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平成21年6月

いよいよ初夏!?梅雨に入ったと聞きましたが、降るのは夕立のような雨ばかりで
シトシトと降る梅雨の雨と言うイメージがありません。
これもやはり温暖化の影響なのでしょう。
十数年後には、北海道が四季を通して作物が出来るようになるのでしょうね。
そして、北海道の名物がサツマイモの焼酎になるのも近い将来なのでしょう。
バランスと言うものを壊してはならないと言うことなのでしょう。

最近は、インフルエンザが世界中を騒がしています。
今年の秋からは日本も本格化するのでしょう。
豚インフルエンザが突然変異したようです。
そのために世界中に病原菌が広がっています。
マスクをして予防する姿はとても滑稽に感じられている方も多いと思います。
その理由として余りにも過敏すぎるからでしょう。
マスク、手洗い、うがいの励行!は、自分の体に病原菌を入れない努力をするという理由からだと思います。
それはそれでいいとは思うのですが、最近、私自身が感じる違和感があります。
菌と言う物に日本国民が皆、とても悪いものだと感じているということです。
インフルエンザ菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌などなど・・・
でも、納豆菌、ビフィズス菌、菌茸類の菌はどうなのでしょうか?
亡くなった葉室老師は、「自然界に不必要なものは何もない。」と言っておられます。
人間に悪いと言われるもの?も、どこの世界かは判りませんが絶対に必要としている所?があるはずです。

人間に必要がなくても植物の世界に必要があるのかもしれない。
菌と言うだけで現代人は(日本人だけかも)蔑視します。
その証拠に抗菌と書かれた商品が少し高くてもよく売れています。
ここに私は違和感があります。
ある生産者の方から聞いたのですが生まれたすぐの子供に水田の土を舐めさせると
その子はとても丈夫に育つというのです。
母乳で育つ赤ちゃんの体に入った水田の土の雑菌は、
抗体を作るということらしいのです。
毒には毒で対応するではないですが、抗体が免疫を作りその子はとても丈夫になるのでしょう。
菌と言うのは必要なものなのであると私は考えます。
昔我々が地面に落とした“かっぱえびせん”を3秒ルールで食べていたのには
それはそれでお腹にちょうど良い?ということなのでしょう。

そもそも人間には自然の治癒力が備わっています。
カッターの刃で私自身手を切っても1週間もすればカサブタとなり治ってしまいます。
自分の体が自分を治します。

医者が患者を治すことなどできない、治すのは自分自身の体が治すのだと
いろいろな本には書かれています。
成程な!と思います。
その方が理に合っているような気がします。
これは、自然の摂理であり、原理原則なのでしょう。

菌を殺すと自然界のバランスが壊れます。
自然界のバランスが壊れると言うことは我々人類の生態系が壊れてゆくのでしょう。
「自然の秩序の中で人間は生きよ!」
豚インフルエンザはこのことを我々に啓示しているような気がしてなりません

決してインフルエンザが蔓延することをよしとしいてはいませんので、そこはお含みおきください。

平成21年5月

新緑の季節となりました。
ここ数年のことですが、5月は春を通り越し、夏を感じます。
やはり、地球温暖化が進んでいるということなのでしょう。
自分自身にも責任を感じずにはいられません。
やれることから積み重ねてゆきましょう。

今月を振り返ると、CO2の排出に歯止めをかける為に
エコポイントと言うのがはじまったようですが、現状は、なんだか不具合が多いようです。

また、忘れた頃??・・・定額給付金の案内が私の所にも届きました。
名古屋もいよいよ配布となります。

先月の終わりよりはじまった休日高速道路料金1000円とエコポイント、
そしてこの定額給付金で自民党が民主党の支持率を取り返したという結果になったようです。

でも、考えるとおかしなもので税金を使い景気対策の名目でお金をばら撒いているだけです。
まだ、景気回復に至った訳でもありませんから、
自民党は国民の金を使い支持率を得たと言われないようにして頂きたいものです。

それと共に、我々国民自身が厳しい目で見抜いていかないといけないと感じます。
なぜなら、この不透明な財源を、未来の子供たちへの負の資産としてはいけないからです。

大は国家のことから小は夫婦の人間関係のことまで問題は沢山あります。
しかし、自分の目の前に出てくる問題には、答えは必ずあるのです。

原理として問題はその人を成長させるためにその人の前に現れるのです。
その人が生きている限り必ず付いて回り、問題がない人生はありません。
なぜなら、人間は長所半分・短所半分の不完全な生き物だからです。

問題から絶対に逃げてはいけないのです。
真正面からその問題を受け止め、乗り越えることが唯一その人を成長させることなのです。

問題自体を恐れてはならないのです。
逆にどんな問題があるのかを自らの感性で探し、
理性で解決するのです。本当の幸せとは問題を解決する力を身につけることです。
実は、これらは思風塾にて感性論哲学者芳村思風先生がいつも口にする言葉です。

 現在我々の身の回りに起こってくる種々の問題をこのように考え前向きにとらえてゆくと少しは
楽に捉えることができるのではないでしょうか?
今、起こってくる自分の問題には必ず解決策があり、
その問題を乗り越えると自分が成長できるのです。

 その問題が起こっている時には本当に苦しくて、身動きができない、
どうしようもないなどと考えてしまっていますが、その問題が解決すると
なんだ!こんなものか?と笑い飛ばしたことが皆さんも経験があるのではないでしょうか?

だからこそ今起こっている問題から逃げることなく自分で解決して欲しいものです。

 現在、心が皆病んでいると言われています。
出てきた問題を真摯に受け止めることは大切ですが、
ネガティブに受け止めるのではなくポジティブに受け止めて下さい。

 石橋青果は、問題をみんなで助け合って解決の道を探してゆきましょう。

平成21年4月

今年の桜はとても気長に咲いてくれました。
3月のつぶやきで開花しましたと伝えてから冷え込み、
結局4月4日あたりがちょうど満開となり入学式にも間に合いました。
初めて登校する校門にある桜の木は、葉桜よりもやはり
満開の桜の方がわくわくしこれからの門出にとてもふさわしいですよね。
本当によかったです。

 日本の政治家の顔ぶれを見ると歴史を感じます。
2代目3代目と言った世襲政治家が政権の中心を成しています。
それは与野党ともに一緒です。
現在の世界同時不況と言う100年に一度の出来事を
対処するのに本当にふさわしい方々なのだろうか?と首をかしげます。
重ねて彼らは皆ほぼ60歳以上なのです。
年齢は関係がないと言う方も多いとは思います。
年を重ねるうちに多くの物を所有することとなり、
多くのしがらみがまとわりつき、身動きが取れない状態になるのと同時に
考え方を変えることができなくなるのだと思います。

多くの年を重ねた方々が、日本の国民のためにという御旗へ
向かうことができるかは本当に疑問ですね。

過去日本においては、明治維新を起こした高杉晋作や坂本竜馬などの志士たちはアラサーティーです。
熱き志を持ち日本の夜明けを作ったのは若き世代です。
“Change”と指針を掲げアメリカ大統領に当選したオバマさんは47歳です。
アメリカ国民は若きリーダーに求めるものは若い力でしかできない変化を求めた結果なのだと思います。

この不況を脱するためには日本も若い力が必要なのではないでしょうか?

市場を振り返ると、市場の存在自体を考える時期に来ていると思います。
川上と川下が巨大化へ変化している中、
我々がマージンをいただいてする仕事があるかどうかということをです。

例えば全農の特販部等が大手量販店に直接販売をする時代です。
今まで通りの卸会社→仲卸→小売店と言う旧態依存の
“市場仕事”が後何年もの間続くと考える方が不自然な気がします。

しかし、私を含め先輩社員が今までの常識をもとに仕事とは「こう」あるべきであると
後輩社員に対して教えます。
今までの常識のままでは市場仕事が無くなるのに、
その無くなる仕事を教えている、強要している可能性があります。
そう考えると本当に当社は、若い世代の力を十分に発揮する環境を作っているのだろうか?

加来君そして、鷲見君と言う20代そして30代の社員が当社にも在籍しています。
それなのに、先輩が後輩に物を申していますから
、若い社員も仕事を創造しよう気構えが芽生えるはずがなく、
早く先輩に追いつこうと市場仕事を頑張ってしまいます。

石橋青果はもっと自由な発想をするような環境を作り出さないといけないとつくづく感じます。
(先輩が悪いとか後輩が悪いとか言っているのではありません)
そして、会社が100年続くためには若い世代をどうしても定期的に採用し続けなければなりません。

当社にとって投資は人財への投資しかないのかもしれません。
その投資をするためには今期もしっかりと利益を上げてゆかねばなりませんね。

今年一年の幕開けです、皆で力を合わせて目標達成してゆきましょう。

平成21年3月

今年の花粉は手強いですね。
相当量が飛散しているようですが皆さんは大丈夫でしょうか?
寒い寒いと感じていたら突然ぽかぽか陽気になりました。
23日が桜の開花予想ですので今月の末日が見ごろなのでしょうね。

今年の入学式は葉桜になりそうなので新しい門出の方には、少しかわいそうな気がします。

予断ですが、今月は3名PAさんの退社と5名の新たな方との出会いとなりました。
過去を振り返っても3月というのは、当社にとって人が動く月なのかな?

また、記しておきたいことは政府が景気対策の一環として1万2千円の給付金を配り始めました。
名古屋は7月?ということなので全く実感がありませんが、
お金が活発に回り始めると景気がよくなるのは理解しているつもりですが、
一般の消費を少し伸ばしたからと言ってどれだけの景気回復につながるかは本当に疑問です。
しかし、小売店とつながりが深い我々の商売も、この景気対策により
少しでも活性化されればよいなと祈ります。

 毎年3月は来期の事業計画をまとめていて頭を悩ませます。
皆から上がってきた売上・粗利計画とやりたいことを実行しようと
考えた経費金額との間に矛盾が起こるためです。
物心両面の幸福を届けたいと考えるとあれもこれも詰め込んで計画してしまいます。

そこで問題になるのが利益についての考え方です。
法人代表としての私は会社の利益を最優先し強い会社作りを考えるのですが、
その裏腹で個人としての私は皆さんが居て会社なのだから赤字にならないのなら
多めに分配してしまおうかな?と。

そもそも利益というのは会社の安定成長のためには欠かすことができません。
利益のない会社は現在の様な不況となった時真っ先になくなるのです。
会社がつぶれることは何があっても許されることではありませんね。
また利益は次に新しい投資をするためにも必要なのです。
だから利益は大変重要な物なのです。
利益の半分を税金として納めた残りが会社のお金として残ってゆくのです。
しかしここで、裏腹な私は思うのです。
高い税金を払うぐらいならもっと給与を上げてみんなの笑顔を見られた方がよいと?
この辺がオーナー=社長会社の一番のネックとなるのでしょうね。
そこで会社は誰のものか?という問いに皆さんは何と答えるのでしょうか?

 *働く社員の物   これも正しいと思います。
 *出資した株主の物 まぁこれに関しては当社の場合は関係のないこと・・・
 *トップである社長の物 こうなったら誰もうちの会社に残らないのでしょう。

会社は誰のものかというとやはり社会のものなのでしょう。

社会の中で役に立ってこそ生かされそして、生きることを許され、
皆の働きがお金となって戻ってくるのだと思います。

3月と4月なんら変わりのない間の経過なのですが、
決算期と新たなる期のはじまりということで大きな違いがあると思っています。
我々自身がいつも活性化していつも改善をしてゆき豊かな心と豊かさを手に入れてゆきたいものです。

平成21年2月

「三寒四温」これから春に向かい3日寒くて4日暖かい日が続き徐々に暖かくなってゆきます。
寒暖差が大きくなりますので皆さん体調管理には十分気をつけてください。
バランスよく食することが健康になる秘訣です。
大いに皆さん野菜を食べてください。

今月中旬からの売れ行きの悪くなり市場は、商品が売れずに担当者が四苦八苦しております。
どうかご協力願います。
しかし、いったい消費者は何を食べているのだろう?
外食も落ち込み、スーパーも伸び悩みが顕著になってきました。
食の世界にもトヨタショック?の影響があるのでしょうか?

 こんな暗い話題が多い中で私は先日とてもいい出会いをしましたのでお裾分けです。
熊本に出張した飛行機の中のことです。
国際結婚をされたと思われる若い夫婦が私の前の座席に座っていました。
そして、1歳ぐらいの幼児を父親が抱っこしています。
場面を思い浮かべていただきたいのですが、
幼児と私は、リクライニングされた座席の隙間から目と目が合うのです。
そして、この子は、目が合うと何とも言えない笑顔を振りまいてくれるのです。

それもその笑顔に癒されるのです。

通路を挟んだ私の隣の外国人女性もこの笑顔のとりこになっています。
“天使の笑顔”というのはこの子の笑顔のためにある言葉なのでしょう。

老いも若きも・男も女も・人種も国も全く関係無く“天使の笑顔”は
周りの全ての人を幸せにするのでしょう。

私自身が、本当に心が晴れやかになっていく
そんな瞬間を飛行機の中で感じられたのはとてもラッキーでした。

 
猜疑心もなく、私利私欲もなく何もないからこそ“天使の笑顔”が生まれてくるのだと気付きました。

我々は大人になるにつていつからか人を疑うことを知り、
自分だけは・自分だけを・自分だけがという勝手な私欲が心を支配するようになってしまったのでしょう。

“戦争を止めようよ!”との、呼び掛けに対し
 子供達は簡単にそうだ!止めようよ!と判断すると思います。

 しかし、実際大人になった我々はそして政治家は、
  色々な大義名分を付けて戦争をやめようとしない。

相手の言うことすら聞き入れようとしないのが現状です。
人間の私利私欲というのは時には、良き方向に向かいますが、
使い方を間違えると多くの人を傷つけます。

この“天使の笑顔”が飛行機の中で色々なことを教えてくれました。

自分勝手に商売をしても我々に利益をもたらして頂けるはずがありません。

家庭でも会社でも自分中心に物事を考えたら
多くの人が迷惑を被っているのであると改めて反省しています。

そして、 “天使の笑顔”が永遠にもたらされるよな社会を創る一端を石橋青果が担えたら最高です。

子供の成長に学びます

本日娘のハンドボールの試合がありました。
久しぶりに女房に同行し観戦しました。

ハンド担当の先生は厳しい方で毎朝、毎夕練習。
練習中に私語も厳禁という雰囲気の上
バカヤローは当たり前で、殴ることもあるみたい。

そんな先生の元、彼女たちは毎日毎日基本練習をこなし
そして、自分たちのフォーメーションを創意工夫している。

その努力の結果が本日の試合で成長の跡として至る所に見える。
パス回しのスピードが早くなり、速攻に向かう速さも確実さも安定してきた。
そして、何より部員同士の呼吸が阿吽になっている。

中学生というのはこんなに早いスピードで成長するのかと感動をしました。

相手チームも成長する!その成長に負けない様に創意工夫をしながら
一所懸命に練習に取り組んだ成果なのだろう。

これって、我々の会社も同じですね。
毎日を無駄にすることなくしっかりと積み重ねてゆく。
結果はすぐには出てこないのかもしれません。
でも積み重ねることが結果につながるのでしょう。

娘たちに一言を言うとすれば
目的はフォーメーションを確立することがではない。
フォーメーションを確立することは手段であり
目的はボールを相手ゴールネットを揺らすことである。

もっとそこを意識して貪欲にゴールを目指してほしい。
執着心をもっともっと燃やしてほしい。

平成21年1月

寒の入りから寒さを感じる日が多くなりました。
春の日差しが待ち遠しいですね。
不況・派遣切りなどと連日報道され気がめいってきますが
何くそ精神があればなんてことはないですよ。

とはいえ、今月我々の仲間の仲卸が倒産をしました。
こんな時ですから、我々は足元をしっかりと固めて充実した日々を送ってゆきましょう。
この仲卸が倒産した原因の一つは、経営者が自分の会社を私物であると考えたところに
問題があると思います。
会社は社長の物でも、株主の物でもありません。
社会の物なのです。それを再認識させてもらいました。

さて、皆さんは今年の目標・テーマはしっかりと腹に落としていますか?
私の今年のテーマは、「微を集積」としました。
「微の集積」ではなく「微を集積」としているのには
“微”いわゆる細かな物・事を自分から見て集めて積み重ねていこうという意味です。
自ら能動的に集めていくという決意のためです。

本質としては、時間を大切に使い毎日を充実させて過ごす事になります。

 仲卸という仕事はシェアーがたいへん重要であります。
仕入先に対するシェアーは、仕入値段また分荷の優先順位につながります。
販売先に対するシェアーは協力関係の太さの表われであり
お互いの信頼関係の表れであると思います。
そのため、我々はとかく大手量販店等大量消費者に目を向けがちであります。
その意識を少し変え専門的な消費者に注目していくという意味でも
「微を集積」につながっています。

具体的には、惣菜・弁当などを扱う業者への売り込み
そして小口配送を仕組化して点から線そして面になる様にしてタイムリーにお届けして
石橋FANを創造することです。

 もう一つ、これからの経済環境は悪くなります。
製造業は昨対の6割7割程度の売上があれ良い方という環境です。
現在大きな売り上げダウンのない我々の食の業界も必ず売り上げ不振になります。
すると同業他社が顧客の争奪をし合います。
そうです、今より競争が激化します。
そこで小さなミスを見過ごすとが顧客の損失につながります。

逆にとらえますと、小さなクレームを集めて改善してゆくことが
同業他社に対して石橋青果が優位に立つ鍵となります。
「微を集積」することは、この一年を大切に生きるという意味であり
1か月を、一日を、今その時を無駄にすることなく意識して生きてゆくことが本質であります。
今を、一日を積み重ねてゆくと一年でどれぐらいの高さになるかが
大変楽しみであります。

「共想競進」の行動理念のもとしっかりと皆さんと微を集積してゆきたいと思います。

平成20年12月

12月の前半は寒い日が続いていたと感じましたが
ここ数日はなんとなく暖かな冬となっています。

今年もあと残すところ数日となりました。
師走というのは本当に気ぜわしい月です。
年内にどうしても片づけたいことがいくつかありますし、
今年の垢は今年内に落としたいし、年賀状も・・・。

しかし、12月は自分自身の一年の締めくくりであり一年を振り返る重要な月でもあります。
どうぞ皆さん今年一年をきちんと総括し来年への目標を新たにしてください。

我々市場に勤める者は本当にありがたいです。
トヨタを中心とした製造業は現在6~7割ぐらいの売り上げまで落ち込んでいるそうです。
メーカーはまだしも2,3次下請け会社には、
おいては全く売り上げがなくなっていて、
開店休業状態であると聞いています。

しかしながら、我々食を預かる者は売り上げが無くなるということはありません。
食という職業は本当にありがたいですね。
そして、仕事をさせていただけることに改めて感謝します。

しかし、世の中は世界的に不景気であるとマスコミの報道が繰り返され、
非正規雇用者解雇の問題を取り上げている毎日です。
この不況自体100年に一度というものらしいのです。
こんな暗い話ばかり聞かされていたら人間だれしもマイナス思考になってしましますね。

こんな時だからこそ明るく元気にそして謙虚に生きることがとても大切だと思います。
不況と言いますが、お金の循環が止まるとどこか、かしこかがおかしくなります。
社会のお金がぐるぐると循環しないから不況という環境になってくるのであり、
我々世の中の人間みんなが沢山お金を使えばこの不況というのも
吹っ飛ぶのが原理なのですが
・・・そんな簡単な問題でもありませんが・・・

ルーズベルトはこんなことを言ったそうです。
「恐るべき唯一のことは恐れること自体である。」
そうです、我々が不況という言葉に怖じ気づき考え方が
小さく小さくなっていくことが一番の恐れるべきことなのです。

よく“ピンチはチャンス”という言葉を聞きます。
本当にこの不況が100年に一度のものであるとしたなら、
この不況に出会えたことにむしろ感謝するべきだと思います。
こんな時だからこそ必ずできることがあります。
絶対に隙間もできます。我々の出番が沢山あるのです。

「負けてなるものか」とみんなと一緒に力を合わせていきましょう。

平成20年11月

突然の冷え込みに皆さんにおかれましてはお変わりありませんでしょうか?

街路樹をみて、上のほうが赤くなり下の方が緑色のままと言う
なんともアンバランスな色づき方からも今年は秋が無く
冬に突入したのだと言うことでしょう。

さて、この時期は各地で駅伝大会が開催されます。
私自身は、駅伝に大きな興味がある訳ではありませんが、
加来君と私の母校である名城大学の女子駅伝部に大きな興味を持ちました。

走ると言うことに関してはマラソンと同様に駅伝も個人の競技ではあります。
夏の暑い中、この時期に向けて個人が練習にて自分の能力限界に
挑戦し・身体能力を強くし・自己の可能性を高めてゆきます。

マラソンであると同じチームの仲間が
同じ表彰台という目標に向かって争うライバルとなります。

しかし、走るという個人競技が駅伝では
一人一人がたすきを次へ次へと繋いでゆく団体競技になります。

名城大学は3年前に全国優勝をしています。
今回彼女達が走る姿にも感動をしましたが、それ以上に感動したことがあります。

4年生は後輩に優勝の感動を伝えたいと考え自分達はもとより後輩の面倒もみます。
そして4年生の佐藤恵理と共に川井美香は中心選手として駅伝部を引っ張ってきました。
結果として川井美香は最後の駅伝に出場メンバーとなることができませんでした。
しかし、彼女は腐ることなく他のメンバーを応援する姿は
とても美しく私にはたすきを繋げて行く選手以上に
とても彼女の利他的な姿に大変感動しました。

 話は変り、私の子どもが通う神沢中学校は、毎年合唱発表会を行っています。
各クラスが課題曲と自由曲の2曲を愛知県勤労会館等の大舞台で歌うのです。
今年の合唱大会は水曜日休市に当たり私も聴きに行くことができました。

合唱は、各自が3つか4つのパートに別れ自分の役割を発します。
するととても心地よいハーモニーが我々聴いている人の心をくすぐってくれます。
神沢中学校では1年生を2,3年生が合唱指導してゆくそうです。
指導の中から合唱への思い、クラスのまとまりの必要性
そして仲間の大切さを先輩が伝えているとのことでした。

当日は1年生2年生3年生と順番に歌ってゆきます。
3年生になると流石です。

歌の上手さは、1・2年生の比ではなく、クラスの一体感は抜群です。
また、最高学年としての誇りを感じ、堂々として素晴らしい笑顔で歌っています。

指導をするからこそ合唱の意味と価値が理解できるのでしょう。
 
 駅伝と合唱は、全く異質ではありますが、現在の石橋青果には
両方が存在しているのだと思います。

仕事のやり方が違うだけで
人が作り出す“和“によって”輪“が作り出されているのは、
かわりがありません。

石橋青果で働く一人一人が誰一人でも欠けては成り立ちません。

「共想競進」自分の能力をドンドン成長させ相手を思いやり
これからも心を合わせてスピーディーにそしてよきものを作り出してゆきたいと願います。

平成20年10月

山からは紅葉の便りが届き、街ゆく人はこの時期とてもファッショナブルになります。
今年はとてもさわやかな秋晴れが続いていますね。
例年ですと台風も当たない、こういう年は豊作となり
葉物などが市場に溢れかえるのですが 法れん草を中心として
どうも葉物が安定的に入荷してきません。

何故だろう?
全農あたりが、大手量販店荷物を先に確保してしまっているのかな~??
 
 今月のつぶやきは、会社の利益について記します。
会社の利益は健全経営するために必要不可欠なものです。
会社の利益を毎年積み重ねるとどうなるのか?
「銀行が融資をドンドンしてくれます。」
「新たな事業に再投資することができます。
当社が飲食店など新しい事業を経営することも可能になるのです」
「皆さんの給与は昇給となります。」
「経費にゆとりができて福利厚生費にお金を回すことができます」
「納税という社会的使命を果しながら会社の自己資本が厚くなり倒産しにくくなります。」
結果として、利益を積み重ねた会社は強い会社になって行きます。
ですから会社の利益はとても大切であります。

 話は変り、石橋青果と言う会社は法人格と言う人格を持っています。
皆さんが個人と言う人格があるように会社にも人格があるのです。
会社の人格を作っているのは、ひとり一人の人格が集まりであり、
これが会社の風土として現れます。

 当社の風土をあらわす最もいい言葉が「共想競進」と言う言葉です。
“相手の事を思いやり行動する。
しかし 自らが成長するために仲間と大きな目標に向って競争してゆく。”
が共想競進の意味です。
(平成19年2月のつぶやき参照)
これが我社の目指すべき風土なのです。
我々が共想競進とう風土のもと、行動することにより自分自身が成長してゆくと共に、
会社は利益を上げ成長してゆきます。
 
 最近、私自身がオーナー会社の利益と言うものに少し感じることがあります。
上場企業は、どんな環境になろうと利益をあげることが絶対です。
そのために皆が必死になって考え行動にしてゆきます。
当社を振り返ると利益に対してそこまでシビアーになっていないのが現状です。
「今月は例年より寒かったので作柄が悪くなり
昨年より2割価格がアップしたため計画していた粗利が達成できませんでした。」
という言い訳により、

“まぁ 仕方が無いじゃない“・・・と。

現在の当社の調子がこんなものです。
それは利益に対する執着心がオーナー会社であるがゆえ

・・・“まぁ 仕方が無いじゃない“・・・と言う言葉になっているのだと最近感じております。

これが本当に共想競進と言う風土になっているのかな?
社員一人一人の成長と言うのを粗利の数字だけで計る訳ではありませんが、
物差しである事は間違いありません。

従業員同士がもっともっと相互啓発をしてゆかねばなりませんね。

やりたい事をやることためには、利益をしっかり上げ続けることが大切ですからね。