CLOSE

社長のつぶやき    平成18年10月

今年の秋は、過ごしやすいですね。
寒いと感じたことが本当に少ないです。
まぁ、寒波と言うのはこれからだと思いますが・・・・。
とうとう当社のパソコンが新しくなり、社員ひとり一人がメールアドレスを持つ事になりました。
パソコンは苦手と言う人もいるでしょうが、難しくはありませんよ。
現に皆さんはエクセルやワードを使っていますから。

当社の事業計画の中に「10年後の計画を立てるのは無理であると判断します。」
と私が書いていますが誤りであるということが分かりました。
先日 榎本さんの勉強会でわが社の10年後のビジョンと言う課題に取り組んできました。
10年後と言うテーマは、遠いようで実は結構近いなぁと感じております。
例えば、当社が10年後売上を今の10倍を目標としたとすると、
そこには人事の問題が出てきます。
10倍の物量をさばくために今と同じ様なやり方をしていたら、
10倍の人が必要になります。
その人達を採用するのは突然10年後に採用するわけではありませんよね。
10年後のビジョンに向けこれからの3年後の計画と5年後の計画が生まれてきます。
特に採用は、長期計画でしかありえないと思いますので、
3年後には今の倍の人数を採用していてそして、
5年後には今の6倍の人数を採用している・・・みたいな計画が生まれてくるのです。

このことは、個人としての我々のビジョンも同じですよね。
10年後には、家を建てたいと具体的にイメージしてみると、
家族4人がこの辺りでこれくらいの大きさの家が欲しいから大体いくらぐらいかかる。
今は、子供の教育費にこれだけかかるから3年後はこれだけ積み立て
5年後からはこれくらいは貯めていくと10年後には頭金が貯まっている。

こう考えるといくら現代の環境変化のスピードが速いからといって、
我々の10年後が全くわからないかというとそういう訳ではありませんね。
【今の市場の仕組みがそのまま残る事はない。】
【野菜自体がなくなる訳ではない。】
【野菜を売る人も無くなる訳ではない。】
【外食産業が無くなる訳ではない。】
こうやって環境を分析すると見えてくるものがとても沢山あります。
そして、自社は何ができるか、どうなりたいか、何をやりたいか、を
重ね合わせると結構10年後のビジョンって見えてくるものですね。
10年後のビジョンから5年後3年後の計画が無ければやはり計画自体が
ぶれてきてしまいます。10年を見据えようとする努力をおしむことなくしてゆきます。

社長のつぶやき 平成18年9月

今年は、9月に入ると気温が下がり秋を肌で感じます。
日中、30度の日差しも木陰に入るとなんと涼しい事か・・・。
つぶやきも今月で3周年!石の上にも3年と言う言葉がありますが、書き続けると言う事は、とても私の訓練になっています。
皆様がいてこそ書き続ける事ができます。ありがとうございます。

9月で今年度も半期を終了します。営業報告は来月また書きますが、売上高○○億円を今期目指していますが半期を終了して○億○千万円の予想です・・・!売上げ目標に到達するためには全く新しいやり方をしなければやはり難しいですね。

今月の27日にパソコンの基幹業務入れ替えに際し、各端末を増やし社員当たり1.2人に1台の割合にします。また、巷での携帯端末でのメールのやり取りはもちろん、業務でもメールのやり取りをすることは当たり前になってきました。そこで、メールアドレスを皆さんの分を用意しました。メールの送受信は、そんなに難しいものではありませんし、キーボードの入力も慣れれば文字を書くがごとくです。そこで 現在日報を提出してもらっていますが それをメールでの提出にし様と考えています。最初はちょっと入力に時間がかかるかもしれませんが直ぐになれますのでご心配なく!
先に述べた商売で新しいやり方をしなければ○○億の売上げは難しいと言うのは、このメールを使うがごとくだと思います。紙ベースでの提出がWEBを通しメールでのやり取りになると言う事です。最初は、苦痛を感じるかもしれません、それは、今までのやり方と違うからです。ボールペンがキーボードに代わるだけです。多分慣れてしまえばどこからでも書き込めるので“ちょっと便利!”なんて感じてもらえると思います。

売上げ目標を達成する本当の目的は、我々の物の考え方を変えることなのです。ダーウィンの進化論です。
「強い者が生き残るのではない、変化する者こそ生き残る」
地球上で最大の動物の恐竜は、氷河期の寒さに耐えることができず絶滅したと言われていますが、恐竜は寒さに耐えられるように変化できなかったため絶滅したと言い換えた方が分かりやすいですね。
変化こそ勝ち残るキーワードであると私は、考えます。

平成18年8月

残暑厳しい折 ご家庭の皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしの事と存じます。
夏休みも終盤になり真黒に日焼けした子供たちがとてもたくましく思えます。
お盆に際しましては、休日に出勤をしていただいた皆様に感謝いたします。
今月よりアルバイトで助けていてくれた川端さんが社員として働く事になりました。
川端さんが石橋青果の新たな活力源になることを期待します。

最近 社長のつぶやきの中に当社の理念について語る事が無かったので今回は理念について書いてみたいと思います。経営理念無き会社は、存在価値が無く潰れていくと言われています。経営理念というのは、仕事をする時の判断基準です。当社の経営理念は、「幸福をお届けします」(しあわせをとどけます)です。

幸福の「幸」は、山の幸、畑の幸、太陽の恵みを鮮度良くお届けする事です。
幸福の「福」は、相手に対する思いやり、心の豊かさを届ける事です。

経営理念を行動レベルでの言葉にすると下記になると考えています。
“鮮度ある野菜をタイムリーにそして適正価格でお届けします”
“鮮度ある野菜”は、もちろん産地から市場へ届いた野菜を在庫にするのではなく
その日のうちに売りさばくと言う事、そして 届け方も鮮度を保てるようしなければなりませんね。
“タイムリーに“とは、お客様が欲している時間に
できるだけ近づけるように、届ける事が大切です。
このことを毎日毎日積み重ねる事が幸福の「幸」と「福」を実現できるものだと考えます。

当社が幸福を届け続ける為には、適正な利益は、必要です。
利益とは、高く売る事で得られるものだけでは、ありません。
物を大切にし、時間を節約する事により、また新しい発想により低コストの物流を
実現させる事で、利益を出す事ができるでしょう。

幸福を届ける順番は、お客様、取引先、家族、そして自分だと私は、考えています。
相手より先に、自分たちだけが多くの幸福(利益)を手に入れてしまうと、
相手から見放されてしまうでしょう。
一時に多くの利益を得るよりも長い期間に渡り利益を出し続ける事が大切です。

この判断基準にのっとり社員一人一人のやりがいを作り出し
達成感・成長感を感じ取れる石橋青果にする事が大切な目的です。
言われたから仕事をするのではなく
この仕事が好きだからこういう風にしてゆきたいと言う事です。

18年7月

社長のつぶやき Vol.34               平成18年7月

梅雨の終わりの集中豪雨!アジア一体が水浸しになったという感じです。
自然の力の前では、人の力がなんと小さいかと感じます。
各地で被災されえた方にお見舞いを申し上げます。
石橋青果の仕事は つくづく太陽の恵み、
そして自然の恩恵で成り立っているのだなと痛感させられます。

18年度第1四半期を終え必達売上目標98.66%粗利104.89%という結果になっています。
必達目標をクリアーできていないという事は、売上**億円は全く夢物語になってしまいます。もともと**億の目的は、我々が成長することです。
4月号に書いたように 成長すると言うことは、
今のやり方、考え方を根本からもう一度見直すことです。

やり方考え方を変えると言う事は、確かに簡単にできるものではありません。
そして変えることは本当に苦痛を伴うと思います。

例えば いつもの買っている仕入先を換えるということは、
こちらがどんな物が欲しいかを伝える事からはじめなければなりません。
新規顧客獲得の為に先ず相手を知らなければなりません。
変えると言う事はとても手間のかかることなのです。
特に考え方を変えると言う事は、今日明日にできるというものでは無いと思います。
皆で話し合い、良いと思った意見に自分を変えていくことです。

**億への挑戦は、会社の仕組み自体を変化させなければ達成できないと思います。
皆が一丸となり 逃げずに取り組み、行動し続けましょう。
私は、目標を達成した時のことを考えるととてもわくわくしてきます。
皆が輝きいきいきしている姿が目に浮かぶからです。

これって仕事が楽しいと感じられる瞬間、いわゆる達成感だと私は思います。
今のやり方考え方を変えないことは、楽でいい!
しかし 環境は変化し続けている。

変えないということは環境からはみ出すこと
そして 我々が成長しなくても良いと決めてしまう事である
今遠いと感じる数値目標への挑戦が我々の成長の糧となる
我々の成長が会社の成長となりそれは我々の幸福につがる。
我々の考え方を根本から変えなければ達成できない。
変えることは苦痛を伴う事があると思う。
それを我々が結束し一丸となって乗り越えてゆく事が大切である。
これが目標を達成する真の意味であり
達成したときに真の価値、達成感が味わえると考える。

平成18年6月

社長のつぶやき Vol.33               平成18年6月

梅雨の季節、蒸し暑い日が続きますね。スイカがとっても美味しく感じます。
経営塾の先輩にある本を薦められ読みました。
本多静六著「人生計画の立て方」
本多静六さんは、11歳の時父親を亡くされ苦学したそうです。
19歳のとき山林学校に入学、第1期試験にて落第、
古井戸に投身したそうですが死にきれずそこらか死ぬ思いで勉学に勤しみ、
2学期は学年で1番になったそうです。
本多さんは、この時「成せばなる」一所懸命に何事にも打ち込めば必ずや成功すると
自信を得たそうです。
本多さんだからこんな事ができたのだと考えるのではなく
我々も同じようにできるのだと言う素直な気持ちで読んでいただきたい。

人生計画を立てる必要性はここでは語りませんが
細かな事を計画に盛りこむのではなく
自分の人生を如何生きるかを大まかに決める事が人生計画と捕らえてください。
本多さんは、ドイツに留学した時ドイツの森林経営から
合理的経済的な人生計画の必要性を感じたそうです。

森林経営って考えてみれば気の遠くなるような長い時間を計画する事ですからね。

本田さんの計画を記します。
1.40歳までは一途に奮闘努力、倹約貯蓄、
       (具体的には与えられた仕事を一生懸命やりきり収入の4分の1を貯蓄)
2.40~60歳までは、大学教授の職務を通して国家社会のために働く
3.60~70歳までは、国恩世恩に報いるため一切の名利を超越し奉公する
        (要するに一切の収入を期待せず世話になった国社会に奉仕する)
4.後省略
本多さんは、25歳から収入の4分の1を貯蓄に当て続け
40歳になったときは、生活だけなら利ざやで食べていけるようになったそうです。
現在の低金利時代では、運用を考えなければ無理かもしれませんが・・・・

この計画に対する生活態度というのがとても気に入りましたので記します。
●心を快活に接する事 ポジティブに物を考え生きている事へ感謝する事
●専心その業に励む事 職業を選んだら迷わず専心打ち込むこと。やり抜いていくうちに仕事は面白くなり道楽化する。そのためには、時間の厳守・明日の仕事に差し支えない様に準備することが大切である。
●善を称し悪を問わない事 人は長所と短所を持っている人の短所を攻めるのではなく長所を認めることが大切です。
●人から受けた恩は、必ず返す事 読んで字のごとく 後 恩を受けた人への報告を必ずする事。大成したら一気に恩を返すということは難しい
●人事を尽くして時節を待つ事 
●個人間の金銭貸借は行わない
と書いてきましたが紙面が足りません。良ければ子供の教育にもとても良いと思われますので一読してください。 

18年5月

今年のさつきは、雨が多い!いや多すぎ!もう梅雨に入ったかと勘違いしてしまいそうです。
先日 飛島の生産者の方とお話をしていた時 出荷すべき新ねぎが日照不足と雨の影響で
多くが倒れてしまっているとの事、春野菜シーズンなのに今年は、
出荷状況がとてもよくない傾向にあるように感じます。
余り高値にならなければ良いのですが・・・・・・。地球温暖化の影響かな???

先月は、誠二君が別人のように感じました。
彼自身 過去最高の利益を確保したと思います。
とても はつらつとしていて、会話も弾んでいるので
今月も何とか良い成績で終わって欲しいものです。
また、平山君を初め外食事業部の皆さんは、大雄会様との取引に奔走してくれました。
最終結果は、まだ出ていませんが良い結果が出る事を祈ります。

さて、誠二君そして、今回の外食の取り組みを取り巻く環境を省みると、
会社が一丸となることの大切さを改めて感じます。
営業を一人でやっているような気になってしまうことは、私も経験上あります。
実は、自分から事を起こす事はとても大切なのですが、
一人で何もかもやれるわけがないのです。
配達、加工、アソートの方の協力があってこそ営業と言う職がまっとうできるわけなのです。
誠二君を励ましアドバイスする佐藤さんや熊ちゃん亨さん。
大雄会を紹介してくれた竹島君 それを何とかこじ開けようとしている平山君に対して改めて 
社内が一丸となる大切さを感じました。

目標に対して一丸となり皆でぶつかっていけば、
必ず道は開け今期目標の20億も絶対に達成する数字になると思います。 

後一つ 私が勝手につぶやきますが、「やれない」と「やらない」のは、大きな違いです。
新規を獲得しようとすると現在当社がやっている方法に合わない事もたくさんあります。
商品の規格、発注のタイミングなどです。
その規格や発注のタイミングが合わないので「やれない」と
あきらめてしまうのは実は、「やらない」と言う事なのです。
あきらめた時点から我々にとっての成長は、なくなってしまうのではないのでしょうか?

「やれない」と考えている事は、考え方の視点が変わっていないからだと私は考えます。
視点を変えれば「やれない」は、自分自身が「やってない」事に気がつく事が多いと思います。「やれない」と「やらない」をもう一度見直してみて欲しいと思います。
 マイナスの言葉を並べたのでとても読みにくいとは思いますが
辛抱してもう一度読み返してください。

やはり 新しい事に挑戦することは、とても苦痛が伴います。
しかし 達成感は、大きなものになると思います。
我々は一丸となって 挑戦し続けましょう。

平成18年4月

街中の木々に新芽が芽吹き、店頭に並ぶ野菜も新物に替わり『春本番』ってとこでしょうか!
4月は、新しい出会いの時期でもありますね。入学式,クラスがえ、新入社員の入社と・・・。
しかし、当社とって今年の4月は新たな出会いは無縁です。
話は変り、来年は、女子社員を募集しないと男やもめの宝庫になってしまう!
実は、鈴木家が3人の子供がいることを先日床屋さんで誉められた!
出生率1.2人ってマスコミがよく言いますが、
男女一組に対して2名以上の出生率が無いと日本の人口は減少しっ放しなのです。
平均寿命は伸び、結婚しない男女が増え、出生率も落ちている。
どう考えても構造的に日本がおかしくなる一方ですね。
そんな訳で鈴木家が誉められたのです??
今年から中期3ヵ年計画を建て、当社では、
男やもめ撲滅キャンペーンを開催しなければならんですね!

 4月は新年度ということでご家庭の方へ 当社の前期報告と来期方針を記します。
平成17年度は、売上**億円、経常利益*千円の目標に対し 売上**億円、***円の経常利益に終わりました。
経常利益の落ち込みは、大雪に対するものが大きいかな?・・・
(言訳して申し訳ありません)
でも 苦しみながらも何とかある程度の数字を作ることが出来たのは
皆様の努力とそれを支えていただけるご家庭の皆さんのお陰です。
本当にありがとうございます。
来期の目標として 売上高++億円 経常利益***円を目指してまいります。
この期に及んでなぜまた目標を上げてゆくかというと
 我々は、個々あらゆる面で成長をしたいと思っています。
人間性、科学性、社会性をしっかり持った人間になりたい。
その為には、今のやり方、考え方を進化させる必要があると思います。
下記の文章が++億円***円を目指すべき理由です。
またご苦労をお掛けすると思いますが何卒 ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

今のやり方考え方を変えないことは、楽でいい!
しかし 環境は変化し続けている。
変えないということは環境からはみ出すこと
そして 我々が成長しなくても良いと決めてしまう事である
今遠いと感じる数値目標への挑戦が我々の成長の糧となる
我々の成長が会社の成長となりそれは我々の幸福につがる。
我々の考え方を根本から変えなければ達成できない。
変えることは苦痛を伴う事があると思う。
それを我々が結束し一丸となって乗り越えてゆく事が大切である。
これが目標を達成する真の意味であり
達成したときに真の価値、達成感が味わえると考える。

***ごめんなさい 数字は控えさせていただきました***

平成18年3月

暖冬と予想に反した厳しい寒さの冬も終わり三寒四温の春がやってきました。
先日吹いた風が、春一番に違いないと勝手に思い込んで、キャンディズの歌
♪~春一番が掃除したてのサッシの窓に~♪と口ずさんでおりました・・・・。
3月は小中学校を含め卒業のシーズン!着物に袴姿そしてブーツを履いたハイカラさんをこの時期見かけます。彼女達の姿を見ながら自分は、卒業してから何年経ったのか?ふっと考えておりました。たくさんの友人を作りそして別れて各々の道をあゆみはじめるのが卒業!あれから自分は、どれくらい成長したのだろう?

青経塾という経営者の勉強会へ行かして頂いております。その中で自分が変わらなければ、会社も変わらないとよく言われます。成長と言う事は、自分がどれくらい変わったかと言う事とここでは定義しておきます。塾の中で仲間が色々な研修をして行く中でどんどん変わってゆきます。研修の中身は理不尽な事、矛盾を自分の中に受け入れ 自分の原理原則を見つけ出すことが主な研修です。笑顔で挨拶が出来なかった奴がニコニコ笑って大きな声で挨拶をする。相手を否定し受け入れなかった奴がその人間の良い所を見つけ受け入れて行く。このような事が人間の成長という事だと思います。人が成長して行く為には、自ら貪欲に物事を取りに行くこと、そして、それを一所懸命にやりつづけることだと思います。石橋青果の中にもたくさんあります。先輩のやっている仕事を真似て自分のスタイルに変えてゆく、自分が今出来ないと決めていることを改めてやってみること・・パソコン・・新規営業・・不得意だと思う人との会話・・等!当社のライバル会社 D社のホームページを覗くと『会社は道場』と言う言葉がありました。なるほどその通りだと思います。だからD社は、成長企業なのでしょう。企業は人なり!人が企業を作る。商売の根本は、人でしかないと私も思います。だから私自身が、今日の自分と明日の自分が違っていたい。そして 皆さんがそうであって欲しい!

 先日 誠二が仕入先であるM社の担当者N君と真剣に相対しました。今まで買いたくないものを無理して買って成績が伸び悩んでいました。誠二自身が自分の事を振り返り、仕入先を一つなくしてでも自分の思い通りの仕入をするのだと決めたからこそその時買わないと決断したのでしょう。誠二のすごい成長を感じました。今回 誠二がおこした行動の本質は、自分が買わねばならないと言う彼自身の固定概念から自分を解き放ったから買わないと決め 商品を返すことが出来たのだと思います。素晴らしい!誠二自身 とっても表情が明るくなりました。
今 やっていることをやり続ける事は大切です。しかし 自分の周りが変わってゆく事に対応してやり方を変えてゆく事は、大変ですがもっと大切なことです。

平成18年2月

やっと春らしくなってきました。ご家庭の皆様におかれましては、野菜の高騰が随分家計を圧迫したのでは・・・・?しかし、3月は、多分 野菜は安くなると思います。
順調に暖かくなってくれれば 遅れていた葉物野菜がたくさん出てくると思います。

さて 耐震強度偽装問題 そして ほりえもんにおいては、証券取引法の違反と風説の流布の罪にて逮捕!自分達だけが儲かればよいと言う余りにも勝手な現象がありますね。そして 衝撃的なのが滋賀県の幼稚園児2名の殺害事件ですね。親の勝手な思い込みにより大きな将来のある2つの命は、もう帰る事がありません。これも余りにも自分本位ですね。
世の中の何か?が無くなってしまったように感じます。皆さんは、そう感じませんか?何がなくなってしまったのだろう・・・他人を愛すること、自分を愛すること・・。私は、そんな風に仮説を建ててみます。我々は、一人では生きては行けない。人間は、長所半分と短所半分を持った生き物です。そして 皆が各々の短所をカバーし合って生きています。あの人が困っているからとか、これを開発できたとしたら皆のためになるとと言う理由で色々な事業が生まれてきたと考えています。これは他人を愛し、 自分の能力を信じ自分を愛したからこそ その事業も成功したのだと思う。ある一部の人の利益のためだけになる事業を誰が支援(その商品を買う事)するのでしょうか?
電気、ガスから自動車、飛行機・・・・農業だって同じ事がいえますよね。「おいしい野菜を作って 皆に食べてもらいたい」と言う気持があればこそだと思います。
椎茸を栽培して当社に納めて頂いている宮部さんと舩戸さんと一緒にイシハラさんの年末商談に行ったとき 言われた言葉が「売り先が判ると一段と一所懸命に作らなきゃと思っちゃうね」と・・・・これってイシハラさんを思う気持と自分の栽培技術を信じているから出てくる言葉だと思います。
 他人を愛するには、自分を愛することからはじまるそうです。
でも 自分だけ愛そうとすると人間不信になり、結局 あの幼稚園児の母親のようになるのではないでしょうか?但し 彼女の場合は、その他に何か精神的な不安があったのだと思いますが・・・。
我々の仕事においても全く一緒ですよね。

大澤取締役は、世の中はつながっている、それは、人と人がつながっているのを感じると言っていました。その通りだなと思います。つながるには、他人を愛することと自分を愛することだと思います。
ちょっと判りづらいかな・・・・?

平成15年12月

2004年という新しい年がもうそこに来ています。皆さんにとって2003年という年は、どのような年だったでしょうか?この時期だからこそ 自己を振り返ってみてください。
楽しい事、辛い事、うれしい事、悲しい事、など等色々な事があったのではないでしょうか?
できれば1項目づつ挙げて反省してみてはどうでしょうか?何故そうなったのか?それに対し自分は、どの様に行動したかを書きだしてみては如何でしょうか。
 「反省」を下記のように定義したらどうでしょう?
悪いと受け止められる事柄に関しては、2度と同じ失敗を繰り返さない為に行うもの。
良いと受け止められる事柄に関しては、質を高める為にどうしたら良いかを考える。
その反省を踏まえ新たなる決意と共に、2004年という年を迎える事ができれば、ただ時間の経過とは違い、大晦日から元旦へという時間の経過になると思います。

「セレンディピティー」という映画を見た方もあることでしょう。「セレンディピティー」という言葉は、直訳すると「偶然によって予想外な発見をする幸運」だそうです。
例えですが、アルキメデスが王冠に不純物が混ざっているか否かの測定方法に気付き、裸でお風呂から飛び出した話は、有名です。他にも色々ありますが 科学者の大きな発見は、全てセレンディピティーであるという人もいます。
最近私は、この手の話を色んな所で聞きます。「今日の話もここが落としどころなのか・・・」こことは、簡単に言うと「念ずれば花開く」です。つまり、アルキメデスは、王冠に入っているだろう不純物を 王冠を壊すことなくどうしたら証明できるだろうかを毎日思案していたのです。毎日、真剣に考え続けていたのです。風呂のお湯がこぼれるのを見て「おお!これだ・・・」と、気付いたのは実は、偶然ではなく必然であるというのです。アルキメデスが真剣に思い悩んでいたからこそ偶然を装って必然が向こうの方からやってきたのです。
 自分のやりたい事を、「できる」「できる」と念じ自分自身に思い込ませることが実は、偶然を呼ぶわけで、それは、偶然ではなく以前から決まっていた必然なのです。
もう一つ例を。20歳のA君は、真剣にお付き合いする彼女が欲しいと願っていたとします。
A君は、彼女はできるのですが、真剣にお付き合いしたい彼女が現れません。
「何故なんだろう・・・社長のつぶやきとチャウじゃん」とA君は、思うでしょう。
A君は、実は、本当に願っていないのです。色々な女性と付き合い、じっくり自分に合った女性を探したい、本心はもっと遊びたいので結婚をせまられたら困ると思っているのです。だから、A君の前には、真剣にお付き合いする女性は、現れませんし、言い換えれば本当に真剣にお付き合いしたい素敵な女性を求めては、いないのです。
この様な話が私の五感を刺激するのです。という事はもっともっと大きな志を建てろ!と
何処かの神様が言っているのかなと感じています。それももっともっと真剣に・・・・・

2004年を目の前にして 新たなる決意(自分との約束)を建ててみたらいかがでしょう?
新たなる決意を自分自身にやり抜くという強い意思が その決意を成功させる大きな要因と成ることでしょう。