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平成23年1月

12月温かいな!
とこのつぶやきに書きましたが、
やはり気象庁の予報があたり、
3年ぶりの大雪が中部地方に降りました。

高速道路が通行止めになり、
三重県方面への交通が麻痺、
お客様には大変ご迷惑をかけました。

今年は、寒さが続くとのことですので
寒さ対策を万全にすると共に
風邪の予防のため手洗い、うがいを必ず励行して下さい。

例年のことですが
1月は私の今年のテーマについて語らせていただきます。

その前に少し能書きを・・・。
12月に大野耐一さんのトヨタ式生産方式の本に出会いました。
トヨタ式生産の基本理念は、
『人間の知恵の上に自働化とジャストインタイム』です。
トヨタ式改善の手法は目新しいものではありませんが、
この本により私の中にばらばらになっていたものが
一つの引き出しに整理をできたような感覚になりました。

そして、気づきとして石橋青果に今足らないものは、
『すべての社員の知恵の上に日々改善、日々実践』
の精神であると感じております。

一例だけをここに書きます。
在庫が最近3~5割ほど増えている現状があります。
南一番の冷蔵倉庫を建設してから
お客さんの注文以外に見込み仕入をする傾向が多くなりました。

結果として在庫が増え、
商品を冷蔵庫へ移動することがとても多くなりました。
商品を片付けることが仕事となり、
今仕入をしようとする商品が本当に
必要かどうかを考えることが薄れてきたため在庫が増えてきたと考えます。

目的のない仕入は不良在庫を生みます。
在庫や運搬の多くはムダであるとトヨタ式生産方法では語っています。
その他は、1月のいろは研修に参加したメンバーに詳細は聞いて下さい。

私の今年のテーマは「知を結集、変化が常」としました。
社員はもちろんのことアルバイト・パートさんが、
“今のやり方では仕事がやり辛い”とか、“
こうした方がもっと仕事がはかどる”とかという
どんな小さな意見も聞きいれ集めてゆきます。

また、作業上のミスやお客さんからのクレームが
どうして起きたのかという問題点の真因を明らかにしてゆきます。

それらを基に皆さんからこうした方が良いという意見をあつめて、
どんどん会社のやり方を変えてゆきたいと考えています。

これが改善であり、石橋青果は変化することが常であるという意味です。
いわゆる変化が状態です。

今年が『石橋青果式改善元年』とし
トヨタ式に学ぶと共にトヨタ式を追い越すような改善する風土を
根付かしてゆきます。

「知を結集、変化が常」の具体的な今年の方針は、
当社の営業指針であります
「鮮度ある野菜をタイムリーに」前提条件として、
1、在庫の圧縮
2、作業時間の短縮と共に労働改善
3、経費の圧縮と共に賃金改善
4、ミス・クレーム“ZERO”
以上、4つを中心項目として、社内を変えてゆきたいと考えてゆきます。
 
我々が関わる人々の子供たちが石橋青果に入りたいと
思うような会社にしてゆくためにも変化が常となる会社にしてゆきます。

どうか皆さん、知恵を貸して下さい。
そして、一緒に変わってゆきましょう。
ご家庭の皆さん、本年もどうぞよろしくお願いします。