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平成21年10月

台風が来ないな?

なんて思っていたら、強烈な風と共に台風がやってきました。
被害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。
愛知から北の産地で結構な被害が出ています。

愛知のキャベツに関しては、年明けの分に相当影響が出るようなことを言っています。
まぁその頃には、なんでこんなにキャベツが高いの?なんていう会話が聞かれるのでしょうね。

農業がお天道さんのお陰で成り立ち、作る人の大変さは、並大抵のことではありませんね。
食べ物を大切にしないといけません。

 先日家の周りの草むしりをしました。

無心・・・ではなく、草むしりをしながら色々なことが、頭に浮かんできます。

会社のこと、

家庭のこと、

経営の勉強会のこと、

昔の自分のこと、

自分に関わる人々のことが、2時間弱などですが色々思い出されてきました。
別に何を考えようとしているのではなく浮かんでは消えてゆくのです。

目の前の草を根っこから抜こうと一所懸命に格闘すると色々なことが見えてくる。

根っこが地中奥深くへ伸び、抜くのにはとても苦労する雑草。

根っこを深くなく地中数センチのところから
横へ横へと伸ばし、抜いても、抜いても根っこが続く雑草。

フェンスに蔓を巻きつけながら壁などに根を出す雑草。

そして、葉の色も緑だけではなく赤い色のもの、
黄色い実をつけているもの本当に色々な雑草が、
この世に存在するのだなと感心しながら抜いてゆく。

すると雑草自身が中小企業の集まりだなと感じる。

それぞれの存在意義を持ちながら一所懸命小さな庭の場所取りをしている。
この雑草も必ず生きる意味と価値を持っている。

日の当たる場所とそうでない場所
その境、数十センチぐらいから雑草の種類が違ってくる。

こんなところにも環境7割!9割!いや彼らにとっては10割なのだろう・・・・。

ん!・・・・でもちょっと待てよ。

今ここに来られない雑草も数万年という月日はかかるが
進化しながらその環境に適応して変化する?と考えた方が良いのでは。

種族保存のため、
世の中に必要とされるため、
誰かのために

長い時間をかけ変化し続けているのだろう。

当社は本当に変化してゆけるのか?
激動といわれている今の世の中。

アメリカの大統領が白人から黒人となり、
日本の政権も自民党から民主党になり、
お金主義からお互いを助け合う方向へ
どんどん変化していっている。

その中で石橋青果は本当に変化し続けることができるのだろうか?
…大きくなくてもいい変化し続けられる会社にしよう

そういえば私自身小学校だったと記憶するのですが、
作文に「雑草になりたい、踏まれても、踏まれても立ち上がる雑草になりたい」と、
書いたことを思い出した。

その十数年後どこかの著名な作家も同様な詩を書かれていることも知った。

成功者として言われている人達も皆雑草だったと思う。  

あれ!今抜いている雑草って結構、カッコイイいじゃん!!!
・・・・・・・でも、女房が喜ぶから この雑草 抜いちゃお!

草むしりがこんなに充実した時間となりました。

 今月は本当に脈絡のない話、つぶやきでした。

最後までお付き合いありがとうございます。

平成21年9月

朝夕がめっきりと涼しくなりました。

秋ですね。

今年の秋から冬にかけてインフルエンザが大流行すると言われています。
マスクをして、手洗いそして、うがいで予防をする他ないのでしょう。
ウィルスに負けない白血球を育てるために日頃からの養生も大切ですね。

 今回でこのつぶやきも72回を数え6年間書くことができました。
これも皆様のおかげでございます。
この場をお借りして、心より感謝を申し上げます。

このつぶやきは、会社の様子、会社の目標や方針などを
ご家庭の方にも知っていただきたいということで書き始めました。

今回は原点に返り当社の理念の話をします。

先日、当社の理念から営業方針を探るということで、
私が出席しない市場事業部の営業会議から聞こえてきました。
佐藤さんそして熊ちゃんが頑張っていることが、とても嬉しいです。

「社員教育とは企業理念の徹底である」とDMPの研修で教えていただきました。

理念から営業手法を考えるということは
正に理念経営の徹底につながります。

当社の企業理念は、「幸福を届けます」(しあわせをとどけます)です。
幸福の「幸」は、山の幸・畑の幸・太陽の恵を届けます。
幸福の「福」は、心の豊かさと安心を届けます。
そして、お客様に信頼を届けることが石橋青果の仕事であります。
その具体的行動が、鮮度ある野菜をタイムリーに届けますということになります。

鮮度ある野菜をタイムリーにと言葉にするととても簡単です。
しかし、我々はお天道さんご機嫌を伺いながら仕事をしていますので、
ちょうどいい仕入というのは1年間に何度あるか?
その上にタイムリーに・・・お客様が望む量を望む時間に届ける・・。
やってみると理不尽極まりないと感じます。
その理不尽さに逃げることなく一つ一つ社員一同で
解決をしながら進むことが仕事でのやりがいを作り出し、
自分自身を大きく成長させることになると考えています。

そんな石橋青果にしたいといつも考えております。
そのためにも皆が幸福を届けますという理念を
自分の言葉で自分の腑に落とすことが重要なのでしょう。

石橋青果は、決して私のものでもなければ株主だけのものでもありません。
自分たちの会社であることを今一度再認識してほしいです。
それと共に我々は社会の中で生かされていて、
社会のためにならないことは会社として長続きしません。

社会へ貢献できる会社になるために常に幸福を届けているかどうかを
自問自答しながら仕事をしてほしいものです。

平成21年8月

「残暑お見舞い申し上げます」「残暑厳しいですが」などとよく耳にしますが
お盆を開けてからは、蒸し暑さは一段落したように感じます。

気温は高いけど日陰に入ると涼しさを感じるようになりました。
もう夏も終わりですね。
ひと雨ごとに秋に向かってゆくことでしょう。
  ・・・・・私は食欲と葛藤する毎日になるのだと思います。

 我々は勝手に生まれてきて勝手に大きくなって
好き勝手に生きることが良い人生であると思いがちです。
また、自分の能力の無さを悲観して、親のせいにしたり
人をうらやんだりして生きている人がなんと多いことでしょう。

そこでちょっと一石!

 “ありがとう”と言う言葉!

この語源は「有り難い」有ることが難しいという意味からきているそうです。
普段何気なく生活をしていますが
この何気ない生活こそが有り難いことの連続であるということを聞きなる程な~!
と最近特に感じています。

 先ず我々が生まれいずるためには、数億分の1を勝ち抜くことが必要であり、
母親のお腹の中で10月10日の間を幾多の困難を回避し
そして、大変な苦しみの中からこの世に出てきました。

我々が生まれてくることこそ本当に奇跡なのでだと言うことです。
有難いですね。

また、頂いた命を大切にすることは、母親に対しての礼儀ですね。
頂いた体を自らの意志で傷つけるとは何とも悲しい行為であると私は思います。

・・・・簡単にタトゥを入れたり、ピアスで体中穴をあけたり・・・・

 思風先生曰く、地球誕生と共に38億年の歴史が今の自分を作っている、
言わば私なら38億47歳と言うことになるそうです。

なぜなら、人類は進化し続け勝ち続けているからこそ現存しているのです。
マンモスや恐竜はこの世に居ないのがこの証拠なのでしょう。

進化と言うと、とても判り辛いのですが、
人は人の中で磨かれて成長してゆき、
その成長が遺伝子に刻み込まれて後世に受け継がれてゆくことが進化であるということなのでしょう。

これは祖先から人類は一度も途切れることなく命をつないだ結果なのでしょう。
普段何気なく生きていることが大変に有り難いことですね。

 進化と奇跡から世に出た我々は、誰しも世界で1番の能力があるそうです。
それを信じて世界一を目指した時に我々の命が輝くときなのです。

そのために常に前向きに物を考える必要があると思います。

わが師遠山氏は「逃げたものは追わない」と言う原則を持っているそうです。

地下鉄の中に傘を忘れたとします。その時にあれは自分から逃げていったのだからと取にはいかない。

自分が忘れたからと言うマイナスの心をうち消すためだと思うのですが
傘が逃げていったと前向きに考えるようにしいるようです。

同じ現象でも見方によってプラスになったりマイナスになったりします。

 「昨日はトラブルがあって4時間しか寝られなかった」
 「昨日はトラブルがあったけど4時間寝ることができた」

どちらも現象は同じでありますが、考え方ひとつで心が明るくなりますね。

常にプラスになるような考え方をすることが世界一への道標なのだと思います。

 感謝と常に前向きな明るい心を持って、共想競進を実践して

「子供が入りたいと思うような会社」を創り上げてゆきましょう。

平成21年7月

7月に入りとにかく暑いですね。
梅雨明け前に35度以上と言うのは記憶にないです。
この影響で葉物を中心に暑すぎて成長が止まります。
品質が良くなくて相場が高いという悪循環になります。

担当者はこれからお盆にかけて頭が痛いと思いますが、
『鮮度ある野菜をタイムリーに』を念頭に常に置き、実践してください。

しかしながら、地球温暖化の問題が深刻なのだな!と感じます。
我々の責任において子供たちにより良い地球を残すためにも
使い過ぎ、頂き過ぎ、残し過ぎには注意しましょう。

 今月に研修として鹿児島南端の知覧へ行って参りました。

終戦間際にアメリカ軍の本土上陸を阻止するために
日本軍は知覧町の空港を特別攻撃隊(特攻隊)の発進基地としました。

ご存じの通り特攻兵は自らの命を犠牲にして敵艦に体当たりをします。
17歳から24歳の方々が自らの若い命を自分の為ではなく、
日本と言う国のために使い、親兄弟を助けるために使っていたのです。

我々は、経営者として知覧の地に立ち自らの命を何のために使うのかという
大命題を模索するために今回の研修に行かしてもらいました。

また今回は、教えてもらう立場→教える補佐をする立場→自らが教える立場と
全く立場が違ってこの研修をやらせてもらい、とても多くの学びを得ました。

まず、知覧特攻平和記念館にて出撃前にご両親に宛てて書かれた手紙を読み、
自らの命の在り方について考えざるを得ません。

自分が生きているのは自分の意志であり生きているのが当たり前、
好き勝手に生きることが恰好いいと考えて仕舞がちです。
でも、我々は両親から命を頂いたのです。
死を目前にして生まれてきたことの感謝を綴る手紙を目の当たりにして、
生かされていることが本当に有難いと感じます。

また生きる上で、特に社長と言う立場にいると傲慢になりがちですが
今回は謙虚に生き自分の命を自分の為ではなく人のために使うことを学びました。

人とは石橋青果に関るすべての人であり、
日本の農業のためそして、それを食する人のために自分の命を使いたいとつくづく感じております。
(感じるだけではなく実行します!)

ホタル帰ると言う本をご存じの方も多いと思います。
この本に書かれた鳥濱トメさんの営んだ食堂にも参りました。

若すぎる特攻兵は、母に甘えることが許されない分
トメさんを母と慕い、特攻前夜には色々語ります。
トメさん自身も母親役と共に特攻兵の実の親に手紙で前夜から飛び立った様子を知らせたりもしております。     
このトメさんは、生前こんな言葉で人々を勇気づけています。

「何故生き残ったのか考えなさい。
何か、あなたにしなければならないことがあって、生かされたのだから」

特攻で死に切れず生き残った隊員への言葉です。本当に考えさせられる言葉です。

出来ることなら石橋青果の皆さんと知覧の地を訪れて
生きると言うことと自分たちの人生と言うものを共に話し合ってみたいと思いました。
はやり、知覧の地でなければ感じられないことが沢山あります。

生き方を正しくし、良き遺伝子を後世に継承し行きたいものです。

平成21年6月

いよいよ初夏!?梅雨に入ったと聞きましたが、降るのは夕立のような雨ばかりで
シトシトと降る梅雨の雨と言うイメージがありません。
これもやはり温暖化の影響なのでしょう。
十数年後には、北海道が四季を通して作物が出来るようになるのでしょうね。
そして、北海道の名物がサツマイモの焼酎になるのも近い将来なのでしょう。
バランスと言うものを壊してはならないと言うことなのでしょう。

最近は、インフルエンザが世界中を騒がしています。
今年の秋からは日本も本格化するのでしょう。
豚インフルエンザが突然変異したようです。
そのために世界中に病原菌が広がっています。
マスクをして予防する姿はとても滑稽に感じられている方も多いと思います。
その理由として余りにも過敏すぎるからでしょう。
マスク、手洗い、うがいの励行!は、自分の体に病原菌を入れない努力をするという理由からだと思います。
それはそれでいいとは思うのですが、最近、私自身が感じる違和感があります。
菌と言う物に日本国民が皆、とても悪いものだと感じているということです。
インフルエンザ菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌などなど・・・
でも、納豆菌、ビフィズス菌、菌茸類の菌はどうなのでしょうか?
亡くなった葉室老師は、「自然界に不必要なものは何もない。」と言っておられます。
人間に悪いと言われるもの?も、どこの世界かは判りませんが絶対に必要としている所?があるはずです。

人間に必要がなくても植物の世界に必要があるのかもしれない。
菌と言うだけで現代人は(日本人だけかも)蔑視します。
その証拠に抗菌と書かれた商品が少し高くてもよく売れています。
ここに私は違和感があります。
ある生産者の方から聞いたのですが生まれたすぐの子供に水田の土を舐めさせると
その子はとても丈夫に育つというのです。
母乳で育つ赤ちゃんの体に入った水田の土の雑菌は、
抗体を作るということらしいのです。
毒には毒で対応するではないですが、抗体が免疫を作りその子はとても丈夫になるのでしょう。
菌と言うのは必要なものなのであると私は考えます。
昔我々が地面に落とした“かっぱえびせん”を3秒ルールで食べていたのには
それはそれでお腹にちょうど良い?ということなのでしょう。

そもそも人間には自然の治癒力が備わっています。
カッターの刃で私自身手を切っても1週間もすればカサブタとなり治ってしまいます。
自分の体が自分を治します。

医者が患者を治すことなどできない、治すのは自分自身の体が治すのだと
いろいろな本には書かれています。
成程な!と思います。
その方が理に合っているような気がします。
これは、自然の摂理であり、原理原則なのでしょう。

菌を殺すと自然界のバランスが壊れます。
自然界のバランスが壊れると言うことは我々人類の生態系が壊れてゆくのでしょう。
「自然の秩序の中で人間は生きよ!」
豚インフルエンザはこのことを我々に啓示しているような気がしてなりません

決してインフルエンザが蔓延することをよしとしいてはいませんので、そこはお含みおきください。

平成21年5月

新緑の季節となりました。
ここ数年のことですが、5月は春を通り越し、夏を感じます。
やはり、地球温暖化が進んでいるということなのでしょう。
自分自身にも責任を感じずにはいられません。
やれることから積み重ねてゆきましょう。

今月を振り返ると、CO2の排出に歯止めをかける為に
エコポイントと言うのがはじまったようですが、現状は、なんだか不具合が多いようです。

また、忘れた頃??・・・定額給付金の案内が私の所にも届きました。
名古屋もいよいよ配布となります。

先月の終わりよりはじまった休日高速道路料金1000円とエコポイント、
そしてこの定額給付金で自民党が民主党の支持率を取り返したという結果になったようです。

でも、考えるとおかしなもので税金を使い景気対策の名目でお金をばら撒いているだけです。
まだ、景気回復に至った訳でもありませんから、
自民党は国民の金を使い支持率を得たと言われないようにして頂きたいものです。

それと共に、我々国民自身が厳しい目で見抜いていかないといけないと感じます。
なぜなら、この不透明な財源を、未来の子供たちへの負の資産としてはいけないからです。

大は国家のことから小は夫婦の人間関係のことまで問題は沢山あります。
しかし、自分の目の前に出てくる問題には、答えは必ずあるのです。

原理として問題はその人を成長させるためにその人の前に現れるのです。
その人が生きている限り必ず付いて回り、問題がない人生はありません。
なぜなら、人間は長所半分・短所半分の不完全な生き物だからです。

問題から絶対に逃げてはいけないのです。
真正面からその問題を受け止め、乗り越えることが唯一その人を成長させることなのです。

問題自体を恐れてはならないのです。
逆にどんな問題があるのかを自らの感性で探し、
理性で解決するのです。本当の幸せとは問題を解決する力を身につけることです。
実は、これらは思風塾にて感性論哲学者芳村思風先生がいつも口にする言葉です。

 現在我々の身の回りに起こってくる種々の問題をこのように考え前向きにとらえてゆくと少しは
楽に捉えることができるのではないでしょうか?
今、起こってくる自分の問題には必ず解決策があり、
その問題を乗り越えると自分が成長できるのです。

 その問題が起こっている時には本当に苦しくて、身動きができない、
どうしようもないなどと考えてしまっていますが、その問題が解決すると
なんだ!こんなものか?と笑い飛ばしたことが皆さんも経験があるのではないでしょうか?

だからこそ今起こっている問題から逃げることなく自分で解決して欲しいものです。

 現在、心が皆病んでいると言われています。
出てきた問題を真摯に受け止めることは大切ですが、
ネガティブに受け止めるのではなくポジティブに受け止めて下さい。

 石橋青果は、問題をみんなで助け合って解決の道を探してゆきましょう。

平成21年4月

今年の桜はとても気長に咲いてくれました。
3月のつぶやきで開花しましたと伝えてから冷え込み、
結局4月4日あたりがちょうど満開となり入学式にも間に合いました。
初めて登校する校門にある桜の木は、葉桜よりもやはり
満開の桜の方がわくわくしこれからの門出にとてもふさわしいですよね。
本当によかったです。

 日本の政治家の顔ぶれを見ると歴史を感じます。
2代目3代目と言った世襲政治家が政権の中心を成しています。
それは与野党ともに一緒です。
現在の世界同時不況と言う100年に一度の出来事を
対処するのに本当にふさわしい方々なのだろうか?と首をかしげます。
重ねて彼らは皆ほぼ60歳以上なのです。
年齢は関係がないと言う方も多いとは思います。
年を重ねるうちに多くの物を所有することとなり、
多くのしがらみがまとわりつき、身動きが取れない状態になるのと同時に
考え方を変えることができなくなるのだと思います。

多くの年を重ねた方々が、日本の国民のためにという御旗へ
向かうことができるかは本当に疑問ですね。

過去日本においては、明治維新を起こした高杉晋作や坂本竜馬などの志士たちはアラサーティーです。
熱き志を持ち日本の夜明けを作ったのは若き世代です。
“Change”と指針を掲げアメリカ大統領に当選したオバマさんは47歳です。
アメリカ国民は若きリーダーに求めるものは若い力でしかできない変化を求めた結果なのだと思います。

この不況を脱するためには日本も若い力が必要なのではないでしょうか?

市場を振り返ると、市場の存在自体を考える時期に来ていると思います。
川上と川下が巨大化へ変化している中、
我々がマージンをいただいてする仕事があるかどうかということをです。

例えば全農の特販部等が大手量販店に直接販売をする時代です。
今まで通りの卸会社→仲卸→小売店と言う旧態依存の
“市場仕事”が後何年もの間続くと考える方が不自然な気がします。

しかし、私を含め先輩社員が今までの常識をもとに仕事とは「こう」あるべきであると
後輩社員に対して教えます。
今までの常識のままでは市場仕事が無くなるのに、
その無くなる仕事を教えている、強要している可能性があります。
そう考えると本当に当社は、若い世代の力を十分に発揮する環境を作っているのだろうか?

加来君そして、鷲見君と言う20代そして30代の社員が当社にも在籍しています。
それなのに、先輩が後輩に物を申していますから
、若い社員も仕事を創造しよう気構えが芽生えるはずがなく、
早く先輩に追いつこうと市場仕事を頑張ってしまいます。

石橋青果はもっと自由な発想をするような環境を作り出さないといけないとつくづく感じます。
(先輩が悪いとか後輩が悪いとか言っているのではありません)
そして、会社が100年続くためには若い世代をどうしても定期的に採用し続けなければなりません。

当社にとって投資は人財への投資しかないのかもしれません。
その投資をするためには今期もしっかりと利益を上げてゆかねばなりませんね。

今年一年の幕開けです、皆で力を合わせて目標達成してゆきましょう。

平成21年3月

今年の花粉は手強いですね。
相当量が飛散しているようですが皆さんは大丈夫でしょうか?
寒い寒いと感じていたら突然ぽかぽか陽気になりました。
23日が桜の開花予想ですので今月の末日が見ごろなのでしょうね。

今年の入学式は葉桜になりそうなので新しい門出の方には、少しかわいそうな気がします。

予断ですが、今月は3名PAさんの退社と5名の新たな方との出会いとなりました。
過去を振り返っても3月というのは、当社にとって人が動く月なのかな?

また、記しておきたいことは政府が景気対策の一環として1万2千円の給付金を配り始めました。
名古屋は7月?ということなので全く実感がありませんが、
お金が活発に回り始めると景気がよくなるのは理解しているつもりですが、
一般の消費を少し伸ばしたからと言ってどれだけの景気回復につながるかは本当に疑問です。
しかし、小売店とつながりが深い我々の商売も、この景気対策により
少しでも活性化されればよいなと祈ります。

 毎年3月は来期の事業計画をまとめていて頭を悩ませます。
皆から上がってきた売上・粗利計画とやりたいことを実行しようと
考えた経費金額との間に矛盾が起こるためです。
物心両面の幸福を届けたいと考えるとあれもこれも詰め込んで計画してしまいます。

そこで問題になるのが利益についての考え方です。
法人代表としての私は会社の利益を最優先し強い会社作りを考えるのですが、
その裏腹で個人としての私は皆さんが居て会社なのだから赤字にならないのなら
多めに分配してしまおうかな?と。

そもそも利益というのは会社の安定成長のためには欠かすことができません。
利益のない会社は現在の様な不況となった時真っ先になくなるのです。
会社がつぶれることは何があっても許されることではありませんね。
また利益は次に新しい投資をするためにも必要なのです。
だから利益は大変重要な物なのです。
利益の半分を税金として納めた残りが会社のお金として残ってゆくのです。
しかしここで、裏腹な私は思うのです。
高い税金を払うぐらいならもっと給与を上げてみんなの笑顔を見られた方がよいと?
この辺がオーナー=社長会社の一番のネックとなるのでしょうね。
そこで会社は誰のものか?という問いに皆さんは何と答えるのでしょうか?

 *働く社員の物   これも正しいと思います。
 *出資した株主の物 まぁこれに関しては当社の場合は関係のないこと・・・
 *トップである社長の物 こうなったら誰もうちの会社に残らないのでしょう。

会社は誰のものかというとやはり社会のものなのでしょう。

社会の中で役に立ってこそ生かされそして、生きることを許され、
皆の働きがお金となって戻ってくるのだと思います。

3月と4月なんら変わりのない間の経過なのですが、
決算期と新たなる期のはじまりということで大きな違いがあると思っています。
我々自身がいつも活性化していつも改善をしてゆき豊かな心と豊かさを手に入れてゆきたいものです。

平成21年2月

「三寒四温」これから春に向かい3日寒くて4日暖かい日が続き徐々に暖かくなってゆきます。
寒暖差が大きくなりますので皆さん体調管理には十分気をつけてください。
バランスよく食することが健康になる秘訣です。
大いに皆さん野菜を食べてください。

今月中旬からの売れ行きの悪くなり市場は、商品が売れずに担当者が四苦八苦しております。
どうかご協力願います。
しかし、いったい消費者は何を食べているのだろう?
外食も落ち込み、スーパーも伸び悩みが顕著になってきました。
食の世界にもトヨタショック?の影響があるのでしょうか?

 こんな暗い話題が多い中で私は先日とてもいい出会いをしましたのでお裾分けです。
熊本に出張した飛行機の中のことです。
国際結婚をされたと思われる若い夫婦が私の前の座席に座っていました。
そして、1歳ぐらいの幼児を父親が抱っこしています。
場面を思い浮かべていただきたいのですが、
幼児と私は、リクライニングされた座席の隙間から目と目が合うのです。
そして、この子は、目が合うと何とも言えない笑顔を振りまいてくれるのです。

それもその笑顔に癒されるのです。

通路を挟んだ私の隣の外国人女性もこの笑顔のとりこになっています。
“天使の笑顔”というのはこの子の笑顔のためにある言葉なのでしょう。

老いも若きも・男も女も・人種も国も全く関係無く“天使の笑顔”は
周りの全ての人を幸せにするのでしょう。

私自身が、本当に心が晴れやかになっていく
そんな瞬間を飛行機の中で感じられたのはとてもラッキーでした。

 
猜疑心もなく、私利私欲もなく何もないからこそ“天使の笑顔”が生まれてくるのだと気付きました。

我々は大人になるにつていつからか人を疑うことを知り、
自分だけは・自分だけを・自分だけがという勝手な私欲が心を支配するようになってしまったのでしょう。

“戦争を止めようよ!”との、呼び掛けに対し
 子供達は簡単にそうだ!止めようよ!と判断すると思います。

 しかし、実際大人になった我々はそして政治家は、
  色々な大義名分を付けて戦争をやめようとしない。

相手の言うことすら聞き入れようとしないのが現状です。
人間の私利私欲というのは時には、良き方向に向かいますが、
使い方を間違えると多くの人を傷つけます。

この“天使の笑顔”が飛行機の中で色々なことを教えてくれました。

自分勝手に商売をしても我々に利益をもたらして頂けるはずがありません。

家庭でも会社でも自分中心に物事を考えたら
多くの人が迷惑を被っているのであると改めて反省しています。

そして、 “天使の笑顔”が永遠にもたらされるよな社会を創る一端を石橋青果が担えたら最高です。

子供の成長に学びます

本日娘のハンドボールの試合がありました。
久しぶりに女房に同行し観戦しました。

ハンド担当の先生は厳しい方で毎朝、毎夕練習。
練習中に私語も厳禁という雰囲気の上
バカヤローは当たり前で、殴ることもあるみたい。

そんな先生の元、彼女たちは毎日毎日基本練習をこなし
そして、自分たちのフォーメーションを創意工夫している。

その努力の結果が本日の試合で成長の跡として至る所に見える。
パス回しのスピードが早くなり、速攻に向かう速さも確実さも安定してきた。
そして、何より部員同士の呼吸が阿吽になっている。

中学生というのはこんなに早いスピードで成長するのかと感動をしました。

相手チームも成長する!その成長に負けない様に創意工夫をしながら
一所懸命に練習に取り組んだ成果なのだろう。

これって、我々の会社も同じですね。
毎日を無駄にすることなくしっかりと積み重ねてゆく。
結果はすぐには出てこないのかもしれません。
でも積み重ねることが結果につながるのでしょう。

娘たちに一言を言うとすれば
目的はフォーメーションを確立することがではない。
フォーメーションを確立することは手段であり
目的はボールを相手ゴールネットを揺らすことである。

もっとそこを意識して貪欲にゴールを目指してほしい。
執着心をもっともっと燃やしてほしい。