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平成23年2月

立春とは名ばかりで・・・というのがこの2月にはぴったりしますね。
兎に角、寒い!という日が続きます。
インフルエンザは減少傾向と聞きますが
ご家庭では皆さんお元気でご活躍と想像します。
この寒さで野菜の生育が悪く価格が高騰しています。
財布の中身が厳しい中とても追い打ちとなりますね。

今年の春先も高値安定?その中で輸入野菜が見直されています。
中国の餃子事件から輸入野菜が減少傾向でしたが、
流石に国産野菜の高騰で輸入野菜が、キャベツの200%増を筆頭に
玉ねぎ、白ねぎ、人参は150%程度増え輸入野菜の見直しが進んでいるようです。
多くのスーパーさんでも輸入野菜の陳列が目立つようになってきました。

このままTPPで関税を撤廃すると国内産地は本当に打撃を受けますね。
国内産地が潰れたら、輸入野菜が本当に安い価格で輸入されるかは
疑問の様な気もします。
その時は日本も手遅れなのでしょう。

話は飛びますが歴史的にみても戦争をする時に一番重要なことは、
弾薬などを前線への補給もそうですが、
食料の確保をどうするかが本当に重要なのです。
この様な状態で外交交渉ができるのかが心配になります。
どうでもいいけどなんとかして欲しいと政治家の方にお願いするのみです。

 政治というとこれからの老齢化の問題も大変です。
「デフレの正体」という藻谷浩介氏の本を読みました。
デフレの原因は景気がどうこうという問題よりも
日本の人口構造の変化によるものであるという原理原則です。

団塊の世代が労働人口にいたから高度成長になり
その段階の世代の子供たちがバブル期以後の好景気を支えた
と藻谷さんは言っています。成程!

オイルショックもリーマンショックもただ単にきっかけに
過ぎずデフレの正体は、人口構造の変化がもたらす要因も
多々あるのだろうと私にも理解できました。

そこで問題なのが高年齢の方々を
どう若い世代が支えてゆくのかということなのです。

マクロで考えることは本当に政治家の方々にお任せして我々はどうするのか?

我々も時間と共に老いることは間違いのない事実であります。
また、平均年齢も毎年伸びているのも事実です。
私が老人と呼ばれる頃には平均寿命100歳に??
有難いことに両親は健在であります。

しかし、両親はこの一年、特に老け込みました。
女房が両親をよく手助けをしてくれています。
女房にはまた頭が上がらない!感謝!

子が親の面倒をみる。
今も昔も同じなのでしょうが、今でも難しい時代になってきました。
そして、今、我々働ける世代が老人という世代になった時のことを
考えるととても恐ろしいと感じています。
できれば、親のつけを子供に回したくないというのがやはり心情です。

そんなことを考えている時にわが師が
「私は一生所得税を払い続けます」と。
国に面倒を見てもらおうとするから人間老いるのです。
一生税金を払うつもりなら国は豊かになり
そして、老いる速度も遅くなるというのです。
わが師は80歳を超えています。
成程!これも感心しましたし、自分もそうしたい。

先日テレビで歯が抜けた老人が寝たきり状態で歩くこともできない。
所がその老人に義歯を入れ自ら噛むことをしたら「気」がでてきて、
すっかりと病状が回復、病院を退院し
家の前の畑で農作業をするまでになったと放映していました。

私も死ぬまで税金を払い続ける側にいたい。
「気」というものを一生しっかりと持ち続けたい。
石橋青果の仕事柄、高年齢で仕事をし続けることができるかは疑問ですが、
一生働き続けられるそんな会社を60を
過ぎてから立ちあげられたら最高であると考えます。

それには健康管理も大切ですね!と今を振り返る自分もいます。反省!