると思います。
国民が国民の義務を最低でも遂行する事が
国の繁栄の第一歩であると思います。

「つぶやき」が「小言に」なってしまいました。
ごめんなさい。