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平成23年3月

東北関東大震災の被災された方々に心よりご冥福とお見舞いを申し上げます。
東北地方になんとか早く春が訪れること祈り、
被災された方々の健康を祈るばかりです。

あの津波を目の当たりにして自然の力に対しての脅威と
人間の力の限界を感じずにはいられません。
また。福島の原発の動向がとても気になります。
復旧工事をされている方々そして、原発周りの住民方々の健康がとても心配です。
臨界事故に繋がらなければいいなと願うばかりです。

人間が天然資源を扱い切れると過信した結果なのではと感じます。
人間の力というのは無限であると考えますが、
人間が自然や環境を支配できるという意識は捨てないといけないのでしょうね。
自然と我々人間社会がどのように調和するのかを考える時が今なのでしょうね。

3月の思風塾にてこんな話を聞いてきました。

地震が何を我々に啓示しているかを考える必要がある。
何を気づかせようとしているのかを考える必要がる。
「万象是わが師なり」の通り、
偶然はなく起こることは皆必然である。
身の回りに起こることは自分を成長させるために起こっているのである。
感性論的には、この地震は“日本人よ、しっかりせい!”と啓示していると考える。
些細な対立をするな。
例えば与野党のつまらない争いなどせず、
もっとみんなが前向きに物を考え皆が協力し合って助け合うことが必要だ。
この危機を乗り越え日本人が一つとなり世界に向けて発信をしてゆくことが必要であり、
日本人を成長させるためにこの地震が起こったと考えるべきである。
だからこそ、今逃げることなく困難に皆が立ち向かうことが必要なのです。

この地震を国難ととらえれば他人事にすることにはできず、
中京地区にいて現在安全に暮らせるから関係ないということではないと思います。
我々日本国民が一つとなってこの難関に立ち向かうことが必要なのでしょう。
被災地へボランティアに行くことも確かにその手法の一つではありますが、
目の前の仕事のなかにこそ対処の仕方があるのではないかと考えます。

東北関東大震災の後テレビCMが民間広告団体のACジャパンにほとんど変わりました。
2週間経っても今だほとんどのCMがACジャパンのものであるのが現状です。
理由としては被災した方に企業CMが不愉快に感じられるからという理由だそうです。

果たして本当にそうなのか疑問に感じます。
1200社にも及ぶ優良企業が広告をしないとなると売上への影響も相当になると予測します。
本来企業は利益追求とは言え社会の為にならないものは淘汰されてゆきます。

企業が売上を上げ納税をすることが国益につながるのだという前提のもと、
こんな時だからこそ自らの仕事をしっかりと務める必要があると私が考えます。

私ども青果の仲卸にも、その仕事の中にこの国難に対処するカギあると思います。
供給不足になりがちな関東エリアに野菜の供給をすることが
我々中京の卸の役目になるでしょう。
また、この数年間、東北産地の野菜を価値ある価格で販売してゆくことも
我々のできることの一つになってゆくと考えます。

各業界、業種にてやれることは色々あります。
こんな時こそしっかり前を向き、経済発展の為に行動することが必要なのだと思います。
生産も商いも消費もすべてその発展に寄与する!

こんな時だからこそ明るく元気にいつもより優しく行動することが大切だと・・・・!