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平成22年6月

今年の梅雨は少し遅れてやってきました。
蒸し暑いと言う日も確かにありましたが、
なんとなく過ごしやすいと感じているのは私だけでしょうか?
野菜たちは、しっかりと成長してもらいたいと願っております。

宮崎県で起きている口蹄疫がなかなか終息しません。
多くの家畜を失った生産者の方にかける言葉も見つかりませんが、
安全宣言が少しでも早く出せる状態になり、
なんとかまた元気に立ち直って頂きたいと願います。

この数年鳥インフルエンザ、豚インフルエンザ
そして昨年世界中を震撼させた人間のインフルエンザ・・・。

毎年毎年こういった伝染病が我々の身の回りで起こっています。

これってもしかして自然界のバランスが
本当に壊れかけていると考えた方がよいのでは?・・・。

地球の温暖化もその一端なのでしょう。

日本自体が亜熱帯気候に近づいていると
感じている人も少なくないと思います。

各地で起こる集中豪雨、竜巻、
お隣の台湾では一つの部落が集中豪雨で壊滅してしまったと聞きます。
北海道の名産であった昆布が現在ロシアで取れているそうです。
米の生産の北限であった道央旭川周辺から
現在はもっと北上していると聞きます。
そしてさつま芋が北海道で収穫できるという状況になってきました。
アラスカの氷河が溶け出しているということも聴きます。

この原因は、人間が勝手に開発と称して野山を削り、
人間にとって害虫だから駆除!
人間にとってお金になるからといきものを勝手に乱獲。

生態系が壊れていると言わざるを得ないのでしょう。

このバランスを壊したつけが我々の抵抗力の低下を生み、
我々の知らない微生物なのか菌なのかわからない物質である
ウィルスとしていろんな所に出回っているような気がしてなりません。

何億年という時間をかけて母なる地球は生まれ、
そこに生物を育み生物は止まることなく進化を続けてきました。

その自然環境を人間が自分勝手な理由で
壊してゆくことが原因で今我々の目の前の現象があるような気がしてなりません。

人間自身も自然の中で調和しながら生きている動物です。
少し、自然に対して人が優しくなれたら本当にいいのにと思いつつ、
私の行動と言えば自動車に乗り、
電気を使い、便利な生活から抜け出すことはできないのが現状であります。

しかし、我々は野菜という自然の恵みを扱う仕事しております。
我々自身が野菜を通して自然の変化を感じ取り、
提案していかなくてはならないと私は思っております。

これからの次の世代のためにも!