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平成22年5月

5月という季節は本当に風が気持ちのいい季節です。
色々な癒しの人工的な方法がありますが、
やはり人間は自然に癒されることが一番なのでしょう。
5月の風は心からリフレッシュします。

荒れていた天候も落ち着き、野菜の出荷は順調になってきました。
高騰していた市場価格も正常に戻ってきました。
しかし、今年の天候は例年と比べ日照不足が懸念され、
霜等の影響もありこれから露地野菜シーズンになってきますが
何らかの影響が出てくることには間違いがありません。
高くならないといいですね。

 この時期になると上場企業の決算が出揃ってきます。
見ていると黒字化とか昨対を上回るという記事が目に付きますが、
我々の業界は不況の波が来るのも遅いですが好況の波も来るのが遅いので
全く好況感をかんじません。

まぁ、自動車関連にせよ、電気関連にせよ
V字回復の要因としては固定費削減でありますので
消費市場が活発に動くとは考えにくいです。
財布の紐は固いと考えながら商売をするべきですね。

 今年の私の目標である新しき礎を創る!も
5カ月経ちだんだん形になってきました。
ご家庭の方へその進捗を報告させてもらいます。

基幹業務に関しては三菱電機ビジネスシステムさんと東新システムさんのお陰で
順調な立ち上げが 叶いました。
システムをいち早く覚えてくれて、
システム指導を社員にしてくれたのはやはり融子さんでした。

そして、受注部の立ち上げに関しては竹内さんを中心に、
中村君平山君が毎晩頑張ってくれたおかげで
私が考えているより随分早くそして、確実にできました。
その効果である外食でのコストダウンは思った以上の金額が出てきました。

新入社員の方々も随分仕事にも慣れてきた様子です。
外食でのPAさんの時間数が減ったのもの李君の加入は本当に大きいです。
そして、受注部においては社本さんがしっかりと入力してくれています。

驚くべきは23年4月採用について当社の会社案内へ来て頂ける方が多いことと、
彼らが本当に真剣であることです。
若手?である加来君、鷲見君、岡山君、誠二君をはじめ皆を巻き込んで
新卒者面談などにあたっていますが、選考に際し悩み本当に頭が痛い状態です。

それだけ、前向きで優秀な方が応募してくれているということです。
ピンチがチャンスとは、このことですね、
実感です。
まだできていないのが新規顧客営業です。
市場の八百屋さんの買い上げ金額がここ1年本当に減少してきました。
消費が低迷しているのだと実感します。
今あるお客さんが伸びるとは現在の環境では考えにくいのです。
だからこそ、新規営業が大切になってきます。
今まで待っていたらお客さんが来てくれた。
しかし、これからは我々から行かないと商売ははじまりません。
我々が立てた計画が実行されるためにも
新規営業をして、石橋青果がお客さんのために
働けることを探し出してこなければなりません。

平成22年4月

春の嵐に、低温気象、とても不安定な気候となっています。

日本では温暖化に地球が向かっているという説が主ですが、
太陽に黒点が出ていないと言うことで地球は氷河期に
向かっていると言う説を唱える人もいるそうです。

・・・成程ね!・・・・・・・

間違いがないのは、野菜の価格が高騰していること。
赤松農林大臣が生産者へ早く出荷するように要請をしました・・・・??
赤松さんも農業の現場のことを全く分かっていと言うことを露呈しましたね。
これからの農政は本当に難しい。

 今月より新卒の方が3名社員として仲間になりました。
一人は李さん中国吉林省出身でとても優しく頑張り屋さんだと思います。
ハングル語と中国語と日本語の3カ国語を話すことができます。
これからの当社の世界戦略?に一役買って頂きます。

そして、豊留君!おとなしそうに見えますがやることは
しっかりやるタイプだと感じております。
市場事業部・外食事業部の垣根を越えて活躍してくれると信じております。

そして、紅一点、社本さん!のんびり屋さんを
今は装っていますが結構活発な所があると思います。
これからの受注部の柱となってゆくのを期待します。

本当にこのご縁に感謝です。
仲間が増え皆一致団結して石橋青果と言う
フォーマットの中で自らが考え行動し、達成感があり、
豊かな人生を送って欲しいです。

 私事ですが5月より㈲丸共鈴木商店の取締役に就任させていただきます。
ここ数年利益が出ずに立て直しを依頼されたからです。

そこで何故利益が出てこないのかを
丸共に入って社員さんと話をしていくうちによく分かってきました。

真っ先にあげられるのが社長と取締役各位の
コミュニケーションが不足していると言うことです。
それには過去に色々合ったようです。
しかし、部下はたまったものではありません。
幹部が真っ二つに分かれてしまっている。
どちらの見方についても地獄なのでしょう。
その様な環境の中で先ず縦のコミュニケーションは繋がりません。
社長が経営計画を作る。
それを実行するのは社員の方々。
できないことが前提となっている計画のためできなくて当たり前!
でもそれをどうしてできなかったのかの検証もなされず、
社員の意見は聞かれることなく毎月が過ぎてゆく。
社長自身も人件費が負担になっているけどそれを社員に言うことができない。
そして、社員同士も仕事について指摘をし合うことを拒んでいる。
最悪は会社が、労働時間とお金の交換になっていように感じます。
本当に恐ろしい現象です。
現在、何度も何度も話し合いをしながら
少しずつ少しずつお互いの心の中を融かしております。

 今回本当にいい勉強をさせていただいております。
当社においてこの様に会話がなくなった時、
会社が秘密主義になった時、
どうか皆さんから指摘をして下さい。
その時は甘んじることなく私は社長を退任します。

何故ならばこの会社は「幸福を届ける」会社であり、
社会の中で生かされる会社であり続けたいからです。
それを実現するためには社長の力ではなく
会社が一丸となってお客さんのために働くことが必要であると考えます。

これからも、皆でワイワイと酒を肴に会話を楽しむ会社であり続けましょう。

平成22年3月

花粉の季節!
三寒四温、街路樹には花芽が膨らみ桜の花がもう咲いている所もあります。
また、本格的な春がくる・・・本当に楽しみです。
私は寒いのが嫌いなのでこれから夏にかけ、とてもわくわくする季節です。

学生は卒業と言う別れと共に入学入社という新しい出会いがあります。

当社も4月1日に若い力が入ってくれることとなりました。
一日も早く立派な社会人となり自立して、
社会のためにそして会社のためになる人間になって欲しいと思います。

来年度の事業計画をつくり込むのに現在、右往左往しています。
そして、今年度の決算は、もう目前となっております。
21年度の決算は、売上はなんとか
確保することができ目標数字に届きそうなのですが、
利益確保には大変に苦戦を強いられ計画数値までに程遠くなりました。

それも、夏冬の賞与そしてもちろん期末の賞与が
減額となってのことなので大変心苦しく思います。

どうして、会社は利益をあげなければならないのか?
今月のつぶやきはこんな話をしたいと思います。

会社は利益をあげると約半分の額を税金として支払います。
例えば、3000万円の利益をあげたとしますと
約1,500万円程度の税金を払わなくてはなりません。

納税するくらいなら全て社員に還元した方が良いと考える経営者も沢山いると思います。
確かにそれも間違いではないと思います。
1,500万円の納税の代わりに17名の社員に
3000万円の期末賞与を分配したら税金を払うことなく
(個人の所得としてはかかりますが・・・)
会社としては何も問題がないようにみえます。

少し考えて欲しいのですが、
今、製造業が沢山倒産している中なぜトヨタ自動車は
多額の損失を計上しても現在倒産せずに
そして、社員を解雇することなく営業をできているのでしょうか?

それは、半分納税した純利益を
会社に何十年と言う間蓄積し続けていた努力の賜物であるのです。

蓄積を厚くしたがために会社はこういった不況や
リコールなどのトラブルが起きても倒産せずに営業ができるのです。
利益は会社を倒産しづらくします。

また、納税と言うのは国民の義務の一つであり、
社会貢献でもあります。
会社は社会の中で生かされている法人であります。
その法人が社会貢献をしながら大きく育ってゆくために
納税をすることは当たり前のこととなります。

会社が利益をあげる理由としてもう一つあげられるのが、
新しい事業への投資のためです。

現在環境が大変に厳しく、
中間業者と言うのは淘汰されています。

現在当社が行っている仲卸業と言うのもあと何年続くか分かりません。

大手量販店はもうメーカーと直接取引をしています。
それがコストを下げる最大の手法だからです。
野菜だけがなぜ、我々を通して販売し続けなければならないのでしょうか?

我々自身が意識改革をして構造改革を行い続けることが必要となります。

そして新たな顧客の創造と新たな事業創造をし続けなければなりません。
その為にはどうしても資金が必要になります。
その為に利益をしっかりと蓄積する必要があるのです。

私も個人的にはみなさんに沢山お金を渡したい。

でも、強い会社=倒産しづらい会社をつくることが
それ以上に大切なのです。

関わる人々が入りたいと思う会社の一つの要因であると思いますので
利益の考え方を共有してゆきたいと思い今回つぶやきに書きました。

平成22年2月

梅の花も咲き、なんとなく昼間の風は温かさを感じます。
今年は、寒さが厳しいがゆえに春の訪れが本当に待ち遠しですね。

私事ですが「新しき礎を創る」と今年のテーマを掲げました。
4月稼働目標の新システムならびに受注部の開発、
今年4月新卒の入社に向けての準備、
来年4月採用のための合同説明会への準備そして、来期の事業計画の策定など
分かってはいたつもりなのですが、打ち合わせなどの時間的な制約がとても負担となってきます。

採用についてはこれらからの10年先の礎であり、
新システムそして来期事業計画は足元の礎であります。

今年も、皆を巻き込んでわくわく楽しく進んで参ります。
ご家庭の方々には、ご迷惑をおかけしますがお許しください。
 
今月は、私が見てきた中国の状況を書きます。
私は、2005年から毎年中国に足を運んでいます。

私が行く所は山東省と福建省です。

山東省は仙台・新潟ぐらいの緯度にあり冬は凍てつきますが、
夏期の中国内外の大産地です。

福建省は沖縄より下の緯度となり10月から4月頃までの産地となります。

北と南とでは中国の民族性とか賃金も違うようです。
どちらかというと南の人の方が大らかで賃金水準は高く
国際化され日本人にはとてもフレンドリーに感じられます。
北の人の方は、賃金格差が大きく南に比べると労働者の賃金は
安いけども勤勉に働く方々であると聞いています。
 
今年の1月にも福建省に行ってきました。
アモイ空港から車で2時間ぐらいのジャンプゥという所が葱産地です。
ここを私は毎年訪れています。

昨年のことですが、いつも行く部落に最新でとても綺麗な家が一軒建ちました。
中間搾取した庄屋さんが裕福になり家を建てたのだな!などと
その時は気軽に感じそして、村を行きかう人の服装も結構色とりどりになってきたと認識はしました。

そして、今年同じところに行くと、

“え~!”

という驚きでした。

見違える程、その部落自体が綺麗になり、
新しい建物が数え切れないほど建っているのです。

それと共に大きな不安を感じました。
中国の成長の速度の速さは私が考えているより数段早く、大きく変化している。

内需の拡大は中国産地の価格高となり安いから購入していた日本市場ですが、
これから中国産の野菜は相当な高値になってくる直感しました。

現状日本では、中国野菜へのバッシングは相当なものもあり、
小売では中国産野菜というのは売り場から消えていますが
加工用などの需要はこのデフレで相当根強いものがあります。
そして、日本国内の産地の状況を考えると
野菜自体が相当に高価なものになってくると脅威を感じます。

ついでに私の中国野菜への所感を記しますと、
マスコミ等で報じられているようなずさんな管理は殆どなく安心して食べてもらえるとは思います。

最後に何より中国人の意識というのが本当に変わったと感じました。
北京オリンピックの影響も大きいのでしょうが、
中国国民皆が前途洋々で、なんとなくわくわく感あふれ、
人との接し方もぶっきらぼうではなく、笑顔あふれるものになったととても感じます。

日本で話題となった映画作品で
「ALLWAYS三丁目の夕日」というのは記憶に新しいと思います。

あの映画で感じられる日本国民が抱いている
未来に対しての良い期待であるとか、高揚感と言った様な
そんな力強さを今の中国からとても感じられるのです。

人口の多さは国家の力になっているとつくづく感じます。

平成22年1月

この冬は暖冬であると予想が出た途端雪が降りました。
12月に太平洋側に雪が積もることも本当に珍しいですね。
しかし、また暖かくなるとのこと生産者は大変です。
我々も産地の情報を密にとり、お客様に伝えてゆく必要があります。

新年を迎え皆さんも心新たになったことと存じます。
世間では2番底が来るとか、
鳩山・小沢さんの政治資金の問題など何か暗い話題が多いですが、
自分たちの心の持ち方は常に、前向きに・明るく・わくわくとしていたいものです。

しかし、ここで残念な報告を一つしなければなりません。
伊藤孝幸君が今月の15日を持って退社しました。
平成15年から長きに渡り石橋青果の力になってもらい本当にありがとうございました。
孝幸君の新しい未来に幸多くそして悔いのない人生を祈ります。

今年の私自身のテーマを書かせてもらいます。
「新しき礎を創る」
今年一年は、新しいことを沢山やらねばなりません。
基幹システムの一新
受注部の立ち上げ
新入社員の教育
23年3月の新卒採用
新規事業の開発、
そして引き続き新規顧客営業と
盛りだくさんの「新」があります。

これらはすべて、10年後の未来を作ってゆくために必要なことであります。
そこで、私は「新しき礎を創る」というテーマを掲げました。

イメージとしては、今ある基礎・土台を大きくするだけではなく
新しい工法で今の基礎・土台を大きく強くすることです。

言葉遊びに聞こえるかもしれませんが、
礎を築くと普通は言いますよね。
最初私自身も築くと言う言葉を選んでいましたが、
何かしっくりこない。
築くと言う言葉には長い時間をかけて積み重ねていくというイメージが私の中にあり、
新しき礎を時間をかけて築いていては現在の同業他社との戦いに勝つことはできないと考えました。
ですから、日本語としては不適切ではありますが、
つくるという言葉を使いました。
“つくる“という言葉も作る・造る・創ると私の中では分けております。
今年は創る!いわゆる、新しく“つくる“という意味で”創る“を使いました。
 
実際には、2月からの事業計画作成と共にとても時間に追われると思います。
私一人ではどうにもこれらのことを全て成し遂げることは不可能であります。
どうか皆の力を貸して下さい。
皆の力を集結して今年一年の新しい事業の立ち上げに逃げることなく成し遂げましょう。

今年も厳しい環境ではありますが100年企業を目指して
この10年の一年一年を確実に積み重ねてゆきたいです。

どうか今年一年昨年同様にお願いいたします。

平成21年12月

11月に寒い!と書きましたがこの1カ月は温かく過ごしやすい日が続きました。
伸びすぎた正月菜が晦日の店頭に並ぶのだなと想像をしてしまいます。
当社の忘年会も無事?行うことができました。
今年の忘年会からパートさんの勤続表彰を行うことにしました。
3,5,10年と10名方と原田君・孝幸君へお礼を言うことができました。
本当に皆さんありがとうございます。
今回対象にならなかった方々もどうぞこれからも宜しくお願います。
ちなみに、これから毎年、11月末日を起算日とし忘年会にパートさんの勤続表彰を行うことに決めました。
寸志ではありますが皆さんに感謝を形にして表します。
(但し、源泉の対象になってしまいますことはお含みおきください。)
社員の勤続表彰は、3月末日を起算日とし4月の当社事業計画発表会にお礼をさせて頂きます。

今年も数日を残すまでになりました。
毎年のことではありますが、
12月と1月は同じ時間の流れではありますが、やはりいつもとは別物。
1年間の総括をし、良かったこと改善すべき点を自分の中で内省し
新たなる年を迎えることがよき人生を積み重ねることにつながると思います。

私自身今年一年を振り返りますと
新年に私自身は「微を集積」と掲げ、小さな積み重ねを大切にしてゆこうと考えておりました。
生活面ではちょっとした空き時間を整理整頓に充てるように心がけたことで、
毎日の時間が有意義に活用できたとそれなりの成果が上がったと自負をしております。
仕事面におきますと、飲食店様など今まで当社が取引をしていなかった業態へ
新規営業をかけてゆきました。
成果としてはまあまあ!ある意味で微の集積は出来上がったのですが、
その為にアソートセンターの作業はとても煩雑となり、結局コストアップとなってしまい、
新規営業をストップ!・・・・反省です。

少し考えれば分かった理由なのですが今ある仕組みでの運用が難しいのです。
しかし、地域の方へ鮮度ある野菜をタイムリーに!商品供給を諦めるわけにはいきません。
現在、新しい仕組みにてコストダウンを図る運用を考え、仕組みづくりの真最中です。
並行しながら平成22年4月の新入社員の受け入れ、
平成23年4月採用が本格化して参ります!
この不況は、当社にとってはとてもチャンス!・・・やり切れるかな?・・・

今まで結構こう言った初物は、私一人で出来る範囲で行ってきました。
でもこれが必然なのでしょう。
新しい仕組みの開発から新入社員の受け入れ、
新卒採用、そして来年度の事業計画策定と今期下期はやることが満載!
とても、私一人で為すことができる範囲を大きく超えています。

社内革命です。
チェンジ!なのです。

皆さんの力が必要です。
常々石橋青果は、株主のものでもなく、
社長のものでもない、
働く皆の会社であると言っています。

これらのやらねばらないことを各プロジェクトとして組み進めてゆきます。
どうか!自らやりますと名乗り出て下さい。

明日の我が身は自らの手で作り上げようではありませんか!

平成21年11月

温暖化と言いながら、東京では17年ぶりに
11月の日中の気温が10度以下になったそうです。
名古屋も朝夕は寒さを感じます。
しかし、子供のころに感じた、“北風が憎らしい!”という寒さはまだ感じられませんね。
そういえば、最近は、あかぎれを作った子供たちも全くみません。
生活環境が変わってきているのですね。

 毎年のことなのですが、市場において11月は、
相場が安くても品物の動きが大変悪くなります。

各産地においては先月の台風の影響はたいして大きくなく、
順調に出荷して頂けます。
順調はいいのですが、売れが伴ってこない。
景気の影響も大きく原因しているのでしょう。
バイヤーさんも口々に売れが悪いと言われます。
その上に景気低迷の打開策として、各店は値下げ競争をしています。

今年の良い例がジーパンの1000円以下であり、
ボジョレヌーボの749円からの売り出しですね!

一見すると単価が下がると生活がし易くなると我々は喜ぶのですが、
長い目で見ると単価が下がることは自分たちの
給与が下がることにつながりますし、雇用の喪失にもつながります。

ある程度の利幅は、社会の潤滑油としても必要なのでしょう。
 
 この不景気で今年の新卒の採用状況が非常に悪いと
しきりにマスコミから情報をもらいます。

本当に悪いのでしょうね。

当社も今までには考えられなかったのですが、
新卒の試験・面接をしてくれと各方面の方々からお声をかけて頂きました。

信じられないことに来春は新卒の3名へ内定を出すこととなりました。
信じられないというのは我々の業界は、朝も早く、長時間労働ということと
キツイ・キタナイ・キケンの3Kにも当てはまるらしく、
どれだけ新卒求人を出しても今までは来てくれる方はいませんでした。

この点を考慮し我々食品業界は今こそ未来を担う若者を
採用しなければならないと考え今回の採用に踏み切りました。

ピンチはチャンス!

その分来年はしっかりと売り上げを上げてゆかねばなりません。

前置きの方が長くなりすぎました。

 新卒の採用を決めて気づいたことがあります。

DMP研修の新入社員研修プログラムを読み、
彼らに新入社員研修をする前に、
今いる我々既存の社員が襟を正す必要があるなということです。

いつも大切にしている当社の行動指針の一つとして、
相手に伝わるように「挨拶」をしましょうと言い続けています。

「挨」という字も「拶」という字も共に「心を開く」という意味があるそうです。

お互いに心を開いてコミュニケーションをするために挨拶があるのです。
結構分かっているつもりになっていますがその行動のほとんどが形骸化しています。

お客さんに対して、荷受けに対して、従業員同士、
挨拶をすることだけが目的になってしまっていました。

その他、
電話の取り方
お客さんの受付・取次の仕方
上司からの命令・指示の受け方などなど。

できているようで全くできていません。

当たり前ですが、当社はそんなことを研修としてやったことが無かったのです。

でも、新入社員の方が来たら必ず上司となる我々をみて育つのです。

子供は親の悪い所の真似をすると言います。
同じことですね。

だからこそ、我々が襟を正し、未来を作る彼らのお手本となるために
仕事への姿勢、お客様の接遇など仕事への態度を今一度学ぶ必要があります。

平成21年10月

台風が来ないな?

なんて思っていたら、強烈な風と共に台風がやってきました。
被害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。
愛知から北の産地で結構な被害が出ています。

愛知のキャベツに関しては、年明けの分に相当影響が出るようなことを言っています。
まぁその頃には、なんでこんなにキャベツが高いの?なんていう会話が聞かれるのでしょうね。

農業がお天道さんのお陰で成り立ち、作る人の大変さは、並大抵のことではありませんね。
食べ物を大切にしないといけません。

 先日家の周りの草むしりをしました。

無心・・・ではなく、草むしりをしながら色々なことが、頭に浮かんできます。

会社のこと、

家庭のこと、

経営の勉強会のこと、

昔の自分のこと、

自分に関わる人々のことが、2時間弱などですが色々思い出されてきました。
別に何を考えようとしているのではなく浮かんでは消えてゆくのです。

目の前の草を根っこから抜こうと一所懸命に格闘すると色々なことが見えてくる。

根っこが地中奥深くへ伸び、抜くのにはとても苦労する雑草。

根っこを深くなく地中数センチのところから
横へ横へと伸ばし、抜いても、抜いても根っこが続く雑草。

フェンスに蔓を巻きつけながら壁などに根を出す雑草。

そして、葉の色も緑だけではなく赤い色のもの、
黄色い実をつけているもの本当に色々な雑草が、
この世に存在するのだなと感心しながら抜いてゆく。

すると雑草自身が中小企業の集まりだなと感じる。

それぞれの存在意義を持ちながら一所懸命小さな庭の場所取りをしている。
この雑草も必ず生きる意味と価値を持っている。

日の当たる場所とそうでない場所
その境、数十センチぐらいから雑草の種類が違ってくる。

こんなところにも環境7割!9割!いや彼らにとっては10割なのだろう・・・・。

ん!・・・・でもちょっと待てよ。

今ここに来られない雑草も数万年という月日はかかるが
進化しながらその環境に適応して変化する?と考えた方が良いのでは。

種族保存のため、
世の中に必要とされるため、
誰かのために

長い時間をかけ変化し続けているのだろう。

当社は本当に変化してゆけるのか?
激動といわれている今の世の中。

アメリカの大統領が白人から黒人となり、
日本の政権も自民党から民主党になり、
お金主義からお互いを助け合う方向へ
どんどん変化していっている。

その中で石橋青果は本当に変化し続けることができるのだろうか?
…大きくなくてもいい変化し続けられる会社にしよう

そういえば私自身小学校だったと記憶するのですが、
作文に「雑草になりたい、踏まれても、踏まれても立ち上がる雑草になりたい」と、
書いたことを思い出した。

その十数年後どこかの著名な作家も同様な詩を書かれていることも知った。

成功者として言われている人達も皆雑草だったと思う。  

あれ!今抜いている雑草って結構、カッコイイいじゃん!!!
・・・・・・・でも、女房が喜ぶから この雑草 抜いちゃお!

草むしりがこんなに充実した時間となりました。

 今月は本当に脈絡のない話、つぶやきでした。

最後までお付き合いありがとうございます。

平成21年9月

朝夕がめっきりと涼しくなりました。

秋ですね。

今年の秋から冬にかけてインフルエンザが大流行すると言われています。
マスクをして、手洗いそして、うがいで予防をする他ないのでしょう。
ウィルスに負けない白血球を育てるために日頃からの養生も大切ですね。

 今回でこのつぶやきも72回を数え6年間書くことができました。
これも皆様のおかげでございます。
この場をお借りして、心より感謝を申し上げます。

このつぶやきは、会社の様子、会社の目標や方針などを
ご家庭の方にも知っていただきたいということで書き始めました。

今回は原点に返り当社の理念の話をします。

先日、当社の理念から営業方針を探るということで、
私が出席しない市場事業部の営業会議から聞こえてきました。
佐藤さんそして熊ちゃんが頑張っていることが、とても嬉しいです。

「社員教育とは企業理念の徹底である」とDMPの研修で教えていただきました。

理念から営業手法を考えるということは
正に理念経営の徹底につながります。

当社の企業理念は、「幸福を届けます」(しあわせをとどけます)です。
幸福の「幸」は、山の幸・畑の幸・太陽の恵を届けます。
幸福の「福」は、心の豊かさと安心を届けます。
そして、お客様に信頼を届けることが石橋青果の仕事であります。
その具体的行動が、鮮度ある野菜をタイムリーに届けますということになります。

鮮度ある野菜をタイムリーにと言葉にするととても簡単です。
しかし、我々はお天道さんご機嫌を伺いながら仕事をしていますので、
ちょうどいい仕入というのは1年間に何度あるか?
その上にタイムリーに・・・お客様が望む量を望む時間に届ける・・。
やってみると理不尽極まりないと感じます。
その理不尽さに逃げることなく一つ一つ社員一同で
解決をしながら進むことが仕事でのやりがいを作り出し、
自分自身を大きく成長させることになると考えています。

そんな石橋青果にしたいといつも考えております。
そのためにも皆が幸福を届けますという理念を
自分の言葉で自分の腑に落とすことが重要なのでしょう。

石橋青果は、決して私のものでもなければ株主だけのものでもありません。
自分たちの会社であることを今一度再認識してほしいです。
それと共に我々は社会の中で生かされていて、
社会のためにならないことは会社として長続きしません。

社会へ貢献できる会社になるために常に幸福を届けているかどうかを
自問自答しながら仕事をしてほしいものです。

平成21年8月

「残暑お見舞い申し上げます」「残暑厳しいですが」などとよく耳にしますが
お盆を開けてからは、蒸し暑さは一段落したように感じます。

気温は高いけど日陰に入ると涼しさを感じるようになりました。
もう夏も終わりですね。
ひと雨ごとに秋に向かってゆくことでしょう。
  ・・・・・私は食欲と葛藤する毎日になるのだと思います。

 我々は勝手に生まれてきて勝手に大きくなって
好き勝手に生きることが良い人生であると思いがちです。
また、自分の能力の無さを悲観して、親のせいにしたり
人をうらやんだりして生きている人がなんと多いことでしょう。

そこでちょっと一石!

 “ありがとう”と言う言葉!

この語源は「有り難い」有ることが難しいという意味からきているそうです。
普段何気なく生活をしていますが
この何気ない生活こそが有り難いことの連続であるということを聞きなる程な~!
と最近特に感じています。

 先ず我々が生まれいずるためには、数億分の1を勝ち抜くことが必要であり、
母親のお腹の中で10月10日の間を幾多の困難を回避し
そして、大変な苦しみの中からこの世に出てきました。

我々が生まれてくることこそ本当に奇跡なのでだと言うことです。
有難いですね。

また、頂いた命を大切にすることは、母親に対しての礼儀ですね。
頂いた体を自らの意志で傷つけるとは何とも悲しい行為であると私は思います。

・・・・簡単にタトゥを入れたり、ピアスで体中穴をあけたり・・・・

 思風先生曰く、地球誕生と共に38億年の歴史が今の自分を作っている、
言わば私なら38億47歳と言うことになるそうです。

なぜなら、人類は進化し続け勝ち続けているからこそ現存しているのです。
マンモスや恐竜はこの世に居ないのがこの証拠なのでしょう。

進化と言うと、とても判り辛いのですが、
人は人の中で磨かれて成長してゆき、
その成長が遺伝子に刻み込まれて後世に受け継がれてゆくことが進化であるということなのでしょう。

これは祖先から人類は一度も途切れることなく命をつないだ結果なのでしょう。
普段何気なく生きていることが大変に有り難いことですね。

 進化と奇跡から世に出た我々は、誰しも世界で1番の能力があるそうです。
それを信じて世界一を目指した時に我々の命が輝くときなのです。

そのために常に前向きに物を考える必要があると思います。

わが師遠山氏は「逃げたものは追わない」と言う原則を持っているそうです。

地下鉄の中に傘を忘れたとします。その時にあれは自分から逃げていったのだからと取にはいかない。

自分が忘れたからと言うマイナスの心をうち消すためだと思うのですが
傘が逃げていったと前向きに考えるようにしいるようです。

同じ現象でも見方によってプラスになったりマイナスになったりします。

 「昨日はトラブルがあって4時間しか寝られなかった」
 「昨日はトラブルがあったけど4時間寝ることができた」

どちらも現象は同じでありますが、考え方ひとつで心が明るくなりますね。

常にプラスになるような考え方をすることが世界一への道標なのだと思います。

 感謝と常に前向きな明るい心を持って、共想競進を実践して

「子供が入りたいと思うような会社」を創り上げてゆきましょう。