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2025年8月

社長のつぶやき 263                  2025年8月3日 
 
 7月4日に梅雨明けをしてから、とにかく暑い日が多い。特に7月20日過ぎからは日本各地で35℃を越えるのは当たり前でここ数日は日本各地で40℃以上を記録したというニュースが毎日のように流れます。水分を取りながら適時休息をしながら仕事をしてください。
名古屋中央卸売市場に7月25日頃から山形産・松本ハイランド産のスイカが入荷しています。この産地はお盆前に出てくる産地であり2週間早く集荷されるというのは日本の気候が大きく変化をしていることは間違いのないことです。
昨年にキャベツがひと玉1000円と話題になりましたが、今年も同様に各産地の前倒しとなり多くの青果物が異常な相場になる事が予測されます。

 歴史を振り返えると皆が貧しくて働くことが当たり前であった時代「働かざる者食うべからず」であり役に立たない者はごくつぶしとののしられました。
100年さかのぼると大人も子供も12時間以上の労働を強いられていました。
昭和生まれの私も同様な教育を受けているために働くことは当たり前であり、誰よりも働いてより大きな報酬を得たいという気持ちでした。今でも私は経営者の端くれであり空いている時間も仕事の事を考えること当たり前になっています。
 時代は大きく変化していることは重々承知しているつもりで記します。
多くの求人者から大切にしている考え方としてワークライフバランスという項目を重要視している人がほとんどです。学生などに空いている時間をどんなふうに過ごしているのかを聞くとSNSやゲームをしていると返答が返ってきます。
ワーク(仕事)とライフ(生活)がバランスするということで生活の時間に好きなことをすることはいいのでしょう。ただSNSやゲームをすることでストレス解消?して人間性の成長につながるのかなと疑問を持っていました。
石橋青果のコンサルとして手伝ってもらっている黒田美和さんから本来あるべき姿のワークライフバランスについて教えてもらいました。
仕事と生活の時間のバランスについては、生活の時間が仕事に良き影響を与えるような過ごし方がよいということを教えてもらいました。
彼女の前職はホテル経営です。ホテル従業員が余暇に旅に出ると当然どこかの宿泊施設やテーマパークなどで顧客の立場としてサービスを受ける側になります。
従業員同士が協力し合い、2~3日の休暇を作れるようにする。そして、その休暇で旅に出た結果を社内にフィードバックをする。
仕事中心の生活と聞こえるかもしれませんが、大人が自分の能力を最大限発揮できる場は仕事であることが多いと思われます。
もちろん、仕事の技術を生活の中で活かすことで地域の方に貢献できることが多々あるとおもいます。
いずれにしても当社はもっと働き方改革を進める必要はあります。
その為にも皆で多能工化をしてゆく必要がありますね。

2025年7月

社長のつぶやき 262                  2025年7月3日 
 
今年の梅雨入りは例年より3日遅い6月9日に宣言がされており、近畿より西側は6月中に梅雨明けの宣言がされていますが、調べると東海地方はまだ梅雨明け宣言はされていない模様です。しかし、連日酷暑となり熱中症にて救急搬送されたニュースが流れます。皆さんもどうぞ日頃の栄養補給と睡眠はしっかりと確保して早め早めの給水に心がけ、健康管理には十分に注意をしてください。
今の大問題になっている少子高齢化という社会現象を考えると100年先の事を見据えている政治家を探さなければならない。しかし、残念ながらそうした主張をする政治家を私は知りません。世間では政治家ではなく政治屋ということをよく聞きます。政治が職業であることは間違いのないことですが、当選することだけを目的に主張をする立候補者がなんと多い事か?
遠い未来を考えると我々国民も痛みを伴うのは当たり前だと思います。地球の温暖化を取り組もうとしたら我々にもある程度の規制を強いられることは間違いがない。しかし、今やらなければ100年先の子供達が苦労をすることは皆が理解をしているのですが、そのことを常に論じる政治家もいない。
先の大戦後日本国民の考え方が大きく変わったことは間違いのないことです。
自信の持てない日本人といわれてここ久しくなり、世界の国々と比べて経済的にも衰退傾向のこの国を何とかするのは我々国民一人一人だと思います。その後ろ盾になろうとするような政治家を是非見つけなければならない。
7月20日は参議院の選挙です。自分の意思を投票という形で表してもらいたい。そもそも、選挙に行くということは義務ではなく権利なのです。過去には多くの国民には選挙権がなくブルジョワ階級の特権だったのです。長い歴史をかけて男女ともに選挙権を得られたことを今一度再認識すべきです。
今は立候補者の主張などは簡単にスマフォで確認できます。自分たちに関わる問題を解決してくれそうな人を見つけて一票を投じる。国家100年先を論じる人を見つける。選挙に行っても変わらないという人が多いけれど一票を投じなければ何も変わらないのは事実です。特に年齢の高い人口の投票率が高いためにその年齢に向けた政策が中心になっています。だからこそ、若い人たちは自分たちの未来を考えてくれる政治家を見つけて票を投じることが大切な行動なのです。
我々日本人が日本の事をもっと好きになれる国にしたらいいなと私は思います。だから、国民一人一人も国の行く末を考える必要があります。明るい未来を作ろうとする行動が選挙という権利行使だと思うのです。

期日前投票もあります、意思をもって選挙に行って欲しい

2025年6月

社長のつぶやき 261                  2025年6月5日 
 
 後数日もしないうちに梅雨入りとなります。農作物には雨も必要なのである程度の雨は欲しいとおもうのですが、集中豪雨の被害がないことを祈るばかりです。また、視界が悪くなりで交通安全には十分に気を付けていただきたいです。
 今朝のニュースで出生数が70万人を割ったとありました。少子高齢化がこれから急速に進んでいくことになります。経済環境がこの10年から20年で大きく変化することは間違いのないことであり、車の自動運転、AIなどによる省人化を我々も視野に入れながら仕事をしてゆく必要があります。
 皆さんは最近どんな本を読んでいるのでしょうか?地下鉄に乗るとほとんどの人はスマートフォンを手に取っています。SNSなどを確認している人、ゲームをやっている人、中にはスマフォで読書という方も見えるともいますが、車中で本を広げている人はわずかです。
私は人の事を言えるような読書量ではありませんが、月に1から2冊は何らかの本を読むように努力はしています。本から学ぶことってとても多いと思うのです。まず一つに先人たちの考え方を学ぶことが出来ること。
 今は会うことができない方から本を通して色々と学ぶことができるのはとても素晴らしい事です。私自身、稲森和夫氏から直接の指導をいただいたことはありませんが「生き方」という本から稲森哲学を学ぶことができました。その考え方が私の個人の考え方に大きく影響していることは間違いのないことです。
江戸時代では、寺子屋で子供の頃から読み書きそろばんを学んだと言います。当時の世界を見渡して、人口の7から8割が読み書きできるという国はほとんどなかったと言います。まずはそれくらい教育熱心な国民だったということです。そして、教育レベルの高い国民であったからこそ、鎖国開放から列強の植民地化から逃れることができたのは間違いのないことだと思います。これも読書のお陰なのではと考えます。
SNSなどを確認していると同じような情報ばかりが流れてきます。その中にはフェイクニュースも多くあるのでしょう。同じような情報に埋もれていては人間の成長はないのではと感じています。考え方の違う人と付き合うからこそ我々は成長するのだと思います。たくさんの人と関わることは時間的にも大変に難しいと思います。だからこそ、読書というのはとても大切なことだと思います。
日頃の生活の中、時間を取るのはとても大変だと思いますが、良書を手に取り自分を磨いていくことは、人生を豊かにしてゆくことにつながると思います。
今月は読書のすすめということでつぶやいてみました。
自分が自分を教育していくことがとても大切です。

2025年5月

社長のつぶやき 260                2025年5月3日 
 この時期はエアコンも必要としないとても気持ちのいい季節です。4月後半が何となく朝方が寒かったように感じます。庭に植えたバジルの種が発芽しないのは低温のせいなのかなと思っておりもう一度蒔かなければと思っています。
高騰していた野菜がようやく落ち着いてきました。レタス類などは産地が重なっているので逆に値崩れしないかが心配です。家庭での皆さんの消費を期待します。
 先月のこの紙面ではトランプ大統領が関税をかけると記しましたが90日の時限的に凍結されています。知合いの自動車部品メーカーの方に聞くといまだに受注はあるようなのでひと安心です。自国主義というのは経済から見るとお金の流れが止まってしまうとても恐ろしい政策だと思います。選挙に勝つということが政治家の目的になってしまっている以上この世の中は良くならないなと感じます。
 政治家は国民の生命財産を守ることが仕事であると言われていますが、自国を豊かにし地球を平和にするという大きな目標を持って仕事をして欲しいと思います。
持っているのだとするのならば、その大きな目標を少しでも実現するように速やかに行動をして欲しいと切に願いします。
そんな風にリーダーシップを持った政治家を育てるのは我々有権者なのでしょう。
国民がどんな世の中になることがいいのか、政治をどういう方向性にもっていくことが良いのか。こうしたことを居酒屋などで国民皆が話すようになることが必要なのではと感じています。あなた任せで自分は知らないでは国が良くなる訳がない。
 俺がやらなきゃ誰かやる 俺がやらなきゃ誰がやる
一字違いなのですが、積極性においては真逆の言葉になります。我々からこんな世の中にしたいという要望をどんどん出してゆくことが必要なのでしょう。
 仕事においてもこの積極性はとても大切だと思います。自分の生活をこんな風に豊かにしたいと思うのであれば、仕事で変えられることは 沢山あると思います。
また、そのような要望を取り入れられるような会社にしていきたいと考えています。「俺がやる」というような気持でお客さんへの対応から社内の改革までを考えてゆくことが、仕事が楽しくなってゆく要因だと思います。
与えられた仕事を上司が言うがままにこなすだけでは、仕事が楽しいはずがありません。子供の頃は時間を気にすることなく暗くなるまで外で友達と遊びまわり気が付くと周りが暗くなり初めていたという経験を誰でも持っていると思います。
遊びに夢中になっているからこそ時間を忘れているのでしょう。
 私は仕事がその人の人格を磨くと考えています。先輩から学ぶこと、お客さんから学ぶことが沢山あります。後輩に教えても思い通りに仕事をしれくれるほうが少ないと思っていた方がいいですよね。関わる人との関係の中は上手くいくことばかりではありません。上手くいかないからと言ってあきらめていてはそこで終わり。
なんとかお客さんに喜んでもらうために仕事を仕上げてゆくことで人格が磨かれてゆくと考えます。だからこそどうせやるなら「俺がやる」という積極的な気持ちで何事にも取り組んで欲しいなと考えます。

2025年4月

社長のつぶやき 259                 2025年4月4日
 
 今年の桜の開花は当初3月21日といわれていましたが低温続きで26日になりましました。本日、名古屋の桜は満開です。満開の桜の下で入学式を迎えられるのは、後々に写真を確認した時にとても映えると思います。確か昨年も開花が3月末ごろであり、4,5年前は3月の中旬に開花、入学式には桜がないという状況だったと記憶しています。ここ数年の傾向として酷暑となる夏と共に冬の寒さも厳しいという傾向があるように感じています。青果物の価格高騰が日常的になっているので、野菜にも優しい地球に我々の手で戻さないといけませんね。 
 3月最終週より徐々に野菜の相場が全般的に下がってきました。雨も降るようになり、春に収穫される野菜たちがすくすくと育ってくれることを祈ります。
 毎年会社の経営計画書の「はじめに」というページは3月中に記すのが常だったのですが、今年はトランプ大統領の関税政策で外部環境が読めずにいました。
ここにきて日本の車にも27%以上という関税がかかることが発表されました。
愛知県は自動車産業を中心として工業製品の売上高が突出して高い地域であり経済の落込みは逃れられない状況になってきたと予測をします。
 テレビや新聞から最近、社会性という言葉を聞かなくなったと思風先生は言います。個性を焦点にした記事、そして、多様性というキーワードはよく聞きますが、社会性というお互いが助け合うような気運は確かに少ないような気がします。そもそも社会とはお互いが役に立ち合うという関係性で成り立っています。
その昔、地域の人々が助けあって田植えをしたものです。お互いが役に立ち合うということは田植えのように大それたことではなく、日常的な習慣だったともいえるかもしれません。特に機械などがない時代は、皆で助け合うということが当然だったのでしょう。
 AIがどんどん進出してくるこれからの時代も社会性は重要です。社会性をどのように育んでいけばよいのか?まずは、考え方の違う人が世の中にいるのだということを認めることです。国や宗教や考え方が違うからと言って対立をしてはいけません。対立を起こさないためには、ひとり一人の人間力を高めることが必要です。
思風先生は理屈を越えた愛の力の作ることが人間力を高めることだと言います。
嫌いな相手を認め好きになる努力をすること、相手を判ってあげて許す努力をすること、相手を褒めて、信じて、待ってあげる努力をすること。
自分が相手に対して努力することが愛の力を高めることだと教えてもらいました。
相手の事を思う気持ちを利他心と言います。権利ばかりを主張して義務を果たさない人が周りにいます。その逆で相手の事を考えながら行動をすることが利他の行動になります。利他の心を育てるという日本古来の考え方が愛を育むということになるのでしょう。
 仕事が人間を高めるということは間違いのないことです。仕事に利他の心を考えながら習慣化してゆくことが我々の成長につながってきます。

2025年3月

社長のつぶやき 258                 2025年3月4日
 
2月は寒い日が続きました。日本海側で今までにない雪が降ったとニュースでは大変に話題になりました。これからは三寒四温の季節です。体調管理には十分に気を付けてください。この冬は特に雨が少ないのが特徴ですね。太平洋側はほぼ降ることがなく大船渡では山火事まで起こっています。山火事というとアメリカのような乾燥した地域に起こるものだと思っていましたが日本でも同様なことが起るのだと思うと怖いですね。地球が怒っているのだと私は思っています。
相変わらず野菜は高い現状が続いています。入荷はそこそこあるように感じるのですが関東関西の引合いが相当なものがあるために売れていないのに相場が高いという状況が続いています。この高値が生産者の潤いになっていればいいのですが。
2月の名古屋思風塾は「経済の真の目的」というテーマで講義をいただきました。政治家は国民の生命と財産を守り社会秩序と治安の安定の実現が目的である。
経済人は、経済を通して国民の幸せと豊かさの実現に貢献すること。
衣食住を豊かにしてゆくことが経済人には求められると教えていただきました。
そんな中、私も経営者の端くれとして4社の代表をしておりその事業において先ずは関わる人達を豊かにしているのか?また、働いてくれている社員が幸せに、豊かになっているのかという自問自答を繰り返す毎日です。その答えは、売上であったり、社員の方の声に現れるのだと思います。私自身は常に内省の毎日です。
 お金は経済の主役ともいえる存在です。世界中の人々は、たくさんのお金を得たいと思っている。もちろんお金よりも大切なものがあることは分かっているもののやはり、生活をしてゆく上で拝金主義にならざるを得ない状況があるのでしょう。
これが資本主義=拝金主義になっている経済の大問題なのだということです。
人口の1%の人が世界の50%の富をもっているといわれています。確かに、努力しそれを実践しているので多くの富を得ることは当たり前なのではと私は思っていますが、思風先生はここが問題なのだと言っています。
お金は御足とも呼ばれて、貯めることは経済を殺すことになると思風先生はいうのです。実際に富豪と呼ばれる方たちにはたくさんの貯蓄があるのだと想像ができます。使うことで生きてくるのがお金であると言われるのです。なるほどですね。
この溜まっているお金が仕事もなくお金を得る手段のない人々に、仕事を通して得られるようにすることが経済人は経済を通して国民の幸せと豊かさの実現に貢献することなのだということです。
逆に助けるためにお金をばらまくことは、その人の人格を否定することにつながるということは共感できます。仕事を出すために貯蓄に回っているお金が世の中に出てくるようになれば経済が循環していくことは容易に想像できますね。
 思風先生はこんなことも付け加えました。年収が5000万以下の方は経済を優先するのではなく自らの衣食住を豊かにすることに集中する。それが経済を豊かにすることだと。幸せの根源は自分の欲求を満たすこと。欲求の無い人には幸せは訪れません。我社としては、こんな生活したいなという衣食住の理想を目指し、みんなで協力して働き、稼ぎ、そしてみんなで分配をしてゆきたいですね。

2025年2月

社長のつぶやき 257                 2025年2月1日
 
 1月は寒さを強く感じました。インフルエンザ、コロナが蔓延したようでご家庭の皆さんもご苦労をされたと思います。12月、1月と雨が降らずキャベツの生育に大変な悪影響を起こしています。キャベツは高値安定でキャベツに手が伸びない状況が続いています。市場の現場には結構な数量が入荷しているのでもう少し下げてもよさそうに思うのですが各社が色々な思惑があるのか中々下げません。とんかつ屋さんのキャベツ食べ放題は大変だろうなと思います。
 最近、景気がいいのか悪いのかわかりませんが、株価は確実に上がっています。年収の壁を103万から178万円まで引き上げたら多分相当の消費拡大につながり人手不足に貢献することは間違いのないことだと思います。重ねて企業からの税金がずいぶんと増えている様で最近財務省がやり玉にあがるニュースを見かけます。
 確かに我々が納めた税金が正しく使われることは絶対に必要な事であり、余分な税金を取るくらいなら国民が消費に回せるようにした方が、経済が活性化するのだと思います。政治家は国民の方を見てしっかりと提案をしてもらいたいですね。
 少し私が疑問に感じているのが、国の安定、発展を目指して政治家はしっかりと働いてくれていると思うのですが、では国民は協力して国を発展させようという気持ちがあるのかな?と。皆さんはどうでしょうか?三大の義務として教育を受けさせる、勤労をする、納税をするがあります。
 巷には、勤労をよしとしない風潮があるような気がします。少なくとも自分の為に働き自分だけ豊かになればいいというように感じています。結果として納税をしたくない、助成金などは沢山欲しいと考えている人が沢山いるような気がします。
要するに国を豊かにしようなどと全く考えず、自分たちの権利だけを主張をしているように感じているのです。日本を誰が守るのかという問題も一緒ですね。
他国から攻められた時に志願する大学生は10%を切っているそうです。ウクライナの国民は自国を自分たちで守るのだというのが真逆ですね。
平和で幸せに暮らしたいというのは皆だれしも思っていることです。世の中のためになることが自分の喜びになりお互いが助けあって生きることが当たり前になれば戦争など起こるはずもないのです。
国を豊かにするというと何か大きなことを言っているようにも聞こえますが、日々の生活の中で我々が譲り合ったり助け合ったりするだけでも皆が暮らしやすくなり国は少しづつ豊かになってくると思うのです。少なくとも色々な現象にSNSなどで誹謗中傷を繰り返して英雄気取りになっているのでは国はよくならない。
 先日、政治家を悪く言う評論家たちの話を聞いていてだったらお前がやれよと思った。すると自問自答した時に自分は何をやっているのか?はい、私は何もできていません。だからこそ、皆さんに自分の事だけでなく関わる人達だけにでも手を差し伸べることが大切だよと、ここでつぶやいているのです。
権利だけを主張して義務を果たさないのでは世の中はよくなりません。家庭生活、仕事の中、社会で皆が助けあっていく努力をすることが大切です。

25年1月

暖冬だろうと高を括ていましたが、12月中旬から急に寒くなり寒さ厳しい冬になるとのこと。昨年末から今年にかけての野菜の高値は今までに経験したことがない様なものでした。長年青果業界にいますが予測が全くつかない不安な年明けになりました。とはいえ、生産者の方は資材の高騰等で利益が上がらないと聞いています。八百屋さんはあまりにも高い青果物にいつもの利益が乗せられないと困っています。我々仲卸も同様です。卸会社は高値なので効率よく利益が上がっているかも。風上から風下まで皆がWINWINになることを祈るばかりです。
 25年度のテーマを「笑顔で挑戦」としました。私にも孫が3人できました。子供の笑顔は何とも言えない癒しを与えてくれます。大人でもお互いが笑顔で会話をすれば話が前向きに進みます。笑顔の力はとても素晴らしいと改めて感じています。社内社外も含めて皆が笑顔で過ごせる一年にしたい。その上で厳しい経済環境を勝ち抜いてゆくために皆で力を合わせてあらゆる挑戦をしてゆきたい。
明るく元気な笑顔と共に新たな挑戦をします。
笑顔とは
・お客さんの笑顔 鮮度ある野菜をタイムリーに価値ある価格で届けるための提案をする
・仲間の笑顔 思いやり・助け合い・声掛けをしながらお互いが負けるものかとの気持ちで
・仕入先の笑顔 入荷量がちょうどいいのは奇跡、多くても少なくても共に仕事をする仲間
・取引先の笑顔 いつも助けてくれているという感謝の気持ちを忘れずに接しましょう
・家族の笑顔 支えて、癒してくれて感謝。家族がいるからこそ更なる高みへ行けます
挑戦すべき事項
・交通事故ゼロ ・社員PAベースアップと採用時給UP ・VT/SZの黒字化
・不採算取引の黒字化 ・組織の強化 ・働きやすい環境を作る
・致知365日生き方の教科書をもとに気まぐれ徒然をアップ
・グループ売上48億円 経常利益5千万円の達成
 4月22日に経営計画発表会があります。社員参加はマストとしてパートの皆さんも多くの参加をお待ちしております。この計画は各部門長だけで作ったとしても多分計画倒れになるだけです。やらされる計画は誰もが積極的になれるとは思えません。しかし、自分がこうしたいと考えて計画をした事柄については各々が責任をもってやると思うし、やり遂げた時の笑顔を本物だと考えます。特に自部門で起こっている作業がしづらい、時間が掛かかる、手待ちが起きているなどの現象を何とかしたいということを声にあげることから初め、連携するグループの経営課題を皆で出し、その解決策を皆で考えることが事業計画を作ることになります。1月から3月はその為の時間を多く作りたいと考えています。どうか皆さんも小さなことでも結構ですので、今実際におきている問題点を各部門長へもしくは直接私でも結構ですので伝えて欲しいです。
 我々が行っている仕事は、お客さんにとって無くてはならない仕事だと思います。だからこそ、我々はしっかりと収益を上げて業界を支えてゆく必要が在ると考えます。協力をお願いします。

2024年12月

先月は20日過ぎにやっと寒いと感じるような気温になりました。暖かく穏やかな日が続きました。しかし、夏の酷暑の影響は、キャベツ白菜大根など露地野菜は勿論のこと果菜類まで超高値安定という状況でした。年末年始を目前として今年の作況はとても不安定であり、相当の高値を予測せざるを得ません。物価高に青果物も拍車をかけてしまうという結果となりそうです。
 私は、過去にコックをしていたという経験があります。4年ほどコックを天職とし、自分のお店を持ちたいと思い、一所懸命に修行をしておりました。バブル真っ盛りでしたのでお店はとても繁盛しており、原価計算の報告もとても甘かったため高価な食材などを使用することができとても勉強をさせてもらいました。
当時は私が考えていたことは、美味しいものを作ればお客さんは満足して帰ってもらい、リピートしてお店は繁盛するものだと疑う余地もありませんでした。そこにはお客さんの目線ということは全くありませんでした。
コックを辞めてから自分が一般の人としてお店を使う側になった時にとても感じたのが、接客する人の技術がとても大切だということに気が付きました。お客さんに美味しい料理を出すことは当たり前であり、その上に提供時間が適切で、接客する人の笑顔やお客さんをもてなす会話がとても大切なのだと気が付きました。当時、私が作った料理でお客さんは満足して帰ったのではなくホールの接客する方々がもてなしていたからこそお店は繁盛していたのだと大いに反省しました。
余談にはなりますが、現在の飲食店でのサービスはおもてなしというものではなくなりました。お店側は接客する従業員の確保が大変に難しくなったことは大変に理解をします。しかし、コロナ禍からの常識の変化によりタブレット使用が当たり前となり、店員さんに注文をしようとするとタブレットでお願いしますと言われてしまう始末です。10人以上でお店に訪れれば頼んだ飲み物が一ヵ所に置かれ、客である我々が、ウーロン茶は誰?と配ることが当たり前になってしまいました。おもてなしという言葉はだんだん死語なってゆくのかもしれません。
話は戻り我々は青果物の販売という仕事をしています。今年のように品薄になると売り手がどうしても立場上強くなりがちです。気が合わない、細かな事をいう、値切るなどするお客さんに対して感謝の気持ちが薄らいでいないかが心配です。
お客さんがいて我々の商売が成り立っている、生産者が商品を作ってくれて我々の商売があるのです。営業をしているメンバーはお客さんに接する機会が多いのでこうして記したものを読んでもらえれば理解をしてもらえると思いますが、仕分けなどだけをしているとお客さんの顔が見えなくなると思います。
我々の給与は間違いなくお客さんが支払ってくれているのです。いつもその先にお客さんがいるのだということを話ずれずに鮮度ある野菜をタイムリーに届けてゆきましょう。
新しい年に向け、今年の反省と次年度の毎日の生活の目標を作るといいなと思っています。忙しくなると思いますが皆さん体調には気を付けて毎日を大切に積み重ねてゆきましょう。

24年11月

 2024年11月6日

 11月に入ったのに日中は半袖で過ごせる日が続き、早朝出勤時に寒さが厳しいという感じは今のところありません。東海地方の山間部は紅葉やっと色づき始めたようです。夏の酷暑により野菜への影響は9月10月に色濃く残り、「例年の平均相場」は大きく変化をするということを肝に銘じておく必要があります。
 10月横山隼也さんが物流部に入社そして今月は名古屋アソートの千坂さんが免許を取得して社員へ移動、竹内則雄君が物流部に入社、また、パートさんの採用も順調にできているので人員としてはある程度揃ってきたと思います。皆が仲良く仕事をしてもらい、お客さんに鮮度ある野菜をタイムリーに届けましょう。
 10月27日は衆議院の選挙でしたが皆さん投票に行きましたか?投票は義務ではなく権利なのです。選挙権は過去に先輩が獲得した貴重な権利であるということをもう一度認識して自分の一票に対して責任をもって欲しいと思います。
自民党が大敗した翌日の28日に高市代議士の講演を聴く機会がありました。彼女は残念ながら石破総理との総裁選では負けましたが講演を伺い素晴らしい方だということはよくわかりました。特に経済政策については日本の事をどうしたらよいかというビジョンを持っており、総裁選に勝利していたらもしかすると日本経済の未来がもっと明るくなるのかもという気持ちにさせてくれました。
 その反面では日本の経済を発展させるだけで国民皆が幸せになるのかなと講演を伺いながら一つの疑問がわいてきました。確かにアメリカや中国に対して日本独自の技術で経済対策をしたとしても国民一人一人が幸せになるのとは少し違うなと。
江戸時代の日本は他国と比べて経済的に劣っていたということですが、家族関係をはじめとして隣近所との関係はとても近く、暖かなものがあったと思います。それは日本国民の皆が豊かではなかったのですが今より幸福感は高かったと思います。
 現代の社会では収入の格差が拡大している時代です。高市さんが目指す経済発展をしたとしても必ずしも国民の大多数が幸せを感じるということはないなと聞きながら感じておりました。何が違うのかなと考えた時に、私を含めて現代人はもらえることが当たり前で自分から与えることはもったいないと考えているのではないか?要するに利他の精神が気薄になってきていると感じるのです。
自分の権利なので利益を独占するのは当たり前という考え方が今の主流になっており大資本は潤ってもそこから中小への分配は進まないのではと感じました。
経済発展を目指すと共に教育のあり方をかえる必要があると思うのです。利己ではなく利他の精神を大切にするような教育が必要だと思うのです。現代の教育は先生が教えたことがどれくらい理解できたかだけで点数を与えています。その子自身の存在を認めてあげ、学業の成果のみでなく色々な側面で理解してあげるような教育が必要だと考えます。それは同級生や関わる人達と一緒に何かを作り上たり助け合って生活できる子供が評価される様な仕組みがいるのではと考えます。
皆が幸せになるためには他人に優しくなれる人をつくる教育がこれから必要だと感じています。経済政策と共に日本の未来を背負って立つ人物をつくるために今の教育あり方を変えてゆくことが必要かなと感じました。