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平成25年3月

桜が突然に満開になった。

2月から3月上旬までとても寒い日が多く、
梅が咲いたのが3月の初めだったと記憶しております。
ここへきて帳尻を合せるが如く一斉に桜が咲き始めました。
寒さの緩みと共に葉物そしてレタス類がお値打ちになってきました。

  今月は目標と計画という事をつぶやいてみたいと思います。
目標がある人生はとても楽しいと思います。

私は、名古屋シティーマラソンの10kmに参加してきました。
23年9月より会社の近くのジムに通い、少しは走れるようになったのと、
何故か女房がマラソンに目覚めた為、一緒にエントリーする事にしました。

平成24年10月のモリコロパークで行われたスウィーツマラソンにも参加し、
自分自身が1時間程度で走る事ができる事を確認した為、
今回のシティーマラソンでは55分台を目標タイムと設定して
練習するようになりました。

科学性の欠けた練習ではありますが、
週に2~3回ジムで走り込んでおりました。

用意ドン!

河村市長のスターとの合図で一斉に走り始めました。

練習方法が違ったなと思ったのは走りだしてすぐです。
ランニングマシーンで走るのと
実際に地面を自分の足で蹴って走るのと全く違うのです。
どれくらいのペースで走ればよいのかが分からないのです。

また、周りにはたくさんの人がいて、とても走り辛く
前のランナーそして横のランナーに接触しながらの走りだしとなりました。

最初の1kmのタイムが6分を超えている・・・・。

こりゃまずいと思い、前の人を追い抜くために右へ左へと縫うように走っていました。

結構なランナーを抜かしたと思います。

しかし、吹上付近の4kmあたりに来たらゼイゼイと呼吸が苦しくなってしまったのです。
あれおかしい、と思ったのですがペースを落としても回復せず・・・。

そんな時に父が応援に来たのを見かけて、
ちょっと父に声を掛けて自らに気合いを入れ直して頑張る。

5kmのタイムが目標の27分から1分遅れの28分・・・。

しかし、6km付近からはもう完全に息苦しくて
走ると言うより歩く速度に毛がはえた程度。

追い抜かして来た人達に
今度は追い抜かされてしまうのですがどうにも足が進みません。
結果として、58分56秒でした。

本当に悔しい。

今回の10kmマラソンはとても学びの多いものとなりました。

まず、練習の方法が全く違っていた事。
実際に地面を蹴って走る事を全くしていなかったのです。

 自分のタイムを決め練習をする。
これは、経営と一緒だなと・・・。

目標に対する計画を立て実行してみる。
いけない、上手くいかない所を修正して又実行する。

そして、目標を達成してゆく。

これからは、練習方法を変えます。
ジムではインターバルトレーニングを中心として練習し
5k~10kは地面を蹴って走り、
次はかならず55分を切ります。

目標があるからこそ計画そして実行することが今がとても楽しいです。

平成25年2月

この冬は寒いです。
地球温暖化という説と氷河期に向かっているという説とありますが
後者に一票を入れたくなるようなこの冬です。

市場に目を向けますと高値で売れないと
葉茎菜は値段が下がり売値頃になると絶対量が足らないので
直ぐに値上げという状況になり、
このひと月は需要と供給のバランスが大変忙しく働いています。

野菜達にとって気温が低く、世間にとっては懐が寒いのでしょう。
暖かくなるまで多分この乱高下続くことでしょう。

話は変わりますが隕石がロシアに落ちました。
20Kmの上空で爆発してもビルの窓ガラスが割れると言う威力の持ち主、
もしあの隕石が地上に落下していたらと思うとぞっとします。

 平成24年度は、後ひと月余りとなりました。
一日という時間がとても早いと感じます。

今年度のはじめ新規顧客獲得等、色々課題を挙げましたが、
できたもの出来なかった物が色々あります。

計画を立て実行すると言う事は実は自分との約束であり、
会社で言えば各部門が各部門の約束を守ると言う事ですね。

その計画を立て一所懸命に実行する所にこそ、
人間的な成長があると考えています。

 「やりがい」がある仕事とか「やりがい」がある会社とか
「やりがい」という言葉を良く使います。

「やりがい」ってどんな事を言うのでしょうか?

 自らの意思で仕事をする事が「やりがい」につながると考えます。
上司に言われた通りに仕事をするだけ。
これには「やりがい」はないと思います。
確かにルールやマニュアルはあります。
それを逸脱して仕事をすると会社としてはまとまりが無く
とんでもない事になります。

しかし、我々を取り巻く環境は日々変化しているのも確かであり、
ルールやマニュアルもその時々で見直してゆく必要があります。
その為
にも毎日、創意工夫していくことが必要であり、
その方が仕事として楽しくないですか?

仕事を変化させてゆく為にも皆が考えカイゼンをしてゆく必要があり、
その為にひとり一人が意見を出し合い議論し合うことが必要だと考えます。

やらされるだけの仕事の中には「やりがい」はないと思います。
仕事に対して自分の能力を出し切ることだと言う事です。

 また、しっかりと仕事をやり遂げた時に周りからの
公平な評価がある時に「やりがい」を感じるのだと思います。

周りからの称賛と尊敬の目で見られる事は
その人を一段レベルアップさせることにつながります。

私自身が販売をはじめた時に成績が上がらず苦労をしていました。

ある月に目標金額を達成する事ができた時、
いつも叱咤激励をしてくれていた佐藤さんより大きな称賛をもらいました。

「よくやった」「これで一人前だ」・・・と。

嬉しかったです。

本当に。

これって「やりがい」ですよね。
周りが認めてあげると言う事は「やりがい」の源泉であります。
勿論、お金に対しても公平な評価は必要です。
 「やりがい」という事を私は、その人の成長であると考えています。
今日できなかった事が一年コツコツと努力をしていくうちに出来るようになる。

指導される立場から指導する立場になる。
自分自身の成長の為にもしっかりと計画を立てそれを実行して欲しいです。

会社は皆が働きやすい環境を整備すると共に皆が人間として成長できる場となります。
そして、公平な評価制度を磨き続けて行きます。

平成25年1月

今年の一月は大変寒いですね。
成人式の日には関東では大雪で大混乱でした。
高速道路が渋滞した為名古屋では茨城産の野菜など
物流にも影響が出ました。
新成人の門出には気の毒に感じでしたね。

中京の各産地においては12月初めの降雪により
葉物を中心に野菜が冬眠?状態となり
葉の厚みは益すけども玉伸びがしないという現象が起き、
入荷減に年末は大変苦労をしました。

一月に入ってもこの現象が続いており
荷物が薄い状況です。
売れて相場が上がるのは活気があってよいのですが、
荷物が集まらなくて高値相場を維持しなくてはならない時は、
商いをしていてもなんだか活気が無く、
どうしようもない状態です。

愚痴を言っても仕方がありませんね。

 日本には書き初めという風習があります。
私は毎年書き初めをしています。
皆さんにもお勧めしますので是非書き初めを行って下さい。

一年のはじまりにその年をどんな年にしたいかというテーマを
持って臨むのと、そうでないのでは一年に大きな違いが出てくると思います。

昨年私の具体的な行動のひとつとして144回ジムに通うと決めました。
実際151回ジムに通い10kmのマラソンを走る事ができました。
痛風の発作が出ることなく体調はとても良くなりました。
人生1回です、豊かな生き方をする為に書き初めを!

 私の今年のテーマは「構造改革」としました。
お陰様で会社は悪くない状態で今年度の計画を推移しています。

これで良いと思った瞬間から下降してゆくのだと思います。
だからこそ、今!改革をしなければなりません。

 構造改革=意識改革だと考えています。

明日も同じであると思ってはいけません。
現状として、明日は今日とほとんど変わりが無いのも事実です。

でも、変わらないと思って明日を迎えるのと、
変わるかもしれない若しくは変えなくてはならないと迎えるのでは
一年後の結果は全く変わってくると思います。

大変な競争の中で我々は商いをしているのです。
今のお客さんが一年後も当社のお客さんである事は奇跡なのかもしれません。
今あるお客さんに本当に感謝です。
また、会社の維持発展のため、既存顧客の他に新規顧客を獲得しなければ、
明日の会社は成り立たないのです。

営業の担当者を中心にそんなことは理解している事も十分に承知しています。

構造改革=意識改革は行動が伴ってこそ
初めて実現したと言えるのです。
計画したものが上手くいかないのは当たり前。

しかし、PDCAを繰り返し、行動し続けることが必要なのです。
構造改革は意識を変え行動を変えることができた時に
達成したと言うことになると考えています。

構造改革の骨子として、第1に若い力を存分に発揮する場を作る事。
第2に会社の新しい利益の源泉を創造する事。

平成25年度の計画を策定する時期になりました。
来期事業計画の中に三輪、小倉、古川がやることが
明確にならなければならないですね。

計画に合せた組織図を作成しましょう。
また、今扱っている商品をなんとか違うチャンネル・お客さんに
販売してゆく方法を具体的に考えてゆかなくてはなりません。

その計画を実践しきった時に構造改革が達成された事となります。
 
今年も力を合せやってゆきましょう。

平成24年12月 No.110

暖冬を予想していたのですが、11月は例年より
気温が低く今月の初旬には雪まで降りました。
葉茎菜・洋菜を中心に品薄状態であり
大変な高値になっています。
こんなに高くて年末年始の注文が出てくるかな?
と不安に思います。

 さて、12月16日は衆議院選挙がありました。
選挙自体は争点が沢山あり、また政党も12政党と
乱立状態で何かよく分からない選挙になりました。
選挙前に自民党優勢という情報が新聞紙面を
にぎわせた途端に株価が上昇、為替は円安に
振れていき選挙日の翌日は株価が
9900円の値を一時つけました。

公共投資を中心とした政治になるのでしょうか?
経済界は自民党がウエルカムなのでしょうね。

零細の建築土木にも仕事が回る様になるのかな?
結果としては自民党が圧勝!
これも我々有権者が選択した結果です。

 私は選挙権を頂いてからは、全ての選挙に投票に行っています。
別段、政治に大変興味がある訳ではありませんが、
やはり、国民の義務だと思うので必ず行きます。

今回の投票日翌日に当社の皆に「選挙に行った?」と
問うと皆が皆「行っていません」と・・・。

 本当にそれでいいのかな?

「私一人投票に行かなくても何も変わらない。」
「どの政党が政権を取ったとしても何も変わらない。」

それが行かなかった皆の言い訳です。

確かに現実はそんなものだとは思います。

しかし、自分の子供達に選挙に行かない姿を
見せていて本当にいいと思いますか?

ただでさえ自分の事しか考えない
子供が増えている様に思います。

先日も地下鉄に乗っていた時の事、
高校生が入口付近に6,7名立って居ます。
そこへ車いすの女性が乗り込んできました。
高校生は見て見ぬふり、車いすの女性は
電車の入口直ぐに車いすを止めるしかなくなりました。

想像通り次の駅から乗り込んでくる乗客には
車いすは大変邪魔なものであり、車いすの女性は大
変にすまなそうな顔をしていました。

高校生に声をかけようかと私自身も悩みましたが、
高校生は携帯電話を互いに見まわし大騒ぎをしております。

お互いが相手の事を見て少し譲るだけで
皆が気持よく地下鉄を使えるのに・・・。

自分の子供はそんなことしない・・・というのかもしれませんね。

でも、現実、親が今の社会の事を考えない・・・

いわゆる選挙にも行かないで本当に子供が
相手の事を考えられるのでしょうか?

親が政治に対する不安・不満を口にするけど
選挙に行くと言う行動は起こさない。

子は親を見て育ちます。
また、親は子を見て我振りを直さなくてはいけません。

地下鉄で居合わせた子供達・・・いわゆる高校生達を
見ていて私自身が子供達にしっかりと後ろ姿を
見せないといけないと感じております。

 10もらって9しか社会(会社)に返さないとすると
社会(会社)は貧困を招きます。
しかし、皆が10もらったものを11返すまたは返そうと努
力していたら社会(会社)は繁栄をします。

貧困になったら会社の存在が危なくなります。

選挙を行くと言う事は繁栄への第一歩であると思います。
国民が国民の義務を最低でも遂行する事が
国の繁栄の第一歩であると思います。

「つぶやき」が「小言に」なってしまいました。
ごめんなさい。

平成24年11月 NO.109

このつぶやきも10年目に突入です。
11月の半ばを過ぎても銀杏の葉っぱが緑のままで
木の上の方が赤く色づいている・・・。
銀杏って黄色く色付くはずなのだけどなと、
ここ数日行き交う街角の木々を観察しています。
やっと秋が深まってきました。

 私が社長に就任させて頂いたのが平成8年33歳でした。
自分では若くもないと思っていたのですが、
周りの皆から若いと言われました。
また、佐藤さん熊ちゃんは30代、
中村さんは20代だったのです。
現在私は50歳となり当社の市場のメンバーも
随分年を重ねて参りました。
そして、社会に対しての責任ある年齢になってきました。

私の父母は87歳、79歳となり、
いわゆる老人と呼ばれる年代になっています。
お陰様で元気に暮らしていて本当に有難いです。

年も年ですからどこかが故障しているのは
仕方がないと思っております。

先日、母が検査の為に3日間入院しました。
実は父は少し痴呆の化が出ているようで、
母が入院している間兄弟が交代で父と夜を過ごすこととなりました。

昔は、威厳があり怖かった父の背中が
本当に小さくなり丸まっているのは、
もうずいぶん前から気が付いていた事ですが、
父の痴呆症状と私自信が向き合うのは、
初めての事でした。

実際、ぼけているのかどうかも事実は
私には判りません。

でも、「今何時だ」と横で寝ている私を
何度も起こすのです。
眠気と反対に父がぼけている姿に少しショックを受け、
父をなだめて布団に入れてやりました。

前に女房から聞いたのですが、
父が「長く生き過ぎた」とポツリと言ったそうです。

また、母は糖尿病から食事制限をしなければならず、
食べるものも本当に限られています。
そんな母の姿を見ていると美味しいものを
食べてそのまま死ねるのならそれも幸福かな?
という事を私自身考えてしまいます。

生きると言う事は老いると言う事なのか?

 先日先輩経営者の方からこんな事を聞きました。
60歳になってから考え方が変わったと。
60歳までは今やっている事が未来ずっと続く事を前提に
・・・いわゆる死という事を全く考えずに・・・
物事を考え組み立てていた。
それが、60歳を過ぎたころから自分の人生の終点から
物ごとを見るようになったと・・・。

いわゆる後何年という尻尾から物事を考えるようになったのだと。

我師はいつも「私には時間がない」と言っているのは
この考え方の違いなのだと私は気が付きました。

そんなことを思い出しながら、
眠気と半分どこがスーッと起きている
そんな意識の中で思いを巡らしながら
老いると言う事は何だろうと考えておりました。

実際、私には老いると言うこと自体が判りません。
だから恐怖心もありません。

でも、事実として父が随分老いた姿を見ていて
潜在的に自分の明日の姿を見ているのにも気づいています。

「自分らしく生きる。」

そんな言葉が朦朧とした意識の中ふっと出てきました。
老いる事を恐れるより自分らしく生きればいい。

そんな結論を出した途端、眠りについたようです。

「自分らしく生きる」世の為人の為になる人生が
送れたら本当に最高です。

それは、石橋青果の発展であり、
社員皆の物心両面の幸福をより豊かに実現する事が第一歩です。
その為にはお客さんが喜んでくれる商いをし続けないといけません。

つまらん、つぶやきにお付き合いありがとうございます。 

平成24年10月 NO.108

10月ってこんなに暑かったかな?と感じています。
15日を過ぎても日中はTシャツ一枚でも全く問題ない日が続きました。
しかし、ここ数日は朝夕の気温が15度近くなったので
コンビニのおでんが美味しそうに見え始めました。

今年は台風の影響が無いのとこの暖かさの為に
11月から12月初旬のキャベツや大根等の露地野菜は
暴落するのかなと想像をします。

安値ばかりだと日本の生産者がいなくなってしまう・・・・・・?

第2四半期が終了しました。
お陰様で何とか利益を出すことができました。
支えて頂いているご家族に本当に感謝します。
利益を還元できるようにしてゆきます。

10月は、車の保険料の支払いがある為、
その年の交通事故を振ります。

若い社員が増えたと言うこともありますが、
この3年は事故がとても多くどの様に対策してよいのか、
思案に明け暮れています。

保険料を見ると一目瞭然で、
21年がメリット11%
(これでも昔より相当悪くなっている)であったのが
22年デメリット19%、
23年デメリット27%、
そして、24年はデメリット77%となりました。
相当な額の保険料を払うことになりました。

お金で済んでいるうちは、まだ良いのかもしれません。
相手と自分の身体そして命に影響が出てからでは手遅れです。

事故を起こしたらいけないという自覚を強く持って頂きたい。
命を守るために『スピードの出し過ぎ』『車間距離の確保』
出会いがしらを防止する為『出てくるだろう運転』の徹底をして下さい。

 今月、平針の安全運転協会より所長に来て頂き、
事故防止の為の教室を開催してもらいました。

その話の中で家庭円満が交通事故防止につながるとの話を聞きました。
けんかをして、いらいらした状態で運転をすると事故の原因になると・・。

心と体を常に健康な状態にしておくことが交通安全につながるとのことですので、
どうぞご家庭では笑顔で送り出してください。

また、集まることのできた社員にはクレペリン検査をしました。
検査の結果をよく読んで、過信することなく、
自分の運転の癖を知ってどうぞ、安全運転に心掛けて下さい。

平成24年9月 NO.107

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、
今年の9月は暑いですね。
でもやっとこの頃は、朝晩が涼しくなってきました。

6月から順調に入荷していた野菜が
この9月中旬にショートしました。

昨年の野菜が高すぎましたが、
今年のお盆は安すぎました。
出荷者の生産意欲が下がってしまったのもあるのでしょうね。

日本の皆さんに沢山の野菜を食べて欲しい。
また、我々が野菜の消費を促す活動をすることが
必要だと痛感しています。

7月に定年退職をした融子さんに続き、
10月で松本さんが定年退職となります。

融子さんは30年と言う時を石橋青果で
一所懸命に働いてくれました。
松本さんは、ほぼ44年間在職してくれました。
石橋青果が創業46年ですから石橋青果の礎を
担っていただいた事は間違いの無い事です。

そういう私も松本さんには叱られ、
激励され、販売者として育てていただいた事を
昨日の様に思いだします。

改めて融子さんそして、松本さん石橋青果を支えて頂き
心より感謝致します。

ありがとうございます。
 

感性論の芳村思風先生は、人間は歴史を
作るために生きていると言われます。

はじめこの事を聞いた時、
言っている意味が良く判りませんでした。

歴史を作るというだいそれたことを
一般の人々が作っている訳が無いと。

聞いた当時、私自身が歴史を作っている
と言う感覚が全くないのです。

歴史と言う言葉の認識は、信長秀吉家康の様な
傑出した大人物が作っている物だと思っていましたから・・・・。

しかし、今、人間は生まれてきて
各々の歴史を作っていく事がはっきりとわかります。

生まれてから育った各々個人の歴史を作っている。
そして、各々が関わった人々と共に新たな歴史を作り続けている。

これは、融子さんと松本さんが石橋青果の礎となる
“働く風土”や“お客さんへの接し方”を、
前石橋社長の思いを受けて作り続け、
我々後輩に指導してくれました。

これが歴史を作っていくと言うことなのだと。

石橋青果には、今、働く仲間が段々大所帯になってきました。
その中には新卒として当社で初めて社会人になった仲間もいます。

一人一人が自分の歴史をつくってゆくと言う認識を
持って頂けたらいいなと思います。

自分の歴史を自分が作っているという自覚があれば、
その歴史を自分が納得した物にしたいと考えるのが
常だと思います。

確かに自らの過去を振り返ると
不出来な出来事に苦笑してしまうことが多々あります。
しかし、それは自分が成長した証なのでしょう。

自分の歴史を自分が作っていると自覚をすれば
未来に向かっていく自分の姿勢はプラス思考になっていくと思います。

人間誰しも今より良くなりたいとか豊かになりたいとかと考えた方が
わくわくします。

是非、石橋青果で働く皆さんが自らの歴史を
作っているのだと言う自覚を持って頂きたい。
個人が良き歴史を作っていくことは石橋青果
そして社会、日本が良くなっていくことに必ず繋がってゆくからです。

今いる皆さんが働き続けられる会社を作り続け、
新しい仲間がどんどん増えてゆく
その様な未来が膨らむ石橋青果にしてゆきたいと考えています。

100年企業を目指して!

平成24年7月

九州をはじめ各地でゲリラ豪雨が発生しました。
各地で被災された方には心よりお見舞いを申し上げます。

梅雨明けした後、各地で35度を超す酷暑かと思えは
25度を下回る気温の日が続いたり、
不安定な気象がこれからも続く様子です。

北海道等夏の産地は今現在順調な作柄で
推移していますのでこの調子ですくすくと
農作物が育ってくれる事を祈るばかりです。

連休に富士山に登ってきました。
下界は35度を超える暑さだったので
頂上の気温が10度以下と言う感覚がどうもわかりません。

富士山に登った事のある女房のアドバイスをもらいながら
雨具、厚手のシャツ、ヤッケ等をタンスから引っ張り出すものの、
ザックが一杯になるのをみて、何を置いていこうかと
自分自身で思案をしておりました。
(結果として全て持っていったのですが)

8合目の山小屋までは雨もほとんど降らず
御在所、伊吹山と違い涼しく快適に到達する事が出来ました。

山小屋でカレーライスを頂き、1本600円の缶ビールを呑み
(気圧が低いせいかとても泡がクリーミー)
明日の晴天を期待しながら仮眠。

しかし、翌日1時に目を覚ますと土砂降りと言うか
下界でいう台風並みの気象。

でも、ここまで来たからには頂上へ登りたい。
登っているうちに晴れるかもしれないと言う
淡い期待で一緒に行った仲間と共に頂上を目指すことにしました。

歩き始めて女房が厚手のシャツとヤッケを持っていけとういう
アドバイスに感謝!

歩いている時は何とか体温が保たれているので体は暖かでしたが、
軍手しか用意していなかったため兎に角手が冷たい。

ちぎれるような感覚のまま暗闇の登山を続ける。
1時間程度で9合目に到着。

しかし、山小屋は開いてない。
その上風は8合目の比ではなく強く冷たい。
このまま頂上へ行っても何もなければ
また暗闇のまま下山しなければならない事を
想像するとぞっとする。

そんな事を考えていると山小屋の陰が
空いていて風が少しよけられる場所があったため
そこで1時間待ってから登ることにした。

しかし、風がある程度よけられると言っても
体はぶるぶる震え続ける。
名古屋の冬でもこんな経験はない。

時計がやっと4時を指し頂上を目指すことに。

登り始めやっと体が温まり始めたころに
だんだんと夜が明けてきた。

明けてくると共に風が下から上へ吹いている事が
はっきりとわかる。

それも雨で痛いと思っていたのが
実はみぞれ交じりのブリザード状態!

氷の粒に悩まされながら、泣きたい気持の中
なんとか頂上へ到着。

晴れるかもという淡い期待もむなしく、
帰りの無事を山頂の神社に祈願を
してそのまま下山。

兎に角、顔に当たる氷の粒が痛い。

止まるのも地獄、
歩いても地獄、
だったら歩くしかない。

一気に7合目まで下山。

でもブリザードみたいな風はやまない。

登山者の渋滞の列が長くなる。

痛かった風も気がつくと暖かく感じられる。

6合目の看板にホッとすると共に
もうすぐ5合目と思うとなんとなく足取りも軽くなる。

また、強い雨から下山するにつれて、
ガス状態になり、気がつくとそのガスも薄くなっていました。

なんとか、無事に下山し帰名しました。

下山して聞けばその日頂上付近々の気温は0度、風速21mだったとか・・。
台風でもこんな風をほとんど経験していない。
女性や子供が飛ばされているのもの納得してしまいました。

「頂上へ」という目標は大変苦しいおもいもしましたが、
一歩ずつではありますが歩き続ければ必ず登れる事を
体感して帰ってきました。

先日、社内研修で取り上げた「奇跡のリンゴ」の木村さんではありませんが、
あきらめずに目標に向かう事の大切さを教えてもらえた富士山登山でした。

今、数日経ち少し悔しさが込み上げています。
富士山からちょっとでいいから、いや、素敵なご来光を拝みたい!
晴れた青空を富士山からみたい。

そんな気持ちが・・・。

平成24年6月

6月に台風が日本に上陸するのが8年ぶりだという事でした。
台風4号は、これからかな?なんて思っていたら駆けぬけてくれました。
最小限の被害に留まったのではとほっとしております。

統計として、6月に台風が上陸すると冷夏になる
ということなので夏野菜の高騰がとても心配です。

 人間今までやってきた事をそのままやっていた方が
楽に決まっています。しかし、環境の変化はそれを許してくれません。

大きくはお客さんのニーズは常に変化し、
アメリカ・中国などの輸出入も同じという事はあり得ません。

また、身近な所で、家族に目を向ければ自らの結婚、
子供の教育にかかる費用、介護にかかる時間と費用などなど、
周りの環境は常に変化をし続けています。

会社は、社会という世の中に漂っていると考えるといいのかもしれません。
漂っているという言葉を使うのが私は好きではないので
生かされていると言った方が良いのかもしれません。

生かされるためには会社を必要とする方々が誰であり、
何を必要としているかを考える事です。

「誰」と「何」は常に変化しているのです。

それも相当な早さで変化をしています。
この事を考えれば会社が変化をせずいると言う事は、
勝ち残りは絶対にあり得ないと考えます。
 
3年先の当社を考えると今の顧客、商品だけでは勝ち抜いてゆけないと考えます。
その為、新規顧客獲得、新商品・新産地開発をしてゆくことが必要です。
この2つをプロジェクトとして進めてゆくことに決め、組織変更をしました。

 もう一つたらない物があると私は考えています。それは新規事業です。
今の石橋青果がそして働く人と家族が幸福になるためには、新規事業が必要であると考えています。
当社はお金が潤沢にある訳ではありません。
しかし、今から準備しておき、名古屋市中央卸売市場が無くなったとしても
石橋青果という法人格が勝ち残るために次の準備をする事が必要であると考えています。

その為には皆さんの知恵と勇気が必要です。

変わる事はとても面倒だし辛い。

しかし、そこに留まっていても環境が変わり、
そこには何も無くなってしまいます。

力を貸してください。
一丸となってやってゆきましょう。

平成24年5月

平成24年5月
5月に入り突然春から夏になった感があります。
街を行きかう人は半袖姿がほとんどです。

しかし、キャベツ大根など露地野菜の作付の遅れは顕著に表れています。
また、関東産地の風評被害もとても厳しく学校給食を初めとして
産地指定をしてくる業界が多く、
担当者の方々においての苦労は並大抵でないと思います。
 
 また今月は一生に一度のみ見られたら幸せな金環日食もありました。
名古屋で見られた金環日食は7時半ごろ
その頃は丁度八百屋さんの仕入れの時間・・・
でも、やっぱり皆さんひと目でも見ようといった感じで欠けてゆく 
そして、満ちてゆく太陽を皆確認していました。

私自身もちょっとのつもりで見上げた瞬間、
曇っていた太陽が晴れそこから確かに金環が・・・
凄いと思いながらも金環日食用の眼鏡ではなく見てしまったため、
目をつぶると流れ星が目の中で右往左往していました。
 
 中国チンタオへ行ってきました。
中国の成長の速度が鈍ったとマスコミを通して聞きますが、
とてもそんな感じではありません。

2年前確かにビルの建築を見ないなと思ったのですが、
今年は相当の建設ラッシュだと感じました。
チンタオ中心部から車で20分程度の所に開発中のビルがあちらこちらに!
所得のあがた人々が相当増えているのだろうと・・・。

今回特に感じたのは街往く女性がとても綺麗になった事です。
それは、美白だとか化粧のせいなのでしょう。
中国の女性で化粧をするのは芸能人か夜のお姐さん・・というのが定番でした。

しかし、アンダー30ぐらいからかな?女性が垢ぬけた化粧をしているのです。
随分所得もあがってきて、食べるため仕事をするから楽しむために仕事をするに
変わってきていると実感しております。

綺麗な女性は食事をする所も選びます。
よって昔ながらの裏路地の定食屋の様な綺麗でない
飲食店はどんどんなくなっています。

1元の揚げパンもなければ5元のラーメンも街中から消えています。

 また今回、チンタオ湾に架かる世界一長い橋を渡りチンタオから安丘へ
                                 (安丘は産地です)
行って参りました。時速100km以上で走っているのに
中々向こう岸につかない。日本に帰って調べたら41.58kmあると知りびっくり、
良くこんな橋を作る事を考えたものです。
政府の権威を示すためなのか・・中国の仕事の速さと技術の高さをアピールしたいのか?
でも、面白い事に高速道路で2時間走り産地に入ると昔にタイムスリップしたと感じます。
そこは昭和30年代の日本があり、5年前の中国都市部の裏路地の風景が常であります。
高度成長の日本もこんな様子だったのかな?と感じています。
でも確実に農村部の収入も上がっています。
そして、経済の成長に中国国民が皆期待し、幸福感を感じているのは確かだと思います。

中国にあって日本にないもの、それは未来への期待感なのかなと感じます。
中国の若者は将来希望があるからこそ一所懸命に自分を磨くため
真剣に学校で学び社会で働いています。
その姿は、日本のはたち前後に感じないものです。
そしてもう一つは、いま日本人はやらない理由を述べますが、彼らはやれる理由を述べます。

この違いが大きい!

小日本に日本人がならない事を祈ると共に石橋青果で働く皆さんは自らを
成長させるために、仕事をして欲しいと思います。